【職種研究】保育の仕事の種類と仕事内容、やりがいを解説

就職活動, 企業研究
2022.10.24
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投稿したユーザー : Romi

「保育の仕事の種類が知りたい」、「保育の仕事内容が知りたい」と気になっている人は多いのではないでしょうか?

この記事では、保育の仕事の種類や仕事内容について説明します。保育の仕事に興味のある人は、ぜひ参考にしてください。

【職種研究】保育の仕事の種類

保育の仕事には大きく分けて保育士、幼稚園教諭、ベビーシッターがあります。こちらではそれぞれの概要や主な勤務先などについて説明します。

保育士

保育士は保育所や児童福祉施設で、保護者に代わって0歳から6歳までの子供のお世話をすることが仕事です。

保育士になるためには、保育士養成課程のある大学や短期大学、専門学校に通って決められた過程を終了するか、保育士試験に合格することが必要です。

主な勤務先は保育園や児童養護施設、障害者施設、病院、乳児院などです。

児童養護施設は保護者がいない18歳までの児童が入所しており、乳児院は親族や保護者のいない子供や保護者の病気や死別、子どもの育てることが難しいなどの理由で2歳未満の乳幼児を育てる施設です。

幼稚園教諭

幼稚園教諭は幼稚園教育要綱に基づいて、カリキュラムに沿った保育を行います。

また、運動や音楽、遊びを通して子供の成長をサポートすることも重要です。

幼稚園教諭の主な勤務先は公立幼稚園や私立の幼稚園ですが、幼児教育教室で働くケースもあります。

幼稚園と保育園が一体となって0歳から就学前までの乳幼児に保育や教育を行う幼保一体施設やこども園が増えており、そういった施設で働くことも選択肢の一つです。

幼稚園で働く場合は幼稚園教諭免許が必要となりますが、幼保一体施設やこども園で働く場合は幼稚園教諭免許と保育士資格の両方が求められることがあるので、求人に応募する場合にはしっかりと確認しましょう。

ベビーシッター

ベビーシッターは民間の託児所や個人宅、企業、イベント会場などで6か月から12歳くらいまでの子供の保育とお世話をすることが仕事です。

ベビーシッターとして働くためには、ベビーシッター派遣会社に登録して派遣・アルバイト・パートになることが多いです。

また、保育所やベビールームを保有している企業に正社員として就職するケースや独立開業して自分で事業を行うケースもあります。

名称は「ベビーシッター」ですが、乳児だけを対象としてるわけではありません。

ベビーシッターとして働くために必須の資格はありませんが、保育士や看護師、認定ベビーシッター資格を保有していると依頼されやすくなるという特徴があります。

チャイルドマインダー

チャイルドマインダーは0歳から学齢期までの子供の改定的保育を行う専門家です。

少人数保育で個性を大事にした保育をすることが特徴です。チャイルドマインダーとして働くためには資格は必要ありませんが、福祉・教育・健康に関する知識やスキルが必要です。

主な勤務先は、児童施設、幼児教室、企業内保育施設、個人宅などです。

保育士などの資格保有者ではないため、企業などの組織に所属する場合でも正社員ではなく派遣やパートとして雇用されることが一般的です。

【職種研究】保育の仕事内容

保育の仕事といっても、それぞれ仕事内容が異なります。

保育士、幼稚園教諭、ベビーシッター、チャイルドマインダーの仕事内容について詳しく説明します。

保育士の仕事内容

保育士は、食事や着替えなどの身の回りのお世話や健康状態の確認、子どもと一緒に遊んだり会話をしながら感性を育てることが仕事です。

また、最も重要な仕事は子供の安全を守ることです。

保護者に代わって子供のお世話をするため、安全管理をしながらも、基本的な生活習慣が身につけられるようにします。

夜間保育を行っている保育園では、入浴の手伝いをしたり、夕食のお世話をすることも保育士の業務です。

障害者施設で働く場合は、障害の度合いに合ったお世話が必要になるため、勤務する場所によって求められることは異なります。

幼稚園教諭の仕事内容

幼稚園教諭の具体的な仕事内容は、子どもの健康チェック、小学校に入ってから困らないように集団生活で生活習慣を身につけさせること、保護者とのコミュニケーションなどです。

日々の保育を通して、子どもの可能性を引き出すことが重要な役割となります。

また、子どもと関わる時間以外は、保育計画の立案や行事の準備、保護者向けの書類作成なども行います。

英語を学ぶ時間のある幼稚園では、外国人の先生や英会話教室の先生がレッスンを行っている時に子供を見守ったり、先生の補助をします。

ベビーシッターの仕事内容

ベビーシッターの仕事内容は依頼によって異なりますが、子どもと一緒に遊ぶ、トイレや食事などの手伝い、勉強サポートなどを行います。

子どものお世話だけでなく、保育園が学童保育への送迎も依頼されることもあるのがベビーシッターの仕事の特徴です。

また、依頼によっては日用品や食材の買い物、掃除などの家事を引き受けることもあります。

英語やピアノや絵画などを子どもに教える家庭教師の役割を担うこともあり、この場合には専門知識が求められます。

風邪で通園や通学ができない子供のお世話をする病児保育や障害を持った子供のお世話をする障害児保育を行う場合には、保育士資格や看護師免許が必要になるケースが多いです。

チャイルドマインダーの仕事内容

チャイルドマインダーの仕事はお世話をする子供の年齢によって変わります。

0歳児の場合は決められた時間にミルクや離乳食をあげたり、おむつ替えや寝かしつけを行います。

3歳児位の年齢では一般的な幼児食を食べられるため食事の補助をしたり、トイレの補助の対応をします。

6歳児位では、自分のことは子供が一人でできるようになるため勉強や遊びの補助がメインの仕事です。

子どもの年齢や発達に合わせて、細かに丁寧な対応をすることが求められます。

【職種研究】保育の仕事のやりがい

保育の仕事のやりがいはどのようなものなのでしょうか。

こちらでは、保育の仕事のやりがいについて説明します。

子どもの成長を感じる

保育士のやりがいは子供の成長を感じられることです。

日々子供と深く触れ合う保育士だからこそ、ちょっとした成長を見届けることができます。

毎日同じような流れでお世話をしているとしても、昨日までできなかったことができるようになるなど発見が多い仕事です。

行事が成功したことによる達成感

保育園では運動会や発表会など行事やイベントがあり、当日プログラム通りに進行できたり、保護者から感謝の言葉をもらうことも仕事へのやりがいとなります。

行事前の準備は大変で、遅くまで仕事をすることもありますが、行事が成功した時には大きなやりがいを感じることができるのです。

子どもから必要とされる

子どもから必要とされることは保育の仕事をしていて感じる非常に大きなやりがいです。

子どもにとっては保護者以外で身近に接する大人になるため、信頼関係を築くことが重要です。

時には厳しく指導することで信頼関係を築き、「先生と一緒に遊びたい」と必要とされるときに「この仕事をやっていてよかった」と感じるでしょう。

【職種研究】保育の仕事を研究しよう

保育の仕事といっても様々な種類があり、保育士、幼稚園教諭、ベビーシッター、チャイルドマインダーなどの仕事があります。 保育士と幼稚園教諭になるためにはそれぞれ保育士資格や幼稚園教諭免許が必要となります。

基本的には保育士資格や幼稚園教諭免許を取得できる大学や短期大学、専門学校に通い、必要な過程を履修することで資格や免許を取得して働くことが可能です。

保育の仕事の種類によって求められる仕事内容や勤務先が異なるため、どのような仕事が向いているか、どのような勤務スタイルで働きたいかを調べて、自分に合った保育の仕事を見つけましょう。

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