金融業界の自己PRはどう書いたら良いか?作成のポイント・手順を解説!

就職活動, エントリーシート, 企業研究, 面接対策
2023.01.31
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投稿したユーザー : agentgate

金融業界は就活生にとって人気の業界です。採用試験において、エントリーシートや面接試験で魅力的な自己PRを作成することが内定獲得に不可欠です。今回の記事では、金融業界を志望する人向けに、自己PR作成のポイントを解説します。ぜひ、ご自身の自己PR作成の際の参考にしてください。

自己PRとは?

自己PRは、自分の強みと、その強みを志望先にどう活かすことができるか、志望企業においてどんな貢献ができるかを熱意を込めて、表現します。短時間(エントリーシート上)で自分をいかに売り込むことができるかがポイントになります。

金融業界の主な分野

自己PRを作成するうえで、自分が目指す企業がどんな事業を行っているかをしっかり把握することが重要です。ここでは金融業界の主な業種について説明します。

銀行

銀行の主な業務は預金業務、融資業務、為替取引業務などがあります。特に融資業務は取引先の経営に重大な影響をあたえる業務で、社会的な意義も大きな業務です。日本経済を支える大企業が多いのも特徴です。

証券会社

証券会社は、株式の売買、仲介などを行い、株式市場で各企業の資金調達などを行うのが主な事業です。銀行同様、日本経済を支える役割を担っています。大企業も多いですが、ネットに特化した新しく参入した新興企業や異業種からの参入も多い業種です。

保険

「生命保険会社」と「損害保険会社」とあり、もしもの時の備えとしての保険商品を顧客へ提案し販売を行います。保険資金を貸し付けたり、有価証券投資によって運用する有力な機関投資家としての役割も担っています。

政府系金融機関

政府系金融機関とは政府が経済発展や、国民の生活の安定など、特定の政策を実現させる目的で設立した金融機関をさします。特殊法人として出資金の多くを政府が出資している場合が多いです。代表的なものとして、日本政策投資銀行、住宅金融支援機構、商工組合中央金庫などがあげられます。民間金融機関が融資することが難しい分野に対して、財政投融資制度を活用し、融資を行っています。

金融業界の求める人物像

自己PRを作成するうえで、それぞれの企業がどんな人物を求めているかを把握する必要があります。ここでは、金融業界の求める人物像について解説していきます。

コミュニケーション能力

金融商品を扱うということから、顧客との信頼関係を築くための高いコミュニケーション能力が求められます。顧客の話を受容でき、かつ、顧客の求めることを提案するプレゼン力も
必要です。

主体性

お金を扱うということで様々なトラブルや、難しい対応を迫られる案件も多々発生します。時間との戦いという場面もあり、自ら主体的に問題を解決を求められる機会も多く存在します。主体的に取り組める能力が求められます。

多角的な視点・勤勉さ

金融業界は、様々な業界の企業と取引を行います。様々な業種の取引先とのやり取りの中で、多くの判断・決断を求められます。そのような場面では物事を多角的に捉える広い視野と思考が求められます。最新の知識、情報を得る勤勉さも必要な素養と言えるでしょう。

金融業界のES・面接試験における自己PR作成手順

金融業界のエントリーシート(ES)・面接試験における自己PRの作成手順について解説をします。ポイントは「業界・企業研究」「自己分析」「説得力のある志望動機つくり」の3つです。

1:業界研究・企業研究をしっかり行う

自分が志望する業界・企業の特徴をしっかり把握する「業界研究・企業研究」について説明します。まず志望先の企業について事業内容などを正確に把握していることが自己PR作成にとても重要です。

志望する業界・会社の具体的な業務。社会的な意義を把握

金融業界は、大企業も多く社会的にも影響力の大きな会社が多数あります。一企業としてというより、社会において志望する企業がどのような役割を果たしているか、社会的意義も含め、特徴を調べ、把握することが重要です。

志望する業界・会社の中期ビジョンについて調べる

志望する企業が今後、中長期的にどのような経営戦略をとるかといった中長期ビジョンについてもしっかり調べましょう。今現在というよりも今後を見通すことで自分が企業で活躍するイメージを明確にします。自分の能力が志望企業の未来にどのように役に立つかという視点で企業研究を深めましょう。

説明会・OBOG訪問で学んだことを改めて見返す

企業研究を行う方法として会社説明会の参加や、OBOG訪問があります。聞いた内容をしっかり復習して自分なりの考えや、共感した内容などをしっかり言語化することが重要です。

2:自己分析から自分の強みを把握する。

自己PRを作成する上で、特に重要なのが「自己分析」です。面接やエントリーシートで自分の強みや、能力を伝えるにあたって、まずは自分自身がどんなことができるか?どんなことがしたいのか?を把握する必要があります。自己分析の進め方についての手順を紹介します。

今までの経験・体験を振り返りまとめる

自己分析を進めるうえでの基本はまずは、今までの自分の体験・経験・行動を中心に振り返ることです。生まれてから、今まで、どんな経験・体験をしてきたか。年代ごとに印象に残っている経験をピックアップし、その時、自分にとってどんな感情が沸いていたかを思い出し、言語化します。特に、大学時代の経験・体験は細かく色々な場面でのエピソードを書けるだけ書くことを心がけましょう。

過去の経験・体験から自分らしさ、自分の強みを見つける

過去の経験・体験を振り返り、自分の印象に残ったエピソードの共通点から、自分の価値観や自分らしさを見つけます。大事にしている信念や、自分なりのこだわりなどをまとめ、そこから自分の強みになる素養や能力を抽出します。

3:志望理由をまとめる

自己PRをまとめるにあたって志望動機・志望理由も明確にしておくと、より中味のこい内容の自己PRが作成できます。志望理由・動機をまとめるうえでのポイントを解説します。

なぜ金融業界でこの分野を志望するのかを明確にする

数ある業界、企業から、なぜ、金融業界に興味をもち、志望したかを明確にしましょう。大手だから、とか銀行は安定してそうだと言った自分本位の志望動機ではなく、金融業界の社会的な意義や、社会における役割なども捉えたうえで、そこで自分が働く会社にとってのメリットを考慮して、志望理由を検討しましょう。

志望する会社でどんな業務に携わりたいか?何ができるかをイメージする

金融関係の企業には様々な業務があります。自分がその中でもどんな業務に携わりたいか、関わりたいかを複数用意しましょう。大きなテーマ1つとその関連する具体的な事業内容、部署名などもしっかり語れる準備をし、その企業で自分が活躍している具体的なイメージを膨らませていくことで、説得力のある志望動機を語れることができるでしょう。

4:自己PR・「強み」を志望先でどう生かすかをまとめる

企業研究・自己分析・志望理由の3点をまとめた上で、それぞれの内容をちりばめて、自己PRを作成します。自分が金融業界で活躍できる人材であることを、金融業界で働きたいという熱意と共に伝える自己PRを目指しましょう。

自身の強みと強みが発揮された具体的なエピソードをまとめる

強みを語る際には必ず、それが発揮された具体的なエピソードを複数用意しましょう。エントリーシート上では特に発揮されたとっておきの体験をそのシーンが明確に再現できるよう詳細に記載します。「強み」はどんな場面でも発揮されるから「強み」と言えます。

具体的な能力を金融業界・志望する会社で活かせる・貢献できる能力をまとめる

強みを記載し、強みを裏付ける具体的なエピソードを表現したら、その強みを活かして、志望先でどんな貢献ができるか、働いてからどう活かすかを具体的に表現します。採用されたら、自分はこんなことができるんだ、したいんだという意欲を示すことが魅力的な自己PRに繋がります。

金融業界の会社研究・自己分析をすすめ、印象に残る自己PRを練って内定を勝ち取ろう!

今回の記事では、金融業界の自己PR作成のポイントについて解説しました。金融業界の会社研究・自己分析をすすめて、説得力のある志望動機をかため、魅力的な自己PRをぜひ作成し、人気の金融業界の内定を勝ち取れるよう準備を進めてください!今回の記事を自己PR作成の参考にしてください。

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