【企業研究】金融業界のお仕事研究 主な業種・職種・適性などを紹介します

就活準備, 就職活動, 企業研究
2022.11.27
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投稿したユーザー : shigehiko21

就職活動を行うに当たって企業研究はとても重要です。

自らの適性を知り、目指す業界が自分に合っているかを確認するために企業研究を行いましょう。

今回の記事では人気業界のひとつである、金融業界について紹介します。

金融業界といっても種類や業種も様々です。

金融業界の特徴、種類、適性など知って企業研究・業界研究の参考にしてください。

金融業界とはどんな業界?

様々な形でお金に関わり、経済活動を支えているのが金融業界です。

金融とは『お金を融通する」という意味で、お金を貸し付けたり、お金を預かったり、増やしたりと、その名の通り、お金にまつわる業務に従事します。

金融系の企業とは?

金融系の企業はメガバンクをはじめ、日本を代表する大企業が中心です。

様々な種類がありますが、グループ企業や系列会社も多くあります。就活生からの人気もあり、内定を取るためには、早めの準備や、対策をしっかり取り組む必要があります。

金融業界の種類

金融業界の業種も銀行をはじめ多くの種類があります。

以下、金融業界の主な種類を紹介します。

銀行

金融業界の代表的な業態としてまずは銀行業があげられます。銀行の主な業務には、預金業務・貸付業務・為替業務があります。顧客から預かったお金を運用などによって金利分を戻すのも銀行の大きな役割です。

貸付業務は預かったお金を企業や個人に融資を行い、利息を取ることで利益を得ます。社会全体の経済活動を支える重要な業務と言えます。為替業務は、円・ドルの売買などをイメージされる方も多いかと思いますが、ここで言う為替業務は振込や送金のことを指します。公共料金や企業への支払いなどお金を循環させる重要な役割です。

証券会社

証券会社は文字通り「証券」を扱う会社です。

業務の種類として、ブローカー業務、ディーラー業務、アンダーライティング業務などがあります。ブローカー業務は株の売買の仲介で、仲介手数料で利益を得ます。

ディーラー業務は証券会社自身が株を購入し、購入額よりも高く販売することで利益を得る形態です。アンダーライティング業務は、企業は発行した株を販売し、販売益を得ます。企業動向など注視し、株式市場を活性化させる事業と言えるでしょう。

保険会社

金融業界のなかでも人気が高い業種が、保険会社です。

不測の事態に備えたい人たちからお金を集め、その事案が発生した時に顧客に保険料を支払います。

大きく生命保険、損害保険とあります。損害保険の中にも様々な種類の保険商品があり、市場規模もとても大きな業界です。

クレジット・リース

消費者が商品を購入するときの代金の支払いを様々な方法で立て替え、消費者や加盟店舗から手数料を得て、利益としています。

キャッシュレス決済の普及やECサイトの利用などでクレジットカードの利用件数も伸びています。他のポイントサービスとの連携などもすすみ、業界全体の需要もひろがっていくと予想されています。

リース会社は企業が備品や設備を導入する際に購入を代行し長期に貸し出しを行います。クレジット系の会社でリース事業も行っている会社も多く、関連性の高い分野です。

政府系金融機関

銀行は多くは民間事業者ですが、金融機関の中には政府系の機関もあります。

出資金の多くを日本政府が拠出しており、政策に直結する事業支援などを目的を達成するために設立されています。以下の機関があげられます。

日本政策金融公庫・日本政策投資銀行・国際協力銀行・商工組合中央金庫・沖縄振興開発金融公庫

それぞれ、独自の目的や役割があり国民の生活や経済発展に直接貢献をしています。

金融庁

金融業界全体を管理・監督する行政機関が金融庁です。

国の機関として銀行業界など、各種金融機関が法令に則って経営され、安定した金融システムの構築を政府として担い、日本経済ならびに国民の生活の質の向上を金融行政を通じて目指します。

金融業界ランキング

有価証券報告書から、金融業界の売上(収益)と利益(経常利益)の業績ランキングを紹介しまします。

人気の金融業界の中でもさらに人気の会社が並んでいます。

売上ランキング

1位 三菱UFJFG 60,253億円

2位 第一生命HD 47,303億円

3位 三井住友FG 39,023億円

利益ランキング

1位 三菱UFJFG 10,536億円
2位 三井住友FG  7,110億円
3位 第一生命HD 5,528億円
2020年~2021年実績
売り上げ規模をみても巨大な市場であるということが分かります。

金融業界の職種や向いている人

ここでは、金融業界の主な職種とそれぞれどんな人が向いているかを紹介します。

業界特有の専門的な職種もあります。

営業

他の業種、同様重要な職種である営業職。仕事の内容として個人向け、法人向けとに大きく分かれます。個人向け営業では顧客の資産運用に関してのアドバイスや様々な金融商品のなかから顧客のニーズにあったものを提案します。

法人向けの営業は融資の案内や企業の資金繰りに関するアドバイスなど行います。顧客企業の経営に直結する重要な業務です。

顧客に寄り添い、それぞれの顧客にあった金融商品を提案できるコミュニケーション能力や、提案力が求められます。顧客のニーズに応えられる柔軟性・対応力も必要です。

バックオフィス

総務、労務、人事等、企業経営の中で不可欠な部門を担当する職種を、バックオフィスと呼びます。経営数値の管理や顧客からの問い合わせ対応、契約書や書面で管理すべき重要な書類などの管理・整理などを行い、営業部門やマーケティング部門の支援を行います。

経理業務などは数字の正確性が求められ、人事・総務なども細かい仕事をコツコツ丁寧に行えうことが必要です。バックオフィス系の業務は正確かつ、効率的に行える人が向いていると言えます。

ファイナンシャルプランナー

各個人の資産運用に関してアドバイスを行う資格者を指します。

企業に所属せず独立して活動しているファイナンシャルプランナーもいますが、金融業界で活躍する営業職がこの資格を仕事

に活かすことも多くあります。豊富な金融全般の知識を得て仕事に生かす力が必要です。

ファンドマネージャー

個人や法人など、各顧客から預かった金融資産などを運用し利益をあげ、顧客に還元する仕事。

金融の専門家として、様々な知識、情報から利益があがる投資先を見定める情報分析能力が必要です。

莫大な金額を扱うため、強い精神力が求められます。独立して活動するファンドマネージャーもいますが、投資信託会社や運用会社に勤務をしている人も多くいます。

証券アナリスト

金融業界に関する様々な情報を収集し、細かく分析する金融のスペシャリスト。
企業の実績はもちろん、経済状況・政治・国際情勢・新たな科学技術・流行など総合的に社会の動きを捉え、今後の経済動向や市場や企業の将来性について予測をします。証券会社や金融機関に所属して勤務する方が一般的です。

金融業界で必要なスキル・資格は?

人気の業界である金融業界で必要なスキルについて以下紹介します。

エントリーシートなどの自己PRを記入する上での参考にしてください。

コミュニケーション能力

他業種同様、顧客がどのようなニーズを持っているかを引き出し、自社の商品を提案する上で金融業界でもコミュニケーション能力は強く求められます。面接試験でもまず最初にチェックされる能力と言えるでしょう。

柔軟性・対応力

金融業界は、経済や政治など社会の変化に大きく影響をうけます。時代の変化に即座に対応できる柔軟性・対応力が求められます。

精神力

莫大な金額を扱うこともあり、精神的なタフさも求められます。顧客企業の経営状況などをシビアに分析する冷静さ、難しい判断を迫られる場面も多々あり、強い精神力が必要です。

証券外務員2種

証券外務員とは、金融商品の勧誘や販売を担当する人を指します。この証券外務員になるためには資格試験に合格する必要があります。証券会社ではもちろんですが銀行をはじめとした金融機関に勤務する場合、必須の資格と言えます。証券外務員資格には一種と二種があり、取り扱える金融商品の範囲が異なっています。まずは株式・国債・公社債・投資信託等を扱う2種の取得が求められます。

まとめ 金融の業界研究を進め、理想の職場をみつけよう

今回の記事では就活生に人気の金融業界の業種・職種・主な企業などを紹介し、金融業界に必要なスキルや適性について解説しました。

就職活動では、自己分析で自分の特徴をしっかり把握した上で、志望する業界を深く研究し、業種・職種を知ったうえで各企業が求める人物像を捉え、自分自身をPRする必要があります。

今回の記事を参考にして、より深い企業研究をすすめ、自分にあった理想の会社・仕事を見つけてください。

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