金融業界の選考を通過するエントリーシート(ES)作成のポイントを紹介!

就活準備, 就職活動, エントリーシート
2023.02.27
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投稿したユーザー : shigehiko21

就活をするうえで、絶対に避けては通れないものがエントリーシートの作成です。エントリーシートによる書類選考は就活にとって、まさに第一関門といえるでしょう。書類選考で落とされてしまうと面接試験にもすすめません。まずは、しっかりと準備して、通過するためのエントリーシートを作成することに取り組みましょう。

今回の記事では、就活生に人気の金融業界のエントリーシートの特徴や、作成のポイントについて解説をします。ぜひ、ポイントを押さえて、書類選考を通過するエントリーシート作成の参考にしてください。

金融業界の主な業種

今回のテーマである、金融業界について、まずはどんな業種があるかを紹介します。事業内容や、仕事内容をしっかり把握し、研究することもエントリーシート作成に不可欠な要素です。

銀行

金融業界というとまずは銀行を思い浮かべる方も多いでしょう。大企業も多く志望者も多い業界です。預金業務、融資業務、為替取引業務などが主な事業内容です。融資業務を通じて、取引先の事業に多大な影響を与えます。日本経済を多方面で支える社会的な影響力も大きな大企業が多い業界です。また、地銀や、信用金庫など地域経済を支える地域密着型の銀行もあり、銀行ごとにも特色や役割が異なっています。自分が目指す銀行がどんな特徴があるのかを事前にしっかり研究しておく必要があります。

保険会社

保険会社も金融業界を代表する業種といえるでしょう。銀行と同様、就活生に人気のある企業が多いです。生命保険・損害保険があり、生活における様々なリスクに備えた保険商品を開発し、販売します。ネット販売に特化した保険会社や新商品の開発など、新興企業も多く生まれており、業界全体の今後の動向の研究も重要です。

証券会社

株式の売買などの取引を通じて、日本経済を支えるのが証券会社です。銀行同様大企業が多い業種です。保険会社同様、ネット系の証券会社や、新規商品、サービスを扱う新興企業も多く誕生しています。高校での金融教育がスタートするなど、今まで以上に投資が身近になり、金融資産の形成など証券会社の役割が大きくなり、業界全体でのさらなる発展が見込める業種と言えるでしょう。

金融業界のエントリーシートの主な項目

エントリーシートは様々な質問項目が用意されています。ここでは、主な項目を紹介し、金融業界志望者向けに、記載するうえでのポイントや、留意点を項目ごとに解説していきます。

志望動機

ほとんどの会社で記載を求められる定番質問のひとつが「志望動機」です。志望動機を聞くことで、会社に対しての熱意や思い、意欲を確認します。志望動機を語るうえで、重要なことは、そもそも、志望する会社のことをしっかり理解できているかという点。志望動機に絡めて、入社後に具体的にやってみたい業務の記載を求めるエントリーシートもあります。金融業界の業務も多岐にわたります。企業研究が浅く、イメージのみでやってみたい業務を記載すると、「本当にうちで働きたいと思っているのかな」と意欲が低い学生だと、捉えられてしまいます。志望動機を語るうえで、まずは志望先研究を深めていきましょう。

また、なぜ金融業界を選んだのか?なぜ銀行なのか?保険会社なのか?といった問いに対して自分なりの解答を用意しておきましょう。選んだ理由とこの業界を選んだ自分自身のことを具体的かつ、わかりやすく伝えることが重要です。「なるほど、そういう思い・考えがあるから、弊社を志望いただいているのだね」と思ってもらえる説得力のある内容を目指しましょう。

自己PR

エントリーシートの記載と合わせて面接場面でも求められるのが「自己PR」です。もともと、就職活動自体が自分の入りたい会社に自分を売り込むということなので、自己PRの項目は、真っ先に取り組むべき内容と言えるでしょう。

自分自身の特徴、強みと、その理由、強みや特徴が活きた具体的なエピソード、強み・特徴を実際、働いてからどう活かしていくかを論理的にまとめることが抑えるべきポイントで。強みを語るうえで必要なのは自分自身を把握するための自己分析、実際の業務でどう活かすかを検討するうえで必要なのが業務研究・会社研究。この2つをじっくり取り組むことで深みのあるエントリーシート作成に取り組むことができます。

学生時代に力をいれて取り組んだことは?

いわゆる、「ガクチカ」体験もエントリーシートの定番質問です。力を入れて取り組んできたことを聞くことで、その人の価値観や、能力などが把握できます。学業、部活、サークル体験、ボランティア、留学など、人それぞれ、頑張ったこと、力をいれたこと、様々なエピソードを語り、自分自身の強み、特徴を表現することを意識しましょう。

大学での専攻分野

大学で学んでいる専攻テーマに関してもエントリーシートでよく問われる項目のひとつです。ガクチカにも通じますが、学生の本分である学業に対してどう取り組んできたか、大学での学びを働いてからどう活かすかといったことを伝えることで経験学習能力があることのアピールにもつながります。

エントリーシート作成の手順

続いてエントリーシート作成の具体的な手順について紹介します。この手順に沿ってエントリーシート作成の準備を進めましょう。

1:業界研究をすすめる

まずは、志望先の業界・会社についてしっかり調べて研究を進めます。金融業界の業種や職種の特徴を捉え、求める人物像や具体的な業務内容を把握することで、説得力のある志望動機作成に繋がります。会社説明会やインターンシップ、OBOG訪問などでWEBページや会社案内には載っていないリアルな情報収集を進めましょう。

2:自己分析をすすめる

業界研究と並行して、自分自身のことをしっかり理解するうえで自己分析を深めましょう。自己分析には様々な手法やツールがあるので、複数、試してみて多角的に自分自身の理解を深める取り組みを進めましょう。

3:自分の強み・自己PRをまとめる

業界研究・自己分析を進めることで、自分の強み・特徴を見つけることができます。金融業界の会社が求める人物像を意識し、自己PRの内容をまとめて文章化します。①自分の強み→②そう言える理由・根拠→③それを裏付ける、具体的なエピソード→④働いてからの具体的な貢献内容という順でまとめましょう。

4:志望理由をまとめる

金融業界に興味をもった理由や、なぜ、志望先なのかという具体的かつ、オリジナリティーのある志望理由をまとめましょう。志望するに至った理由を自分の経験や体験を具体的なエピソードを交えて表現することで、オリジナリティーある志望理由を伝えることができるでしょう。具体的な体験・経験からわき出る「思い」・「考え」は説得力のある内容となることでしょう。

金融業界のエントリーシート例文紹介

金融業界のエントリーシートの具体的な例文と作成ポイントについて紹介します。ご自身のエントリーシート作成の参考にしてみてください。

1:銀行

貴社の説明会に参加し、社会全体を金融という側面で支えているダイナミックな事業内容に共感し、志望した。融資事業を中心に日本の経済基盤・社会の安定に貢献し、日本社会全体を強くしていくことに大きな関心を持っている。

ポイント

この志望理由は、説明会をきっかけに志望企業のビジョンや理念を知って、共感した点を表現する方法です。共感した部分をより、自分の体験・経験などの具体的なエピソードで補完するとより、説得力が増します。

2:保険会社

私の強みは「行動力」「計画力」があることだ。この力は大学でのゼミナールでの研究活動で培われた。所属する社会学ゼミナールの社会問題を調査するフィールドワークにおいて、積極的に現場に出向き、のべ約200名の方から直接、話を聞く機会を得た。限られた時間の中で効果的にヒアリングできるよう事前準備を綿密に行ったことで、有益データ収集の実施が可能となった。この力を貴社の業務においても、発揮しお客様の人生に寄り添った、商品開発、商品提案を進めていきたいと思う。

ポイント

強みを冒頭で言い切り、具体的なエピソードで補完する形の自己PRです。結びに自分の強みを入社してどう活かすかを記載することで、意気込みを伝える効果にもなります。

ポイントを押さえたエントリーシート(ES)を作成して、金融業界の内定にむけて、一次選考をしっかり突破しよう!

今回の記事では、金融業界のエントリーシート作成ポイントについて紹介しました。金融業界エントリーシートを作成するうえで、業界研究・会社研究・自己分析が重要です。深い自己分析・会社研究を進めることで、中身の濃いエントリーシートを作成することができるでしょう。魅力的なエントリーシートを作成し、金融業界の内定獲得に向けて準備を進めてください。

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