不動産業界におけるベンチャー企業の特徴を紹介!どんな人が向いている?

ベンチャー, 就活準備, 就職活動, 企業研究
2023.03.27
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投稿したユーザー : agentgate

最近、就職先を選ぶ際に、「ベンチャー企業」を選択する人が増えてきています。様々な業界で勢いのあるベンチャー企業が多数生まれています。今回の記事では不動産業界におけるベンチャーの特徴・魅力について紹介いたします。そもそも不動産ベンチャーとはどんな企業が多いのか?どんな人が向いているのか?など詳しく解説します。ぜひ、就活の参考にしてください。

不動産業界とは?

まず、不動産業界のベンチャー企業を知るために、そもそも不動産業界について紹介します。不動産業界も様々な業種があり、大きく4つに分類されます。以下、不動産業界の主な業種について解説します。

ゼネコン・ハウスメーカー

建物を設計し、建物を建設するのがゼネコン・ハウスメーカーの業務内容です。ゼネコンは大規模マンションやオフィスビル、大規模な公共施設、商業施設から、道路や、トンネル、橋などインフラ整備なども担う、企業を指します。国や地方公共団体、鉄道会社などの開発者からの注文を受け、工事を担当します。ハウスメーカーは個人顧客からの注文を受け、住宅をメインに建築を担当します。賃貸経営者や土地の所有者の依頼を受けて、マンションやアパートの建設も担当することも多くあります。

ディベロッパー

土地を一括で取得し、土地全体の開発計画を立てコンセプトに沿った街づくり、大型商業施設、複合施設などをエリア全体の都市空間の開発・創造を担当します。完成した建物内にオフィスや店舗などを集めて運営管理も担います。

不動産仲介

不動産仲介には、売買の仲介と賃貸仲介の2種類があります。賃貸仲介は、土地や建物、アパートなどの部屋を貸したいオーナーと借りたい人をつなげる仕事です。貸したいオーナーや、借りたい人・会社・法人の両者から依頼を受け、場合によっては自社以外の不動産仲介会社の物件などを紹介することあり、業界のネットワークも強いという特徴もあります。

不動産管理会社

物件の所有者から依頼を受け、適切に物件を運用するのが管理会社の役割です。賃貸物件であれば、物件のメンテナンス、修繕や、入居者からの賃料の収受、近隣住民からのクレーム対応など業務は多岐にわたります。賃貸物件以外にも商業施設の管理、オフィスビルの管理など、管理内容も多岐にわたります。

不動産業界のベンチャーとは?

続いて、不動産業界におけるベンチャー企業について、紹介します。様々な業種にある「ベンチャー企業」ですが、不動産業界にも最近、耳にする機会も増えてきました。ベンチャー企業とは、一般的に、新しく誕生した新興企業を指し、設立から5年〜10年くらいの成長過程のある会社のことを言います。インターネットの普及などで、業務内容の効率化などが図られ、今までにない事業スキームを生み出すベンチャー企業が不動産業界に進出したという例が多くあります。I T関連企業が既存の不動産関係企業をM&Aによって買収して成功するという事案も発生しています。

不動産業界のベンチャー企業の特徴

不動産業界のベンチャー企業の特徴を紹介します。

IT技術の利活用

不動産業界に限らず、ベンチャー企業の多くはI Tの技術力が高い企業が多いのが特徴です。不動産業界におけるI T技術を活用したサービスを不動産Tech(不動産テック)と呼ばれています。賃貸物件を探す際に、実際に現地で部屋を見なくてもオンランで内容を確認できるサービスや、お部屋探しサイトのようなプラットフォームの運営、展開などI T技術をフル活用しています。

事業の集中化・特化

不動産業界のベンチャー企業は、事業を集中し、特化型サービスを提供していることが多いです。例えば、扱う物件を賃貸アパートだけに限定したり、収益不動産に限定したサービス提供に特化していたり、民泊事業に特化した企業などが挙げられます。

一貫した業務

不動産業界のベンチャー企業は、企画・販売・管理など自社で一貫して行うことが多いです。従来の不動産会社は、様々な物件を扱うのですが、業務は販売のみ、管理のみといった分業で行われることも少なくありません。業務内容は特化していますが、顧客に対してフルサポートするという体制を取っているというのもベンチャー企業の特徴のひとつと言えるでしょう。

不動産業界のベンチャー企業に向いている人はどんな人?

不動産業界のベンチャー企業は、大手不動産企業にはない魅力もたくさんあります。不動産業界でもベンチャー企業の人気も高まっています。そんな不動産業界ベンチャー企業に向いている人の特徴を以下、紹介します。

成長意欲が高い人

働きながら自己成長したいという思い、意欲が強い人は不動産業界のベンチャー企業に向いていると言えます。ベンチャー企業は社会の変化に常に対応し続ける必要があります。会社の状況や経営方針など、常に変化が求められます。持っている知識やスキルもすぐに古くなってしまうので、常に新しい知識・スキルを得ることが重要で、新しいことを貪欲に取り入れて、成長し続けられる人材が不動産業界のベンチャーにあっているでしょう。

ストレス耐性がある人・体力に自信のある人

ベンチャーは一人で複数の業務を担当すること多く、複数の役割を同時にこなすなど、ストレスが溜まることも多いので、ストレス耐性の強い、前向きな人がおすすめです。また、営業活動など、体力が必要な場面も多いので、体力に自信のある方が向いていると言えるでしょう。

社会情勢・流行に敏感な人

不動産業界で働く上で、社会の動きや流行、トレンドを常にチェックして、新しい情報を仕入れる姿勢が必要です。不動産の価値は景気などの経済情勢や、1つのニュース等でも大きく変動する場合もあります。買い手や社会情勢、将来にわたってのライフスタイルや価値観の変化なども捉えて、計画を立てるための現状分析ができる能力も求められます。

スピード感のある仕事がしたい人

ベンチャー企業は比較的に規模の小さな会社が多いのが特徴です。社員ひとりあたりの仕事量も多く、社員1人に与えられる裁量権も多く、現場の判断で仕事を進めるという場面も多くあるのも特徴です。上司の指示を待たず、自分の判断で、スピード感のある仕事が特徴です。社会の変化についていくため、トレンドも先取りしての行動も求められます。

最新の技術に興味がある人

不動産業界のベンチャー企業はI T技術や、A I・IoTを活用した事業スキームを構築しています。常に新しい技術に興味・関心があり、新しい技術やシステムの導入に対しても苦手意識なく、柔軟に取り入れることができる人材が向いていると言えるでしょう。

注目の不動産業界のベンチャーを紹介

ここまで、不動産業界のベンチャー企業の特徴や、向いている人について解説をしてきました。実際、どんな企業があるのか、注目の不動産業界のベンチャー企業を以下、紹介します。各社の事業内容などを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

ReVieグループ

2015年に設立された、不動産コンサルティング事業、相続事業、管理事業を行う不動産ベンチャーです。資本金9,000万円、2020年4月現在で従業員数が40名です。不動産事業の他にI Tコンサルティングやシステム開発などのI T事業も展開をしています。

プロパティエージェント株式会社

2004年に設立された企業です。I T技術を活用した、不動産クラウドファンディング事業や、賃貸管理、建物管理サービス、不動産以外にもD X推進事業を展開する不動産ベンチャーの中でも注目の高い企業です。実力主義の社風で若いうちから管理職への昇格もできて、社員のモチベーショおが高いのも特徴です。

株式会社T A P P

2016年に設立された、不動産売買、賃貸仲介、賃貸管理業務、不動産投資コンサルティング、セミナー事業を展開する企業です。2022年現在で、従業員が144名在籍しています。資産運用のセミナーも運営をしており、複数の新規事業をスタートさせるなど急成長をしている企業です。入社前のインターンも受け入れています。

不動産業界のベンチャー企業を研究して、就活の選択肢を広げよう!

今回の記事では不動産業界におけるベンチャー企業の特徴や、向いている人の特徴、注目の不動産業界のベンチャー企業について紹介、解説をしました。不動産業界は、ゼネコン・ハウスメーカー、ディベロッパー、管理会社、仲介会社など多くの業種があり、どれも人々の生活に欠かせない仕事ばかりです。不動産業界にもI T技術を活用したベンチャー企業が数多く生まれていります。チャレンジングな企業も多く、今後より成長が期待できる企業も多数あります。今回の記事を参考に、ぜひ不動産業界におけるベンチャー企業の研究を進め、就職先を選ぶ上での選択肢を広げてください。自分に合った企業選びを進めて志望企業の内定獲得に向けて準備を進めましょう。

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