投稿したユーザー : agentgate
ガクチカとは学生時代に力を入れたことや、学生時代に頑張ったことです。
就活で聞かれる定番の質問でしょう。
就活生はまずガクチカを考える必要がありますが、「どんなエピソードが良いか分からない」「学生時代に頑張ったことって何だろう…」と悩んでしまうケースも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、評価されるガクチカの定義を解説するとともに、内容別のガクチカ例文8選を紹介していきます。
どんなガクチカを書けばいいか分からない、という方はぜひ参考にしてみましょう。
まず意識しなくてはいけないのが、論理的に説明されているかという部分です。
企業側がガクチカを通じて知りたいことは、「候補者が論理的に説明する能力があるか」という点になります。
「学生時代に1番頑張ったことは〇〇→1番頑張ったと感じる理由→具体例→結論」という流れで説明すると、論理的な思考を持っていると判断されやすいです。
エピソードとアピールポイントの因果関係を明白にし、説得力のある内容を目指しましょう。
ガクチカのエピソードから、自分の人柄や価値観が伝わるように工夫しましょう。
企業側は、候補者の持つ考え方と企業の方向性がマッチしているか判断しているためです。
例えば、苦しい境遇のときでも、諦めずに解決策を練って挑戦できるような人物なのか、周りの意見を尊重できる協調性のある人物なのかなどを見極めます。
学生時代に特別な経験がなかったとしても、アルバイトや部活動、サークルなどのエピソードを通して、自分がどのような人物であるか伝えることが大切です。
ガクチカを説明する際に、結果や成果を数値などで表すようにしましょう。
結果に対する感想など、主観によって感じ方が異なる曖昧なアピール方法だと、企業側は具体的なイメージを持つことができません。
例えば、「陸上大会で入賞して、達成感を味わった」よりも、「陸上大会で記録を0.5秒縮めて3位に入賞した」という表現の方が、具体的にイメージすることができます。
説得力のあるガクチカにするために、なるべく結果や成果を数値や%などでアピールすることを心がけましょう。
ガクチカは論理的に説明されていなければ、いくら頑張って書いたとしても企業側には伝わらず、意味がありません。
また、成果などを伝えるときは、数値を用いてアピールすることは当たり前です。
評価されるガクチカの書き方を知っておかないと後悔することになるのでしっかりと押さえておきましょう。
ここでは、ガクチカの例文を内容別に8選紹介していきます。
「ガクチカが思いつかない…」「お手本を知りたい」という方は、ぜひ参考にしてみましょう。
私が学生時代に頑張ったことは、カフェバーでのアルバイトです。
元々コーヒーが好きで、コーヒーの知識を増やし、魅力を伝えたいと思い、このアルバイトを選びました。
お店の課題として日中の学生や主婦の利用は多いものの、夜間に訪れるお客様が少ないというものがありました。
この課題を解決するために、仕事帰りの女性に向けた「女子会プラン」や写真映えするデザートの考案、デート利用するお客様を増やすためにカップルでの来店で割引企画などを行いました。
その結果、夜間の利用者が25%増、夜間メニューのほうが単価が高いこともあり、売上も30%上昇しました。
私は以上の経験から課題に直面した際、諦めるのではなく「どうしたら解決できるのか」を考えて、具体的な施策を行うことで課題を打破できることを知りました。
学生時代に頑張ったことは、大学のダンスサークルでの活動です。
私が所属しているダンスサークルは100名以上が所属する大規模なサークルで、その中で副部長として活動していました。
100名以上をまとめあげるのは大変で、時には意見が割れたり、衝突したりするケースも多々ありました。
そんなとき副部長として意識していたのは、円滑なコミュニケーションを図ることです。
部長がサークルを引っ張ていく分、副部長はサークルの和を重視する必要があると感じていました。
ダンスはチームワークが非常に重要です。
悩みを抱えている部員や伸び悩んでいる部員には積極的に声をかけ、全員が同じ方向を向けるように努力しました。
その結果、衝突が絶えなかったチームはまとまり、大会に出場してもチームワークの良さを褒めていただけるようになりました。
4年生で出場した大会では過去最高の2位の成績を残せたのも、チームワークを重視できたからこそだと考えています。
私が大学時代に最も力を入れたことは、大学2年から所属した心理学のゼミ活動です。
元々幼児教育に興味があったのに加えて、感情や行動の仕組みについて興味があり、子どもの心理に関するゼミを選択しました。
ゼミ活動では、書籍や論文などを通して心理学の基礎を学ぶだけではなく、実際に幼稚園に行って子どもたちの行動を観察する実験演習も行いました。
実験演習では、子どもたちのコミュニケーションを通して、子どもがどのようなことに興味や関心を向けやすいか観察しました。
最初は私とコミュニケーションを取ろうとする子どもは30人中5人程度でした。
しかし、子どもたちが分かりやすいように質問をしたり、一緒に行動したりすることで、子どもたちが積極的にコミュニケーションを取ってくれるようになり、最終的に30人中25人に興味を持ってもらえるようになりました。
私は、以上の経験から、結果を出すためには現状を把握して課題点を見つけ、状況に応じた対応を取ることが大切であると学びました。
学生時代での最も印象深い出来事は、大学3年時に行ったニュージーランド留学です。
半年間、クライストチャーチという街にある語学学校で勉強しました。
アメリカで働いていた父親の影響で、元々語学に興味があったので、実際にコミュニケーションを通じて英語を学びたいと思い、留学することにしました。
留学前のTOEICの点数は650点だったので、850点以上を目指すことを目標にしていました。
実際にニュージーランドでの生活がスタートすると、自分の言いたいことが伝えられずに困る場面がいくつもありました。
特に、体調を崩した際に、自分の状況を英語で伝えて、薬局で薬を買うのが大変だったことを覚えています。
しかし、コミュニケーションに失敗した場合でも、失敗した理由を客観的に判断し、どのような単語を知っていれば、自分の状況や考えを伝えられたのか考えるようになりました。
結果的にボキャブラリーや文法の知識が身につき、TOEICでは目標にしていた点数より高い900点を取ることができました。
私はこの経験を通じて、失敗をして悲観的になるのではなく、次に生かそうとする姿勢が重要であることを学びました。
私は大学3年の夏休みに実施したインターンシップから、様々なことを学びました。
職業経験を積みたかったのもありますが、自分の将来像が定まっておらず、自分のやりたい仕事を見つけられていなかったので、インターンシップに参加することを決めました。
インターネットで情報収集するのが好きだったので、Webメディアのインターンシップを選びました。
SEO対策の知識を身につけて、自分の執筆した記事を上位に表示させることを目標にしました。
SEO対策を実施してもなかなか効果が出ずに、苦戦する場面も多くありました。
そこで、ユーザーが読みやすい記事を執筆することを心がけるだけでなく、内部リンクを貼ったり、SNSで記事の情報を発信したり、様々な施策を試みました。
その結果、施策前と比較して訪問者数を40%上げることに成功しました。
インターンシップの経験を通して、メディア業界で働く意義を確認し、具体的な目標を掲げながら施策を実践することの重要性を学びました。
私が学生時代に最も頑張ったことは、教員免許の取得です。
大学で指定されている必須科目の他に、教職の授業を取る必要があったため、学生時代は一般の学生よりも授業数を多く取っていました。
教員免許の取得を目指すにあたって、1番の課題は授業と部活の両立でした。
吹奏楽部に所属し、授業後に練習を行っていたため、なかなか授業の復習する時間を確保できずにいました。
授業で行われる小テストなどで、あまり良い成績を残せずに、どうすれば良いか悩んでいました。
そこで私は現状を打破するために、教員免許を取得した大学の先輩や、大学のスクールカウンセラーに相談することにしました。
そこで得た情報をもとに、生活の中で隙間時間を見つけて、復習する時間を確保できるようになりました。
その結果、教員免許の取得を果たし、目標を達成することができました。
私は、この経験から現状を俯瞰的に理解して、状況改善のために人に相談したり、情報を集めたりすることが大切だと気づきました。
教育関連の事業を手掛けている御社でも、教職の授業で培った知識だけでなく、課題を発見して改善を目指す力を活かせると思います。
私は陸上部での活動に全力を注いでいました。
中学校から続けていたスポーツだったので、大学でも陸上部を選びました。
練習や試合を経験する中で、中学や高校時代と競技のレベルが圧倒的に異なることを実感しました。
特に、私の所属していた陸上部はあまり良い成績を残せておらず、関東大会や全国大会に出場する選手はほとんどいない状況でした。
そこで、チームのメンバーと相談してリレー種目で関東大会出場を目指すことにしました。
指導員がいない部活だったので大変な経験も多くありました。
特に、私はリレーチームのリーダーだったため、練習メニューを考える必要がありましたが、効果的なメニューを考案できずに苦戦していました。
そこで、私は陸上に関する本やインターネット、先輩からのアドバイスを参考にして、チームの課題を改善するために力を注ぎました。
チームの課題はバトンパスだったので、メンバーでプロアスリートの動画などを見て、意見交換する場面も設けました。
結果的に、本格的に練習を始めてから2年目で、関東大会出場を果たしました。
関東大会で入賞はできなかったものの、チームで協力して課題を改善する貴重な経験をすることができました。
大学時代に最も尽力したことは、地域の国際交流センターにおけるボランティア活動です。
外国にルーツのある子どもに対する教育支援を行なっていました。
元々、教育に興味があったのもありますが、大学のゼミで国際関係について学んでいたこともあり、このボランディアを選びました。
実際にボランティアを行なってみると、子どもたちになかなか集中してもらえず、授業の進度が遅れてしまう問題が生じました。
この状況を改善するために、子どもたちに集中してもらえるように、音楽や映像を使ったコンテンツを用意するようにしました。
結果的に、子どもたちは授業に飽きずに最後まで集中するようになり、教育支援の目的を遂行することができました。
ガクチカの例文を8選紹介しましたが、これをそのまま真似して書くのは意味がないことは覚えておきましょう。
企業側にも自分が伝えたいことを伝えられなくなります。
真似して書いて楽するのではなく、自分で考えて最適なガクチカを書けるようにしましょう。
ガクチカが見つからない、うまく書けないなどという方は自己分析がうまくいっていない可能性があります。
うまく伝えられるようなガクチカを書きたいという方は当社のキャリアコンサルタントに相談してみると良いでしょう。
当社は新卒採用で日本一の実績を誇る新卒採用プロデュースの会社です。
ガクチカのこと以外でも就職活動に関するアドバイスを貰いたい人や、どのように就職活動を進めていいか分からない方は、ぜひ活用してみましょう。
今回の記事では、「何をポイントにしてガクチカを書けばいいか分からない」「ガクチカって具体的に何を書けばいいの?」と疑問をお持ちの方に向けて、評価されるガクチカの定義や、ガクチカの具体例を紹介してきました。
説得力のあるガクチカを完成させるには、論理性や具体性を意識することが大切です。
また、自分の人柄や価値観が伝わるようなエピソードを伝えるようにしましょう。
部活やインターンシップ、アルバイトなど、学生時代の経験を通して自分が企業に何をアピールしたいか考えてみましょう。