【職種研究】食品業界の仕事内容とは?やりがいや有利な資格を解説

就職活動
2022.10.22
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投稿したユーザー : masumin01

食品業界は、生活する上で欠かせない衣食住の「食」の部分です。

人間の体を作る上でとても大切な部分であり、安心・安全なものをお届けするための使命を担っています。

大手企業の食品メーカーや菓子メーカーなど、知名度が高く有名な企業はたくさんありますよね。

そんな食品業界で働きたいと考えている方は、実際の食品業界の仕事内容や、あると有利な資格などはご存知ですか。

こちらでは、食品業界に関する仕事内容と有利な資格、やりがいについてご紹介します。

食品業界はどんな仕事?

食品業界の主な仕事内容についてご紹介します。

会社を経営する上で必要な人事や財務なども含め、開発・マーケティング・営業など様々な仕事があります。

研究開発・生産技術など

研究開発の仕事は、新しい商品を生み出すための機関で「こんな商品を作ってみたい・あったらいいな」を実現する仕事です。

主に基礎・応用・商品化に分類され、それぞれの大切な役割を担っています。

多くの食品メーカーでは一つの食品を生み出すためにチームを組み、味の調整・季節ごとの商品開発・新規商品の開発など、様々な案件を抱えており一つの商品に対して大勢の人が関わっています。

生産技術に関しては、安全性の高い商品をコストをかけずに作り出す技術のことを指します。

世の中に出ている様々な商品がありますが、メーカーにより似たような商品もたくさんあります。

それぞれの商品を生み出すためにどれくらいのコストをかけるのか、どれくらいの利益を生み出すのかは各メーカーの技術力にかかっています。

マーケティング

マーケティングは、事業の拡大・開発を行う仕事です。

市場のリサーチを行い、過去から現在までのメーカーの動向・流行などを調査し、消費者の声をもとに商品化に繋げます。

新商品の企画の他にも、新商品を販売するための営業戦略や広告・宣伝、売上のデータ分析など仕事内容は多岐にわたります。

良い商品を開発し、その商品の良さを市場に認知してもらうにはマーケティング力が問われる大切な仕事です。

「商売上手」とは、マーケティング力が高いということ。

売れる商品を生み出すには、開発だけでなくマーケティング力が大きな影響を及ぼします。

商品生産・生産管理

商品生産・生産管理では、商品を生産する際に求められる品質やスペックを管理・実現する仕事です。

生産管理は、季節や天候によって変動する原料の調整なども考慮しながら管理を行うため非常に難しく、商品を供給する上でとても重要な役割です。

商品の生産工程や工場のスケジュールなど、それぞれの部門でベストな納品を調整し、顧客が求める納期に合わせて全体の管理を行います。

営業

営業は食品業界に限らず、どの業界においても重要な役割となります。

食品業界の営業は、食品メーカーや食品卸売会社、レストランなどの外食産業への営業があります。

新たに開発された商品を世に浸透させるために、市場のトレンドや同業者の情報をリサーチして、マーケティングや商品の開発部門へ共有し自社商品を広める大切な役割を担っています。

営業は、不特定多数の人との関わりがあるため、高いコミュケーション能力が必要になります。

その他(人事・総務・財務など)

食品業界にも経営企画、人事、経理、財務、総務などの仕事があります

経営に関する戦略、立案など、会社のトップが行う仕事内容は、会社の運営を行う上で重要です。

また人事は採用・教育・研修などの役割を担っており、会社を作る上で大切な人材を育てる役割です。

経理は、運営状況と資産状況を管理するための資料作成、整理、保管をしています。

運営に関する全てを数値化し、管理・分析することで、経営状況を判断する役割があります。

食品業界で有利な資格や求める人材は?

食品業界の仕事をする上で国家資格のような必須の資格はありませんが、あると有利になる資格はります。

また食品業界に携わる上で、どんな経験があると採用されやすいのかについてもご紹介します。

あると有利な資格

食品業界で役に立つ資格は、次のようなものです。

  • 食品表示検定
  • フードアナリスト
  • 調理師
  • 貿易実務検定
  • QC検定
  • 食品表示検定は、食品製造や流通に関する専門知識を見つける資格です。

    食品の原材料や栄養成分の基礎知識、食品表示の責任者に向けたスキルなど幅広い知識を学ぶことができます。

    試験レベルは初級・中級・上級の3種類があり、上級に合格している人は食品表示の専門家と言っても過言ではなくとても有利になる資格です。

    フードアナリストは、一般社団法人の日本フードアナリスト協会の民間企業によって運営されており、食に関する歴史や食文化に関する知識などを身につけます。

    調理師は食品に関する衛生面や調理法の知識を身につけ、貿易実務検定では輸入出に関する物流の動きなどを学びます。

    最近では輸入商品や輸出商品を扱う食品メーカーが多く、これからも増える可能性があるため貿易実務検定を持っていると非常に有利になることが考えられます。

    QC検定とは品質管理の手法に関する知識を身につける検定で、品質管理や種類などによってレベルが分かれています。

    QC検定は食品業界だけに限定されることなく、幅広い職業で役に立つでしょう。

    求める人材や活かせる経験

    食品業界では様々な職種がありますが、食品業界経験者はもちろん食に関しての興味・関心や責任感や誠実さも大切です。

    食品に関して興味を持つこと、さらに消費者に対して安心で美味しい商品を届けたいという思いをアピールするといいでしょう。

    食が好き、強い興味を示しているだけでなく、美味しいものを求めて食探しをしたり、新しい商品に興味を持てる人も食品業界においてはとても重要なポイントです。

    特に開発部門に携わる仕事の場合は、「旨味・塩味・甘味・酸味・苦味」などの味の違いが分かる味覚感覚を持っている人は食品業界に向いていると言えるでしょう。

    また、真面目で誠実に働くだけでなく、研究開発や生産技術の仕事では新商品に対する発想力も重要です。

    新しいことに挑戦できる人、市場のトレンドのリサーチなど消費者目線で取り組める人、安心・安全な商品を作り出す使命感を持っている人が求められます。

    食品業界のやりがいとは

    食品業界は、直接生活に関わる仕事なので消費者の声を短かに感じることができます。

    そして、自分が開発した新商品が店頭に並んでいるところを見ることができ、その商品を手にとっている消費者を観察できるメリットもあります。

    自分が開発担当した商品は、実際に商品化することもあれば、不採用になることもあるでしょう。

    しかし、商品化したときの達成感は今後のモチベーションにも繋がり、やりがいを感じることができる仕事です。

    さらに、こんなやりがいも感じることができます。

  • 食を通して人を幸せにできる
  • 生活を豊かにする
  • たくさんの人を笑顔にできる
  • 新しいことにチャレンジできる
  • など、消費者の声を身近に感じられることは食品業界の特徴です。

    食は人々の生活の一部であり、美味しいものを食べられると幸せな気持ちになりますよね。

    そんな気持ちをたくさんの消費者に届けることができる仕事です。

    職種研究で食品業界を探してみよう!

    職種研究では、様々な食品業界の仕事を紹介しています。

    食品業界では様々な仕事内容があり、どの仕事も重要でなくてはならないもの。

    どの職種においても「真面目さ・誠実さ」は大切な要素であり、さらに積極性・責任感も問われる仕事です。

    そして食に対して興味があること、食が好きなことは大前提として、誰かを喜ばせることが好きな人にも向いている仕事です。

    特別必要な資格はありませんが、食品表示検定やフードアナリストなど持っていると有利な資格や活かせる経験がある方は、積極的にアピールしましょう。

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