【営業職志望者向け】選考に通過するエントリーシート(ES)のポイントを解説

就活準備, 就職活動, エントリーシート
2023.02.27
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投稿したユーザー : shigehiko21

就職活動において、最初の関門がエントリーシートです。まずこのエントリーシートによる書類選考を突破しないと面接もしてもらえません。エントリーシートには主に、応募者の経歴・学歴・志望理由・能力や意欲などを確認する指定の項目があり、質問内容に沿って記入します。今回の記事では、各企業の花形職種でもある、営業職の選考に通過するために抑えておきたいエントリーシート作成のポイントについて解説します。希望する会社の選考に突破できるエントリーシート作りの参考にしてください。

エントリーシート(ES)を書く前の準備

エントリーシートは企業によって問われる内容は様々ですが、共通して聞かれることは、大きく分けて次の2点です。「応募者(学生)のこと」と「応募者(学生)の志望度合い」です。この2点の内容を確認するために様々な質問が用意されています。定番のガクチカ(学生時代力をいれたことは何ですか?)を問う項目も、今までどんなことをしてきた人かを確認して、その人の価値観や、能力を見ています。エントリーシートを作成する前には問われる内容を把握したうえで、事前に準備が必要です。以下、詳しく説明します。

業界・業種研究

エントリーシートでほぼ、問われる「志望動機」「志望理由」を記入するためには、まず自分が志望する会社・業界・業種のことを知らないと書けません。志望する会社の業界全体を調べ、業界の特徴、会社の特徴、事業内容などを把握して、自分が働いているイメージを掴みましょう。その会社にある業種についても確認し、どのような業務内容なのかの理解を深めます。ホームページや会社案内だけで調べるのではなく、積極的に説明会、インターンシップの参加、OBOG訪問などから、情報収集を行いましょう。

志望する会社の営業職の業務内容を把握

営業職と一言で言っても扱うサービス・商品や、営業する顧客によって業務内容は様々です。業界研究、会社研究を進めることで、志望する会社の営業職の業務内容をしっかり把握することができます。志望する会社の営業職として必要なスキルや求める人物像を理解し、エントリーシートに記載する自分の強み、自己PRポイントのイメージを掴むことが大切です。

自己分析

業界研究・会社研究と並行して、自己分析を進めます。大学時代からスタートし、高校時代、中学生時代、小学生時代と、今までの自分を振り返ります。印象に残っている出来事をそれぞれの時代ごとに書き出し、その出来事やエピソードから見える自分の特徴や傾向などを把握します。一人で自己分析を進めるのが苦手な人は大学のキャリアセンターや、就活支援をしている公共機関などに相談することもおすすめです。効果的な自己分析の方法を教えてもらったり、カウンセリングを通じて他己分析を進めてもらったりと、自己理解が深まります。

自分の強み・長所を把握

自己分析をすすめ、志望する会社の営業職としてPRできる自分の強み・長所を複数ピックアップしましょう。必ず、その強み・長所が発揮された具体的な出来事・エピソードを複数用意することを意識しましょう。

自己PRにつながる「ガクチカ」エピソードをまとめる

エントリーシートの定番質問として、「学生時代に力を入れたことは何ですか?」通称、「ガクチカ」があります。この質問によって、その人がいままでどんな事をしてきたか、経験・体験を聞くことで、その人の持つ価値観や能力などを確認することができます。ガクチカのエピソードは、自己PRで表現した自分の強みに関連した出来事・体験がよいでしょう。エピソードを語ることで、どのような自分自身を表現したいかを意識して、「ガクチカ」を作成しましょう。

エントリーシート(ES)の主な項目と書く上でのポイント

続いて、実際エントリーシートを作成するうえでの質問ごとのポイントを紹介します。それぞれどんな内容を書いたらいいかを考え、質問の意図を理解し、簡潔な表現、かつ具体的なエピソードを組み込みながらまとめていきましょう。

志望動機

定番の質問である「志望動機」についてです。なぜ「営業職」なのか?なぜ、この業界なのか、この会社なのかということをしっかりまとめることで、熱意や会社への思いを伝えましょう。

★ポイント

「志望動機」は定型の表現がいくつもあります。定型文をそのまま記載するだけでは、選考の際に印象に残りません。志望動機を考えるうえで、なぜその会社を志望するのかという理由に、個人の経験や体験から発生した考えや、思いを表現することで、その人らしい、オリジナルな志望動機となります。例えば、幼い時に大きな病気をして、長い入院生活を送っていたという経験から、医療分野に携わりたいと思った。とか、交通事故を経験した経験から、保険会社を志望したなど。自分の体験・経験を軸にした「志望動機」を意識しましょう。志望動機に絡め、志望先の会社が扱う商品やサービスに関しての強い「思い」を伝え、営業職として多くの人に利用してもらいたいという意気込みを語ることも効果的です。

自己PR

自己PRは、まず自分の強みを端的に表現します。「私の強みは〇〇です」と自信をもって言い切りましょう。続いて、「強み」の理由、具体的なエピソードを加え、強みを志望策の会社でどう貢献できるかを伝え、結びます。①結論→②理由→③具体例→④採用メリットという4項目を指定された文字数にまとめましょう。

★ポイント

自己PRで伝える「強み」をどう会社で活かすか、会社にとって、自分を採用するとこんなメリットがあるのだということを、具体的にわかりやすく伝えることが重要です。自分という商品をいかに売り込むか。営業職としての能力も問われる項目です。自己分析、会社研究を繰り返し実施し、深める事で、説得力のある自己PRの作成につながります。営業職としてPRしたい強みとしては、コミュニケーション能力や、課題発見力、提案力などが挙げられます。

ガクチカ

エントリーシートの定番質問「学生時代に力をいれて取り組んだことは?」、(通称ガクチカ)
の内容は、自分らしさが生きたエピソードを用意するようにしましょう。そのエピソードを語ることで自分のどんな側面を伝えたいのか、エピソードを語ることで自分自身の事を知ってもらう。エピソードの主役にしっかり自分を設定することが大切です。

★ポイント

「学生時代に力をいれて取り組んだことは?」の解答を検討するうえで、おすすめなのは、なるべく登場人物が多い経験、体験を思い出し、集団、チームで取り組んでやり遂げたエピソードをまとめることです。一人で黙々とやり遂げた経験でも決して悪くないのですが、登場人物が多いエピソードの方が、他者との関係において発揮された個性や、強みをPRすることに繋がります。「営業職」は人に接する機会も多く、高いコミュニケーション能力も求められます。大学でのゼミナールや、研究室、サークル活動や部活動など、なるべく多くの人と関わって自分らしさが活きた経験・エピソードをまとめるようにしましょう。

最近のニュースで気になったこと

「最近のニュースで気になったことは?」この質問は社会に対して興味・関心があるかということの確認と合わせて、どんな価値観、考えを持っているかも問われる質問です。面接では、エントリーシートの項目に対して「なぜ、そのニュースが気になったの?」という深堀質問がくることが多いので、エントリーシートに記載した内容に関しての自分の考えをしっかり用意しておきましょう。

★ポイント

志望する会社の業界に関してのニュースなどはある程度抑えておくことがポイントです。業界動向をしっかり把握できているというアピールにもつながります。企業研究・会社研究の一環としても常日頃からニュースに気を配りましょう。あるニュースが自分が志望する業界・会社にどんな影響があるのかを常に意識することで、ニュースに関しての感度が高まります。営業職として実際働く場合は、業界以外の社会情勢や動向も抑えておくことも必要になります。

営業職志望者向けエントリーシート(ES)例文

続いて、「営業職」を志望する方向けのエントリーシートのいくつかの項目に関しての例文を紹介します。定番項目である「志望動機」と「自己PR」の例文を紹介します。エントリーシート作成の参考にしてください。

「志望動機」の例文(例:医療業界の営業職)

貴社の提供する医療サービス、医薬品を通じて世界中の人々の健康寿命の延伸に貢献したいと思い志望した。私は小さい時から、体が弱く、入院することも多く病院が身近な存在であった。病院で過ごす時間が多い中で、医療の重要性を深く実感している。貴社の提供する医療サービス、医薬品を病院等の医療機関へ提供し、間接的に、多くの人々の健康な暮らしに寄与したいと考える。

自己PR(自分の強み+エピソード)(例:食品関連企業)

私の強みは「提案力」だ。この提案力は、特にアルバイトの経験で培われた。私はスーパーマーケットでアルバイトをしており、主にレジ接客や乳製品売り場の発注業務、売り場作りを担当している。昨年の秋にお客様感謝週間のイベントの企画を提案し、採用された。特に私の担当している乳製品売り場では、新製品の試飲会を実施し、売り上げの向上(昨年比15%増)に大きく貢献した。この提案力を生かして、貴社の商品を多くのお客様へご利用いただけるよう貢献していきたい。

ポイントを押さえて選考に突破するエントリーシート(ES)を準備しよう

今回の記事では営業職志望者向けのエントリーシートの書き方について解説しました。エントリーシートを作成するにあたって、自己分析や企業研究をしっかり深め、自分の強みを見つけましょう。就活の第一関門である、エントリーシート選考を突破できるよう、しっかり準備を進めてください。

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