SESってどんな働き方?アリ?ナシ?デメリット・メリットを徹底解説!

就活準備, 就職活動, 企業研究
2023.05.31
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投稿したユーザー : agentgate

就職活動で、いろんな仕事を探すにあたって、正規雇用や非正規雇用など様々な就業形態があります。その中のひとつとしてIT業界のエンジニアの就業形態に「SES」と呼ばれる契約があります。今回の記事では、そもそも「SES」って何か?「SES」で働くことのメリット・デメリットについて、詳しく解説していきます。IT業界を検討している方、エンジニアとして働くにあたって、「SES」という選択肢も考えている方、ぜひ最後までお読みいただき、将来の働き方のイメージを掴んでください。

「SES」とは何か?

まず、「SES」とは何かを説明します。契約形態として3つあるので、それぞれの特徴を解説していきます。

「SES」=「システムエンジニアリングサービス」のこと

SESとは、システムエンジニアリングサービスの頭3文字からなる名前です。このサービスはざっくりいうと、「顧客・クライアントに対して、要望・要請に応じてエンジニアを派遣するサービス」のことを指します。このサービスを手狂している会社のことをSES企業と呼びます。派遣されたエンジニアは、派遣先の企業に契約期間の間、常駐してシステム開発に従事します。SESは一種の雇用形態のことを指します。

SES企業とSEの契約の形は3種類

SESにおける、SES企業とSEとの間の雇用形態は全部で3つのパターンがあります。顧客・クライアントが求める案件によってSEとSES企業との契約形態が変動します。派遣するという内容には変わりはありませんが、指示命令系統が異なっており、契約内容をしっかり確認し、把握することが必要になります。以下、その契約形態と内容について解説します。

SES契約

こちらは、SES企業が自社の社員を顧客企業へ派遣する形態です。派遣されるエンジニアはSES企業の社員となります。顧客が指定する期間、顧客企業にエンジニアを派遣してその企業において業務に携わります。エンジニアは顧客企業で働きますが、指示・命令はSES企業が行うので、派遣先の顧客は指示・命令ができません。この契約においては、エンジニアは常駐先の企業において、制作した成果物にかんして責任を負わないという点が特徴です。労働力とエンジニアのスキルを提供するということだけの契約形態なので、仮に最後までシステム開発ができなかったとしても、契約上の責任は生じません。

派遣契約

この派遣契約には「一般派遣」と「特定派遣」の2種類あります。一般派遣は、SES企業に、登録をしているエンジニアを顧客へ、直に派遣をする形態を指します。もう一方の特定派遣は、SES企業が、社員として採用したエンジニアを顧客へ派遣して、指定の期間、顧客企業へ常駐させます。SES企業では特定派遣が良く利用されています。指示命令系統が、SES契約と異なり、顧客企業側にあるので、常駐先では、クライアントの指示命令に従う必要があります。ただ、SES派遣における契約と同様、制作した成果物に関しての責任を負う必要は生じません。

請負契約

こちらの契約は他の2つとは異なり、SES企業が顧客に派遣するエンジニアは依頼された内容に関して、成果を出すことを求められる契約形態です。SES契約や、派遣契約は顧客から指定された一定期間、エンジニアを派遣して、そこでの技術力、労働力を提供することで報酬を得ることができます。一方、請負契約の場合は、制作を依頼された成果物の完成をもって、はじめて報酬が発生する形態。成果を出すことが前提となっているので、派遣されたエンジニアは、その成果物に対して責任を負うことになります。

SES企業に所属してエンジニアと働く上でのメリット・デメリットは?

続いて、SESに所属して、働くうえでのメリット・デメリットについて解説していきます。IT業界では、多く活用されている雇用形態なので、エンジニアを目指している方は気になる点だと思います。参考にして、SESという働きかたがアリかナシかの判断材料にしてみてください。

SESに所属してエンジニアとして働くメリット

まずは、メリットについて解説します。

いろんな企業・現場で経験を積めるので、知識や見識が深まる

SESは期間ごとでの契約となるので、顧客との契約期間が終了したら、別の顧客企業の現場で、システム開発業務に関わることになります。エンジニアへ依頼される案件は派遣先によって一定ではなく、様々な内容の業務を経験することになります。派遣先企業の業種も様々なので、一つの企業だけでは、身に着けることが出来ない、知識や見識を多く得ることが可能です。多くの企業の現場で得られたものは、SEとしての今後のキャリアを考える際に、とても意味をもつことになるでしょう。

豊富な人脈を得ることができる

SES企業によって、顧客企業に派遣されたSEは期間内、その企業に常駐することになります。常駐先には、その顧客企業の社員・エンジニアはもちろんですが、他のSES企業から派遣されたSEもいます。エンジニアとしての人脈も自然と広がっていき、各SEが持っている知識や情報を共有することで、エンジニアとしてのスキルアップ、キャリアアップにつながっていきます。

SESに所属してSEとして働くデメリット

メリットがあれば、もちろんデメリットもあります。ここでは、デメリットについて紹介します。

自分がどこの所属なのかが不明になってしまう

SES企業から派遣されたエンジニアは、契約期間が終われば、別の企業に移って働きます。契約期間での勤務になり、様々な企業を渡り歩くイメージ。これを繰り返していくと、自分がどこに所属しているかが分からなくなっていきます。困ったときに誰を頼ったらいいのかが分からなくなってしまうという不安材料も出てきます。フリーランス気質として自分の能力をその場その場で発揮できるという方にはぴったりかもしれませんが、帰属意識が高い人にとっては、不安に思ってしまうでしょう。

勤務地が広く、引っ越しを伴う場合も

契約ごとに顧客企業が変わり、常駐場所も変わるので、場合によっては引っ越しを伴う勤務地になってしまうということも発生します。生活環境の変化や、引っ越し費用が発生するなどの経済的な負担もかかってしまいます。

プロジェクトでの人間関係を築くのが難しい

常駐先の顧客企業での人間関係に悩むエンジニアはかなり多いと言われています。自分が所属している会社であれば、気心がしれた社員も多いですが、派遣先の企業ではそうはいかないことも多々あります。常駐先の企業で勤務すると、既に人間関係が出来上がっていて、新しい人が、その輪に入っていくことが、困難といったことも多く、派遣先の企業の契約ごとに、人間関係を一からつくっていくことに疲弊してしまうエンジニアも少なくありません。人間関係構築に対して悩むことが多い方は注意が必要になります。

SESで注意すべき点

SES企業に登録して、クライアントへ常駐する働き方をするうえで注意すべき点を以下、紹介します。いわゆる「ブラック」という評価をされるSESもあり、その特徴を解説します。SESとして働く上でこの点を意識しましょう。

SESの契約内容が正しく執行されているかを確認する

SESには顧客との関係で3つの契約形態があります。それぞれ、指示命令権の違いなどはありますが、非常に似通っています。自分がどの契約形態で、勤務にあたっているのかしっかり把握しないと、労働者として不利益を被ってしまうことも生じてしましまいます。例えば、契約上はSES契約なのに、指示命令権を顧客側に譲ってしまうという形をとった場合、指示命令権をもった派遣先企業が、本来は労働者の保護義務が発生します。派遣先としては保護義務を負わずに指示命令が出来ます。SES企業は指示命令をしていないので、保護義務を負うという前提がないので、SEの権利を守るべき使用者が曖昧になるという事態になってしまいます。SES契約なのか派遣契約なのかをしっかり把握し、契約通り執行されているかを常に確認していく必要があります。

SESについてしっかり理解して、就職の可能性、視野を広げよう。

今回の記事では、IT業界の働き方のひとつである、SESについて紹介・解説をしました。そもそも「SES」とは何か?といったことや、「SES」で働くことのメリット・デメリット、働く上での注意点などをしっかり理解し、把握することでIT業界にて働く上での選択肢が増えるでしょう。IT業界を検討している方、SEとして働くにあたって、「SES」という選択肢も考えている方、は今回の記事を参考にしていただき、将来の働き方のイメージを掴んでください。どんな契約形態があって、SES企業を選ぶ際に留意すべきポイントを押さえて、リスクを回避すれば、エンジニアとして長く働けることが可能になることでしょう。

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