「ガクチカ」で「趣味」を取り上げるのはアリ?まとめるうえでのポイントを解説!

就活準備, 就職活動, エントリーシート, 面接対策
2023.04.30
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投稿したユーザー : agentgate

就職活動の面接試験やエントリーシートなどで、志望動機・自己P Rとともに問われる定番の質問項目に「ガクチカ」(学生時代に力を入れたことは何ですか?)があります。企業側は志望者が学生時代に頑張ったこと、打ち込んだことを聞くことで、その人の特徴や強み、自社にマッチした人材かどうかを確認します。今回の記事では、ガクチカを表現するネタとして自分の「趣味」について語るうえでのポイントについて、説明・解説をしていきます。ぜひ、エントリーシートの作成や、面接試験を受ける際の参考にしてください。

なぜ「ガクチカ」が就職試験で質問されるのか?

「学生時代に力を入れて取り組んだことは?」「学生時代に最も打ち込んだことは?」「学生時代に一番熱中したことは?」と、さまざまな聞き方をされる「ガクチカ」質問。採用試験の様々な場面で問われる質問です。エントリーシートでの項目や面接での質問など、就職試験において、定番中の定番質問と言えます。なぜ、採用側は「ガクチカ」を問うのでしょうか?採用試験では企業は、志望者が、自社の利益を生み出す人材かどうかを見極めます。直近の学生時代にどんなことをしてきたかを質問して、その回答で、受験者がどんな人物なのか、どんな特徴を持っているのか?どんなことができそうな人材かを評価しています。過去の体験・経験から、入社後の働きぶりを予測して、採用して良いかを判断しているのです。

「ガクチカ」で自分の「趣味」について語るのはそもそもアリ?

「ガクチカ」を語る上で、さまざまな場面が思い浮かぶでしょう?学業面、サークル活動、アルバイト経験、ボランティア経験・・・。コロナ禍で中々、学業以外でアピールできそうな体験がなくて、ガクチカを語れないという就活生も多いかと思います。コロナ禍で、家の中でできる、「趣味」に時間を割いてきたという方は、「ガクチカ」で趣味のことを語ってみるのもアリです。自分が好きでやっている趣味を「ガクチカ」語るのがそもそもアリなのか?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、「趣味」を通じての伝えるべき自分の人柄や、特徴が表現できれば、全く問題ありません。「趣味」を始めたきっかけや、「趣味」を通じて学んだこと、得たことを伝えられるようにガクチカをまとめましょう。

「ガクチカ」を表現する上でのポイント

1:エピソードの着眼点を意識

「ガクチカ」をまとめる上で大切なことは、経験そのものの説明に加えて、必ず、その経験を通じて、感じたこと、学んだことをセットで表現するという点です。経験を通じて、感じたこと、考えたことを表現することで、その人固有の「体験」となります。ガクチカのエピソードは「経験」だけではなく「体験」のエピソードをしっかりまとめることを意識しましょう。

2:時間軸を意識して表現

「ガクチカ」のエピソードを語る際に、時間軸を意識して伝えることも大切です。例えば、小さい時から長い時間取り組んでいる習い事であれば、小1のときから、今ままで続けている〇〇というように、いつから、いつまで取り組んだものなのかを伝えることで、「力」の入れ加減がわかりやすく伝わります。

3:客観的な数字・事実を伝えることを意識

「ガクチカ」をまとめる上で、客観的な事実・数字を意識しましょう。「多く」「たくさん」という曖昧な表現ではなく、「参加人数200人を超える、都の大会で〜」や、「月に15回ほど〜」というように、数字を示すことで取り組みに具体性が増します。曖昧な表現ではなく、具体的、客観的な事実も交えて、表現することを心がけましょう。

4:P R E P法でまとめる。

ガクチカをまとめる上で、P R E P法を意識すると、わかりやすく、端的に表現することができます。P R E P法は英単語の頭文字をとった表現で、次の4つを指します。1:Point(結論)2:Reason(理由・根拠)3:Exampl(例)4:Point(結論・提案)。最初に、一番伝えたい、結論を伝え、理由・具体例と続けます。結論を補足する理由・根拠を具体例とともに伝えることで、論理的に分かりやすく「ガクチカ」を伝えることが可能になります。最後に改めて自分が伝えたい結論を提案とともに表現して、まとめます。この型を身につけることで、面接試験本番でも、質問に的確に分かりやすく答えることができるでしょう。

「ガクチカ」で「趣味」のエピソードを伝える上での留意点

続いて、「ガクチカ」で「趣味」についてのエピソードを伝えるための具体的な作成ポイントを解説します。

1:「趣味」を始めたきっかけ・「趣味」を伝えることで自分の特徴・人柄を伝える。

「ガクチカ」で自分の趣味の内容を伝える際、趣味を始めたきっかけや、趣味を伝えることで、自分の特徴や、価値観、人柄を伝えることを意識しましょう。長く続けている趣味や特技は続けられている要因や、こだわりなどを合わせて伝えると人柄なども表現できることでしょう。

2:「趣味」から学んだこと・得たことを表現する。

ただ、趣味の内容を伝えるだけではなく、趣味を通じて、学んだこと得たことをまとめ、表現しましょう。自分が好きで始めた自主的な取り組みである、「趣味」はその人の価値観や特徴が現れます。自分らしさ、自分の特徴を働きたい企業でどのように活かせるかも表現できると自己P Rの補完として活用できます。

自分の「趣味」を「ガクチカ」エピソードとして表現する際の例文

以下、自分の「趣味」をガクチカエピソードとして、活用する上での例文を紹介します。

例文①:カメラが趣味の場合

私が学生時代に力を入れたことは、趣味であるカメラ撮影です。元々、旅行が好きで旅先での風景をスマートフォンのカメラ機能で撮影をしていました。もっと本格的に風景を撮影したいと思い、アルバイトでお金を貯めて、本格的な一眼レフカメラを購入し、写真撮影のスキルを高めるよう取り組んできました。購入した当初は、うまくピントを合わすことができず、何度も失敗し満足いく写真撮影ができませんでしたが、失敗の理由を自分で分析することで、徐々に満足いく写真が撮れるようになっていきました。今後も、技術を磨き、写真コンクールに出展できるよう、満足のいく写真を撮影できるよう続けていきます。

例文②:ゲームが趣味の場合

私が学生時代に力を入れたことは、趣味のゲームです。私はプレイしたゲームのレビューや、感想、攻略方法などを自分のブログにまとめることを特に力を入れてきました。最初は単純に自分の感想を並べているだけでしたが、多くの方が注目しているということがアクセスデータから判明したため、ブログを閲覧してくれる方の興味のある攻略法をまとめるなど、訪れる人にとっての有益な情報をいかに掲載するかということを意識して、ブログを執筆するようになりました。この経験を通じて、人々のニーズを分析し、ニーズにあったサービスを提供することの大切さを学びました。

例文③料理が趣味の場合

私が学生時代に力を入れたことは、趣味の料理です。大学入学と同時に一人暮らしを始め、自炊をすることになったのがきっかけです。最初は、料理本やサイトに載っているレシピを参考に、作っていたのですが、想像している味になかなか仕上がらずに、悔しい思いをしました。何度も挑戦する中で、改善点や気になることをノートに書き留めて、想像通りの味に仕上がるよう工夫を重ねました。何度も繰り返し、続けることで、自分のイメージした味に仕上げることもでき、今では、定期的に友人を招いて、料理を振る舞って、美味しいと高評価をいただくまでになりました。この経験を通じて、妥協せずに取り組むことで、上達し、改善できるのだということを学びました。

自分のことをしっかりアピールできる「ガクチカ」エピソードをまとめて志望企業の内定を獲得しよう!

今回は、就活における「ガクチカ」エピソードの作成ポイントを解説しました。特に自分の「趣味」についてのガクチカ経験のエピソードを作成する上でのポイントや、具体的な例文を紹介しました。趣味は自分が好きなことで主体的に取り組むものです。時間を忘れて熱中することや、小さいことから長く続けているものなど、自分の特徴や、自分らしさを伝えるエピソード・体験がたくさんあることでしょう。自分の趣味・特技をただ、説明・伝えるのではなく、趣味や特技を通じて学んだこと、得たこと、自分らしさが表現できる具体的なエピソードを交えてまとめましょう。自分らしさをしっかり表現できる「ガクチカ」体験エピソードをしっかりまとめ、自分の特徴、強みをしっかり伝えて、志望先企業の内定を獲得しましょう!今回の記事を参考にして就職活動がんばりましょう。

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