正社員派遣ってどんな形態?デメリット・メリットを詳しく解説!

就活準備, 就職活動, 企業研究
2023.05.31
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投稿したユーザー : agentgate

働くにあたって、正規や非正規など様々な雇用形態・就業形態があります。その一つとして、最近、注目されている働き方として、「正社員派遣」があります。聞いたことはあるけど、正社員や派遣社員との違いについてあまり良く理解していないという方も多いのではないでしょうか?今回の記事では、正社員派遣の特徴、登録型派遣社員や正社員との違い、メリット・デメリットや、働く上での注意点などを解説していきます。これからの就活で「正社員派遣」について理解を深めることで、働き方選択肢を増やしましょう。

正社員派遣とは?登録型との違いは何か?

正社員派遣とは、常用型派遣とも呼ばれています。派遣会社の正社員として雇用されますが、雇用関係を定めていないというのが特徴です。技術職や研究職、介護・福祉関係など専門的な仕事内容が多いですが、事務職や経理などの仕事でも正社員派遣が活躍しています。

登録型派遣との違い

派遣での就業形態には、正社員型派遣と登録型派遣に大きく分かれます。ここでは、正社員型派遣と登録型派遣との違いについて紹介します。

① 雇用期間・雇用保険

正社員型派遣と登録型派遣では雇用期間が異なります。登録型の方は最長で3年間と期間が決まっているのに対し、正社員型派遣では、定年までとなっています。派遣先企業での契約期間が終了したとしても、派遣会社が次の働き先を確保するため、雇用関係は継続されます。雇用が継続されるので、正社員型派遣は雇用保険への加入できます。

② 給料・賞与

給与の面でも違いがあります。登録型派遣は時給制でボーナスは支給されないというパターンが多いのに対して、正社員型派遣は、月給制で、ボーナスが支給されることもあります。会社によって退職金が支給される場合もあります。

③ 福利厚生面

保険や、年金など福利厚生面でも違いがあります。登録型派遣の場合は、健康保険、厚生年金保険、雇用保険などは通常、ありません。(派遣先などの条件によっては加入も可能)正社員型派遣は全ての保険への加入が可能です。交通費などの諸手当もありますし、産休・育休も取りやすいという点も特徴です。

④ キャリア面・職歴

登録型派遣の場合は、転職の際の職歴としては派遣社員としてのキャリアとなります。一方、社員型派遣の場合は、正社員としての職歴となります。正社員としてのキャリアとして認識されるため転職活動の際に有利に働くこともあります。

⑤ 派遣先の選択

派遣先の企業についても違いがあります。登録型派遣は派遣先を選ぶことが可能ですが、正社員派遣の場合は自分で派遣先を選ぶことができません。登録型派遣の方が仕事の自由度が高いという点の特徴があります。

正社員との違い

正社員型派遣と正社員はほぼ同じ待遇ですが、大きく異なる点として、就業先があげられます。正社員は雇用主と、就業先がどちらも採用された企業になります。正社員型派遣の場合は、雇用主が派遣会社で就業先は、雇用主が指定する派遣先の会社となります。

正社員型派遣のメリット・デメリットは?

正社員型派遣で働くとどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?主なメリット・デメリットについて以下、紹介します。まずはメリットから。

正社員派遣で働くメリット

安定した雇用・収入

正社員派遣の特徴として、雇用契約が保証されているという点があげられます。契約終了によって仕事がなくなるというリスクがなく、正社員派遣を自分から辞めない限り、定年まで雇用が保証されます。また、収入面でも、月給制でボーナスも支給されるので安定するという点も大きなメリットと言えるでしょう。

次の仕事が決まるまでの間も給与が発生する

登録型派遣の場合は次の派遣先が決まらないと、給与は発生しません。正社員型派遣の場合は、派遣先で就業していない期間中も給与が発生します。登録型派遣よりも経済的な不安を感じる事は少ないでしょう。

スキルアップ・キャリアアップがしやすい環境

派遣会社は、研修制度が充実していること多く、仕事に必要なスキルや知識をしっかり身に着けることが可能です。派遣先の種類も多いので、専門的なスキル取得に特化した研修というより、幅広く様々なスキルを身に着けることができるのが特徴です。多くの種類の業種・職種のお仕事を経験することもでき、働きながら、スキルアップ、キャリアアップがしやすい環境と言えるでしょう。正社員としての職歴も積み重ねることになるので、転職時の条件アップにもつながりやすいです。

正社員派遣で働くデメリット

続いてはデメリットについて、説明します。メリット・デメリットの両方を理解して正社員型派遣が自分にあった働きかたかどうかを判断しましょう。

自由度が低め

正社員型派遣は、原則、週5日のフルタイムでの勤務となります。正社員とほぼ同じ働き方になるので、自由度が低めです。新しい仕事が決定するタイミングも自分では決められないことが多いというのも自由度が低めの要因。登録型派遣の場合は、派遣先の仕事や環境などが合わなかったら仕事を辞めるという選択も取りやすいですが、正社員型派遣の場合は、派遣会社との正社員としての契約もあるので、簡単にやめるということが難しいです。

希望する職場や業務につけるとは限らない

正社員型派遣の場合は、派遣先を自分では選べません。自分が希望する職場や業務に必ずしもつけるとは限りません。時には、自分に合わない職場環境で働かなければならない可能性もあり、自分がやりたくない仕事をやらざるを得ない場合も発生します。

派遣会社に登録する際に気をつけるべきこと

安定した雇用・収入が魅力的な正社員型派遣ですが、派遣会社に正社員として登録をする必要があります。派遣会社に登録する際に、注意すべき点を以下、解説します。派遣会社選びは慎重に行う必要があります。

掛け持ちが可能か?を確認

最近では副業をされる方も多くなっていますが、正社員型派遣の場合、派遣会社の就業規則によっては、副業や派遣会社の掛け持ちを禁止しているところもあります。正社員型派遣をしながら、副業を行いたいと思っている方は、注意が必要です。掛け持ちOKの会社もあるので、登録する際にその点をしっかり確認しましょう。

給与、ボーナスなどの条件を確認

正社員型派遣は月給制のところが多いので、収入は安定していることが多いです。ただ、給与自体が高いとは限りません。給与は登録する派遣会社によって様々です。賞与が支給されるかどうかも派遣会社によって異なります。派遣会社に登録する際には、細かい労働条件とあわせて、給与面などをしっかり確認して、登録するようにしましょう

自分のコミュニケーション力を磨いておく

正社員型派遣は1つの職場にとどまらず、様々な職場で勤務をする必要があります。仕事をスムーズに実施するためには職場のメンバーと円滑なコミュニケーションが求められます。どの職場においても短い時間で打ち解けられるコミュニケーションスキルが必須。派遣会社に登録する前にぜひ、自分のコミュニケーション能力を高めるよう意識しましょう。

正社員型派遣から、正社員を目指す方法。

条件は正社員に近いですが、派遣会社に登録をしているという意味では、正社員型派遣は正社員ではありません。正社員の方がやはり給与面などで条件がよい場合が多くあります。ここでは、正社員派遣から正社員を目指す方法についていくつか紹介します。

正社員に切り替えてもら

派遣先の企業での働きぶりや、成果を評価されると派遣先企業から直接雇用されるというケースもあり得ます。派遣先の企業が正社員雇用制度のあるところか、正社員への切り替えに関しての相談などは、登録した派遣会社の担当者などに相談してすすめましょう。

正規型派遣での経験を活かして正社員として他の会社への転職活動する

正規型派遣では様々な職場を経験することになります。幅広いスキルや知識を身に着けることが出来るので、正社員としてしての職歴を活かして、転職活動をするのもおすすめです。ハローワークなどにいるキャリアコンサルタントやキャリアドバイザーに積極的に相談してみましょう。派遣会社によっては、転職支援をしてくれるところもあるので、制度を利活用しましょう。

正規型派遣の特徴や他の雇用形態との違いをしっかり確認して、把握しよう!

今回の記事では、正規型派遣に関しての特徴や他の雇用形態との違いに関して紹介・解説をしてきました。正社員型派遣は、様々な職場で経験が積めるという点と、登録型派遣と比べ、収入や雇用が安定しているというメリットがある働き方です。ただ、自由度が高くないということと、正社員と比べると条件が悪い場合もあります。様々な働き方があるので、自分のライフスタイルにあわせて、就職先や働き方について検討してみましょう!今回の記事をぜひ参考にしてください。

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