アピールにつながる履歴書の志望動機の書き方は?抑えるべきポイントや記入例を紹介!

就活準備, エントリーシート
2022.06.23
822

投稿したユーザー : agentgate

企業に応募する際に必ず必要な履歴書。

複数ある項目の1つに志望動機欄がありますが、志望動機は面接など次のステップに進むための重要な項目の1つなので、考えれば考えるほど、書き方に悩んでしまうかもしれません。

どうすれば説得力がある志望動機を書くことができるのか、今回は志望動機の書き方、注意点、書く前にすべきことについて解説いたします。

例文もご紹介しますので、志望動機を書く際の参考になさってください。

履歴書の志望動機の書き方

志望動機は読み手に自分の熱意が伝わるように書かなければいけません。

志望動機の書き方について確認しましょう。

結論から書く

志望動機の書き方は結論・理由・まとめの流れで書きます。

理由を先にして最後に結論を書くと、だらだらとした要点を得ない文章という印象を読み手に与えてしまいます。

担当者は多くの応募者の履歴書を確認します。

場合によっては、1人の履歴書に時間をかけて確認するのが難しいことも考えられます。

最初に結論を書いて、志望動機を分かりやすくすれば目に留まる可能性が高くなるかもしれません。

その企業である理由を書く

志望動機は、その企業である理由を書くことが重要です。

他の応募者と代り映えしない志望動機を書いても、担当者の目を引くことはできません。

似たような志望動機を書く応募者の1人で終わってしまいます。

業界研究・企業研究、インターン経験があれば、その経験も踏まえて、他の企業と差別化した志望動機にしましょう。

その業界や企業について、よく研究された志望動機は担当者の目を引きやすくなるはずです。

実体験を踏まえた企業とのつながりを書く

その企業のサービスや商品を使用した経験を踏まえて志望動機を書いてみましょう。

サービスや商品の素晴らしさに感銘を受けて、その企業に入社した人は珍しいことではありません。

自分自身の実体験であれば、他の人にないオリジナルの志望動機を書くことができます。

インターン経験も実体験の1つなので、自分と企業のつながりをアピールした志望動機を書いてみましょう。

入社後に何をしたいかを書く

志望動機は入社への意欲以外に入社後に何をしたいのかも書きましょう。

入社への熱意は高いのに入社後に何をしたいのかが書かれていないと、入社することが目的のような印象を与えかねません。

入社への意欲はもちろんですが、どういった仕事をしたいかも書くことで、説得力ある厚みのある志望動機にすることができるので、入社後に何をしたいのかについても書きましょう。

【辛口コメント】
・代り映えしない志望動機では説得力がありません。

・オリジナルの要素など、他の応募者にはない志望動機であることが重要です。

志望動機を書くために必要なこと

志望動機がブレたり、行き詰らないようにするには自己分析・業界研究・企業研究が重要です。

この3つを、志望動機を書く前に行うことで内容に厚みを持たせた志望動機にすることができます。

自己分析

まずは、自分自身について理解することから始めましょう。

長所や短所、好きなこと、興味あることなどを書き出して確認してみましょう。

改めて長所や短所など、自分の特徴を確認することで、どんな仕事が自分に向いているのか見えてきます。

自分がその仕事になぜ向いているのか理由がはっきり分かれば、説得力がある具体的な志望動機を書くことができます。

自己分析を行って、性格や考え方など自分自身について整理してみましょう

業界研究

次は業界研究です。

多くの業界の中で、その業界に興味を持つ理由や他の業界との関係性、市場規模、動向など業界に関する知識が深まれば興味を持った理由も明確になります。

業界に関する知識が深まり、興味を持った理由も明確になれば自己分析同様に志望動機に説得力を持たせることができます。

業界の知識は志望動機だけでなく、キャリアプランにも活かすことができるので、業界研究をしっかり行いましょう。

企業研究

自己分析、業界研究を行ったら最後に企業研究です。

企業の成り立ちや事業内容、業績の推移などについて調べましょう。

すぐに調べられる程度の情報では、他の応募者の志望動機と差を付けることはできません。

掘り下げて調べていくことで、さらに志望動機が明確になり、新たな魅力に気付くこともあります。

自己分析・業界研究・企業研究と突き詰めていくことで、志望動機に厚みを持たせましょう。

【辛口コメント】
・仕事に対する考え方が定まらない志望動機は担当者に見透かされてしまいます。

・考えや情報を整理して、中途半端な志望動機にならないようにしましょう。

履歴書の志望動機の例文

ご紹介した志望動機の書き方を踏まえた例文をご紹介します。

例文 例①

自動車メーカーへの志望動機

子供の頃から貴社の自動車が好きで、将来は乗るだけでなく仕事として関わりたいと思い志望しました。

父が長年、乗っていたのが貴社の自動車で、出かける時に乗るのが楽しみでした。

他社とは違う独特のデザインや乗り心地が大好きで本やパンフレットで、どのように製造しているのかを調べました。

調べていく中で製造方法だけでなく販売方法も他社とは違う独自の方式を採用していることを知り、ますます貴社の自動車に興味が湧きました。

ユーザーとしてだけではなく、貴社の自動車の素晴らしさを多くの人達に知ってもらいたいと思い、貴社を志望いたしました。

例文 例②

商社の志望動機

貴社が取り扱う高品質の製品を世界中に広め、多くの人達の生活環境の向上に貢献したいと思い、貴社を志望しました。

大学時代に留学した際、ホームステイ先や友人の家で使われていた製品の品質が低く頻繁に故障していました。

代わりになる製品は普及しておらず、やむを得ず使っているという状態でした。

この経験から、高品質な製品を求める人達の元に届け、生活環境の向上に貢献したいと思いました。

優れた製品も求める人達に行き渡らなくては意味がありません。

1つの製品だけではなく様々な製品を取り扱い貿易によって、人々の生活環境の向上に貢献したいと思い、貴社を志望いたしました。

【辛口コメント】
・志望動機を具体的に伝えないと読んだ担当者には響きません。

・なぜ、その企業なのかが伝わる志望動機であるようにしましょう。

志望動機を書く時に抑えておきたいポイント

志望動機は熱意を伝える内容の他に下記のポイントを抑えた上で書きましょう。

志望動機は200~300文字以内

志望動機欄の文字数は200~300文字以内に収まるようにして書きましょう。

熱意が伝わるように欄をびっしりと埋めた方が良いと思うかもしれませんが、びっしりと書かれていると読みづらく読み手への配慮が欠いている印象を与え、考えや文章を要約できないと判断される恐れもあります。

文字素や大きさにも注意をして、読みやすさにも配慮が必要です。

記入欄の8割は埋める

履歴書は書式によって、志望動機の欄のスペースに差があります。

しっかりと要約されていて、文字数も上記の200~300文字に収まっていても欄のスペースに対して余白部分が多く見えてしまうと、良い印象を与えることができません。

余白が多いと本気度や入社意欲を疑われるかもしれません。

記入欄のスペースに応じて文字数と文字の大きさにも配慮して記入欄の8割は埋めるようにしましょう。

履歴書は「御社」ではなく書き言葉の「貴社」

履歴書などの書類に使う敬称は「御社」ではなく書き言葉の「貴社」です。

「御社」の方が面接対策などで口にすることが多いので、履歴書を書く時も頭に浮かぶかもしれませんが「御社」は口語なので注意しましょう。

面接では「御社」、履歴書などの書類では「貴社」と間違えないように覚えておきましょう。

ボールペンで記入して修正液はNG

これは、志望動機のポイントというよりも履歴書を書く時の注意になりますが、履歴書は必ずボールペンか黒のペンで書きます。

鉛筆やシャープペンシルで書くと擦れて書いた内容が分からなくなる恐れがあるのと、履歴書をこれらの筆記具で書くのはマナー違反でもあります。

滲みや擦れに注意して、ボールペンか黒のペンで書きましょう。

履歴書とエントリーシートの志望動機は一貫性を持たせる

履歴書とエントリーシート、どちらも志望動機を記入する欄があります。

書類ごとに志望動機が違う・矛盾していると一貫性がない人物と見られてしまいます。

一言一句同じだと今度は手抜きという印象を与えてしまうため、書類ごとに志望動機が矛盾しないよう志望動機自体は同じでも、表現を変えることで内容に一貫性を持たせましょう。

面接でも志望動機は聞かれます。

履歴書と矛盾しないよう一貫性ある回答を心掛けましょう。

【辛口コメント】
・余白が目立つ履歴書に入社意欲は感じません。

見栄えも意識して書きましょう。

・一貫性がない志望動機が評価されることありません。

必ず一貫性を持たせましょう。

担当者の目に留まる志望動機を書こう

志望動機は熱意をただ書くだけではいけません。

なぜ、自分がその企業を志望するのか、読み手である担当者を納得させられる説得力があることと、読みやすさも意識しなければいません。

これらのことを自分なりに意識して書いているつもりだけど正しいのか判断できない・自信がないと感じるなら、就活のプロのアドバイスを受けてみませんか?

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