施工管理が派遣として働くことはアリ?ナシ?デメリット・メリット、正社員との違いも解説!

就活準備, 就職活動, 企業研究
2023.05.31
319

投稿したユーザー : agentgate

派遣社員と聞くと、大半の方は、正社員よりデメリットの側面が多いように捉えるでしょう。しかし、職種や業種によっては、派遣社員の方がメリットが生じるということもあり得ます。今回紹介する「施工管理」もそんな仕事のひとつです。今回の記事では、施工管理が派遣として働くことのメリット・デメリットについて、「正社員」と「派遣社員」との違いについて、解説していきます。就職先を検討する際に、自分にあった働き方を選択するための検討材料として、ぜひ参考にしてみてください。

施工管理技士の仕事内容

施工管理技士は、施工管理の知識や技術を証明する国家資格です。「建築」「土木」「造園」「管工事」「電気工事」「電気通信」「建設」の7つの種類があります。仕事内容は、その名の通り、「施工」を「管理」するのが主な業務となります。施工自体を担当するわけではなく、工程の管理や、安全、スケジュールなど施工全体を取りまとめるのが役割です。

主な仕事内容は以下の通りです
・工事の施工計画の作成
・現場での安全確保
・機材・材料の調達
・工事の品質管理

施工管理技士は上記の業務を専門的に行うための資格です。現場監督はその工事現場の管理のみを行いますが、施工管理は工事全体の管理を担当します。

施工管理技士における派遣と正社員の違いについて

ここでは、成功管理技士における「正社員」と「派遣社員」の違いについて解説します。

働き方の違い

雇用期間
派遣社員・・有期雇用(契約期間が決まっている。通常は3年)
正社員・・・・無期雇用(基本は定年の年齢まで働くことが可能)

雇用期間は、正社員は基本、期間の定めのない無期雇用であるのに対して、派遣社員は期間の定めがある、有期雇用となります。正社員は各種、労働法規によって雇用や権利が守られているので、よほどのことがない限り、雇用契約を解除(解雇)されることはありません。一方の、派遣社員の場合は、通常はプロジェクトごとで契約を結ぶことになります。各プロジェクトによって勤務内容や、働き方が異なっており、正社員と比べて雇用環境は不安定であると言えます。プロジェクトが終わると、基本は契約が終了するので、仕事が途切れてしまうという事態も発生します。

業務内容の違い

雇用主
派遣社員・・派遣会社(勤務先の会社ではない)
正社員・・・勤務先の会社・組織

勤務先
派遣社員・・派遣先の会社・組織
正社員・・・勤務先の会社・組織

転勤・異動
派遣写真・・なし
正社員・・・あり

監理技術者や主任技術者は正社員の配置は可能ですが、派遣社員の場合は、配置できないと法律で定められています。本当に責任のある業務に正社員が担当し、派遣社員はサポート役として携わるという関係性になります。また、正社員は、その企業に直接雇用契約がなされていて、その会社での勤務をすること前提です。一方の派遣社員は雇用主にあたるのは、派遣会社で、勤務地はその派遣会社が指定した会社になります。

給与の違い

給与
派遣社員・・時給制
正社員・・・月給制・年俸制など

社会保険
技術者派遣・・条件を満たせば取得可能
正社員・・・条件を満たせば取得可能
正社員は昇格・昇進があり、また、賞与もあるので、雇用形態とともに収入面でも安定性が魅力の大きなひとつです。一方で派遣社員はプロジェクトごとによって、収入が異なっており、規模や業務内容によって大きく変動することもあります。安定性には、欠けますが、場合によっては、派遣社員の方が、正社員のよりも多くの給料を得て、収入が多いという子四方多々発生するのが、施工管理業務の特徴です。

施工管理技士が派遣として、働く上でのメリット

正社員と派遣社員との違いについて理解したところで、派遣社員として、施工管理技士が働く上でのメリットについて、以下、紹介、解説をしてきます。

1:未経験者にとって経験を積む場になり、キャリア形成につながる

施工管理技士は経験がない場合、派遣社員の方がキャリアをスタートさせやすいということもあります。施工管理は人手不足で、派遣社員としての施工管理技士は未経験者の募集も多いのが現状。派遣会社によっては、教育や研修制度が充実しており、受け入れ態勢が整っている会社もあるくらいです。

2:働き方を選択できる

派遣社員としての施工管理技士は、正社員とは違った働き方が選択できます。具体的なメリットを以下紹介します。

定時退勤が可能

派遣社員としての施工管理技士は原則、定時で退勤することが可能です。正社員の場合は、残業することも多々発生します。派遣社員の施工管理技士は、現場が終われば、残業をしないで定時であがることが当たり前となっています。派遣社員に対しては基本、残業させないという認識です。(派遣先の会社として高額な残業代の支払いが発生してしまうため)

業務がマニュア

派遣社員の業務はマニュアル化されていて分かりやすくなっています。業務上のミスは生じにくいでしょう。派遣の施工管理技士は正社員の補佐役という立場が多いので、精神的な負荷は軽いと言えるでしょう。

現場を自由に選ぶことができる

派遣の施工管理技士は、自分があわないと思った現場は辞めることが可能です。建設現場で働くので厳しい現場や合わないと感じる人に出会うことも少なくないでしょう。正社員の場合だと、そんな状況でも辞めることはできないですが、派遣社員の施工管理技士であれば、すぐに現場を変更してもらうことが可能です。派遣会社としては、派遣社員がいなくなってしまうより、新しい現場を紹介した方がメリットになるからです。

3:高収入で残業がない

派遣社員としての施工管理技士は、プロジェクトの単価や、規模が大きいほど収入が増えていきます。正社員とは異なり、選ぶ現場によっては正社員より高額の収入を得るということもあり得ます。施工管理技士は人手不足かつ、知識や経験が求められる業務のため、収入面において、派遣社員だとしても高収入を得ることが可能です。国家資格を取得して、実務経験を積んでいたら、現場でも重宝されます。業務内容も多岐に渡るため、優秀な人材ほど、替えが聞かず、プロジェクトの単価があがって給料アップにもつなげられます。また、派遣会社との契約時間での勤務が前提なので、残業も発生しないということも大きなメリットと言えるでしょう。

4:多様な現場を経験できる

派遣社員なので、様々な現場を経験することが可能です。より多くの現場を経験することで、施工管理技士のスキルアップに役に立ちます。正社員の施工管理技士の場合だと、所属会社のやり方などに則ることになるので、経験は積むことはできますが、施工方法はルーティン化してしまいます。派遣の場合は、契約のたびに派遣先の会社によって異なる施工方法を経験できるので様々な種類の経験、幅広い知識、スキルを習得することができるでしょう。

5:能力が認められると正社員として登用されることも

派遣契約の中には、派遣期間終了後、双方の合意があれば、正社員として登用されるというころもあります。派遣社員の施工管理技士は、能力によって引き抜きにあうことも少なくありません。派遣社員として様々な現場を経験して、施工管理技士としてのスキル・知識を身に着けることで、キャリアアップにつながっていきます。例えば、スーパーゼネコンの現場で派遣社員として施工管理技士として働いていたところで、仕事ぶりが評価されたら、正社員として採用されるというケースも少なくありません。

派遣社員として施工管理技士で働く上でのデメリット

続いて、派遣社員で働く上でのデメリットについていくつか紹介します。

1:教育環境が整っていないこともある

派遣社員の教育は派遣先の企業に育成義務はありません。期間中しか働かないので会社としても教育する意味がないからです。なので、現場では教育研修の機会がないので、事前に派遣元での研修を積極的に受講することがおすすめです。

2:派遣先で働ける期間は限定的

派遣社員は、契約期間が限定的です。最悪の場合は、急に仕事がなくなってしまうということもあり得ます。正社員は簡単には解雇されることはないのですが、派遣社員の場合は人員整理の際に真っ先に雇止めをされるというリスクが発生します。

3:福利厚生面で劣る可能性がある

派遣先によっては、正社員に与えられる福利厚生面のメリットがない場合もあります。最低限の社会保険と交通費のみというところも少なくありません。派遣先の条件などは働く前にしっかり把握することをおすすめします。

派遣社員としての施工管理技士働き方の特徴を理解して、働き方の選択肢を広げよう!

今回の記事では、施工管理技士として派遣として働くことのメリット・デメリットについて、「正社員」と「派遣社員」との違いについて、解説しました。就職先を検討する際に、自分にあった働き方を選択するための検討材料として、ぜひ参考にしてみてください。選択肢を広げて就職先を見つけましょう!

この記事を友達におしえる!

タイトルとURLをコピーする