ガクチカの良い書き方は?部活やゼミの経験を企業にアピール【例文あり】

就職活動
2023.03.27
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投稿したユーザー : masumin01

「学生時代に力を入れたこと」の略語として使われているガクチカ。

就活をする際に必ず必要になるガクチカは、どんな内容がいいのか・どのようにアピールすればいいのか悩む方もいるでしょう。

魅力的な内容や、評価される書き方についてしっかりと把握しておくことが重要です。

こちらでは、ガクチカの書き方や注意点について解説します。

また、ガクチカの例文もご紹介しますので参考にしてください。

ガクチカ ポイント

評価されやすいガクチカの書き方のポイント

まずは、企業に評価されやすいガクチカの書き方について解説します。

結論から分かりやすく書く

まずは、結論からわかりやすく伝えることがポイントです。

ガクチカを書く際の結論とは、学生時代に力を入れたこと・頑張ったことをさします。

取り組んだことに対する結論を始めに伝えることで、話がまとまりやすく相手にも伝わりやすくなります。

例えば、「学生時代にテニスサークルに所属しており、リーダーを務めていました。サークルでは大会の優勝を目標に活動に力を入れていました。」というような内容です。

ガクチカの具体的なエピソードを伝える

結論を書いたら、その結論に至った具体的なエピソードを伝えましょう。

企業は、「取り組もうと思った理由・どのように取り組んで成果をあげたのか、どのようなことが得られたのか」について聞きたいと考えています。

ガクチカは他人と同じような内容になりやすいのですが、取り組もうと思った理由や成果・得たことなどは人により異なります。

例えば、テニスサークルで優勝を目指す学生はたくさんいますが、なぜテニスにしたのか・得たこと・成果については一人一人内容は異なるはずです。

自分のオリジナルのエピソードを伝えることで、その人の人柄や求める人物像などについて見極めることができます。

具体的なエピソードについては動機・目標・課題・対策など、いくつかの項目に分けて伝えると良いでしょう。

結果や成果について伝える

最後は、学生時代に力を入れたことに対してどのような成果が得られたのか、具体的な結果について伝えます。

その際に、「非常に」や「かなり」などの表現では人により捉え方が異なりますので、具体的な数字で表せる場合は数値を記載しましょう。

ガクチカ 注意点

ガクチカを書く際の注意点

ガクチカを伝える際の注意点についてご紹介します。

ガクチカと自己PRの違いを明確にすること

ガクチカは「学生時代に力を入れたこと」を表し、自身の経験をもとに実際に行った行動や成果について記載します。

自己PRは、「企業に貢献できる能力があるか」「入社後に自分が活躍できること」についてアピールします。

ガクチカと自己PRの内容が類似してしまいやすいのですが、内容がかぶらないように注意しましょう。

ガクチカを書く際には、どのような経験をし、どのような成果を得たのか、目標を達成するためにどのような行動を起こしたのか、なぜそのように取り組んだのかなど、具体的に記載する必要があります。

企業が求めるガクチカを把握すること

ガクチカは、「学生時代に力を入れたこと」ですが、企業はその人自身の人柄や思考力・モチベーションなどを見極めています。

また、ガクチカの内容から、社会に出てからでも通用するようなスキルを持ち合わせているのか、自社に合う人材であるかについても見ています。

このようなことから、企業が求める人材を理解することがポイントになります。

企業が求める人材をしっかりと理解できていないと、選考通過が難しくなります。

ガクチカの内容を考える前に企業研究を徹底的に行い、企業が求める人材についてしっかりと把握することが大切です。

大学時代に経験したことを書く

ガクチカは、学生時代に経験したこと・力を入れたエピソードについて記載しますが、高校以前に経験したことではありません。

高校や中学時代に経験した内容を記載することで、「大学時代は何も学ばなかったのか」「経験したことはないのか」と捉えられてしまいます。

現在の人柄を知りたい企業にとって、古い経験はあまり良い印象にならないため避けたほうがいいでしょう。

嘘は書かない

ガクチカを書く際に、企業が求める人材を理解した上で記載しますが、嘘はいけません。

「企業の選考に通過したい」という想いや熱意は誰しもが思っていることです。

しかし、経験していない嘘のエピソードや誇張した表現で伝えることで、企業には見抜かれてしまいます。

また、企業側は結果や成果を得た過程を重要視していますので、嘘や誇張した内容は意味がありません。

ガクチカ ネタがない

ガクチカのネタがないと思ったら

ガクチカを求める企業は多いのですが、「企業に伝えるようなネタがない」という方もいるのではないでしょうか。

企業は、インパクトのある内容や印象に残るエピソードを聞きたいわけではなく、過程が重要なのです。

学校だけでなく、アルバイトや習い事などの私生活を含めた経験を考えてみましょう。

褒められたエピソード・長所を発揮できたエピソードを考えてみる

大学時代に部活やゼミ・習い事・サークルなど、自分が経験した中で、誰かに褒められたエピソードについて考えてみましょう。

また、褒められた経験が思いつかないなら、長所を発揮できた場面でもいいでしょう。

その経験から、なぜ褒められたのか、なぜそれを長所だと感じているのか、自己分析してみるとガクチカのネタになります。

「いつも積極的に行動していてすごいね」や「責任感が強いよね」など、ちょっとした内容でも行動力や責任感という面で企業に伝えられる内容になります。

失敗した出来事・困難に打ち当たった出来事について考える

学生時代に失敗した経験や困難に打ち当たった経験・つらい経験をした方もいるでしょう。

頑張ったこと・力を入れたことが思い浮かばなかった場合でも、アルバイトの経験や友達関係の中でも思い当たる出来事を振り返ってみてください。

例えば、

  • バイト先でクレームを言われてしまった
  • サークルで人間関係が思うようにいかなかった
  • 部活でいい成績が残せなかった
  • このような経験をして、そこからどのように乗り越えたのか、努力したことについて深掘りしてみましょう。

    バイト先でクレーム処理をしてくれた人に対してどのように感じたのか、人間関係を良くするために努力したことなど、ポジティブなことへ繋げることができるはずです。

    ガクチカ 例文

    ガクチカ・書き方の例文

    ガクチカの書き方のポイント・注意点などについてご紹介しました。

    それらを踏まえた上で例文をご紹介します。

    部活動でのガクチカ

    私が学生時代に最も力を入れたことは、バスケットボール部の活動です。

    私が所属していた部活は、以前はあまり活動していませんでした。

    しかし、真剣にバスケをしたかったこともあり、友人と一緒に入部を決めてから積極的に活動を始め、部員のみんなにも声をかけ目標を決めて活動することができました。

    大会優勝とまではいきませんが、みんなで頑張って練習をして勝った喜びを味わうことでモチベーションにも繋げることができました。

    始めは、入部したての私の意見をよく思わない部員もいましたが、意見を押し付けるのではなく、部員の強みや価値観を尊重しながら練習メニューを一緒に決めていくことで次第に認めてもらえるようになりました。

    一緒に練習を重ねるにつれて試合に勝てる数も増え、チームワークが芽生え「勝ちたい」という気持ちを強く持つことができました。

    この経験から、優勝はできなかったという悔しい気持ちは残りましたが、積極的に提案をすること・分析することの大切さを学ぶことができました。

    アルバイトでのガクチカ

    私は、学生時代にアパレル店のスタッフとしてアルバイトをしており、売上アップに貢献できるよう力を入れてきました。

    ショッピングモールに入っていることもあり他店との競争が激しく、売上が6割ほど落ち込んだ時期もありました。

    決して値段は安くありませんが、高いデザイン性と着心地の良さが強みだと感じています。

    周りの店舗に負けないようにスタッフの皆さんとでディスプレイの仕方や、季節ごとのコーディネートなどを考えSNSにアップすることを始めました。

    また、新作が出ると必ずSNSにアップすることを継続し、マネしやすいコーディネートや1週間の着回しなども掲載することで前年から1.1倍の実績を出すことができました。

    スタッフみんなでアイディアを出しながら新しいことへ挑戦することで、結果として売上にも繋がり自信とやりがいを実感することができました。

    この経験からチームで協力して行動すること、積極的に意見を述べることの大切さを学びました。

    魅力的なガクチカを企業にアピールしよう

    ガクチカの書き方についてご紹介しました。

    ガクチカは、ポイントを抑えることでまとめやすく・伝えやすい内容を書くことができます。

    「内容が思い浮かばない」という方は、バイト先や習い事などの私生活において頑張ったこと・褒められたことなどについて考えてみましょう。

    思い浮かんだことに対して深掘りすることで、ガクチカのネタにすることができます。

    例文を参考に、自分のエピソードを企業に伝える内容を考えてみてください。

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