投稿したユーザー : my14apila
通訳の仕事は、異なる言語を瞬時に理解し分かりやすい言葉で伝えるという重要な仕事です。
国会会議や国際的なニュース、海外スターが来日する際などに、メモを取りながら相手に伝えている姿が印象としてあるでしょう。
言語がわからない相手とのコミュニケーションをスムーズに取ることができるとても重要な役割であり、格好良い・憧れると注目を浴びている職業でもあります。
近年では国際化が進み、ますます通訳の需要が高まる中で、通訳者になりたいと思う方も多いでしょう。
こちらでは、通訳とはどんな種類があるのか、通訳者になるための必要なスキルと資格、向いている人材についてご紹介します。
通訳とは、『異なる言語を話す者同士がコミュニケーションを取れるよう、相手の話した内容を瞬時に分かる言語に翻訳して伝える仕事』です。
主に国会会議やシンポジウム、国際的なニュースなどのビジネスの場や、海外スターの来日の際などにもとても重要な役割となっています。
医療の現場や観光案内の通訳など、専門的な場においても重要な役割です。
通訳は、大きく分けて「同時通訳・逐次通訳・ウィスパリング通訳」の3種類があり、共通して相手の話を分かる言語でスムーズに伝えることがあり、シーンに合わせて使い分けられます。
同時通訳とは、話す事・聞く事をほぼ同時に行い、相手に分かる言語で伝えることを言います。
同時通訳は国会会議やシンポジウムなどによく使用される手法で、通訳の仕事のイメージとしても一番印象にある方法ではないでしょうか。
話の内容を瞬時に理解し、相手が分かる言語に変換して伝えることが重要なので、相当な集中力と高い技術力が必要になります。
長時間に及ぶことも多く、複数人で15分程度の時間で交代して行われることもあります。
逐次通訳とは、話の区切りごとに通訳を行う方法です。
「話し手→通訳→話し手→通訳」というように、交互に行う手法なので同時通訳に比べてスムーズさには欠けてしまいますが、確実に相手に伝えることができます。
逐次通訳は主に講演会やインタビューなどのシーンで用いられ、聞き取れない箇所や意味が通じにくい言葉などは、確認をとりながら行うことができるメリットがあります。
ウィスパリング通訳とは、聞き手に囁くように通訳する手法です。
こちらの通訳の手法も話し手と通訳をほぼ同時に行う方法ですが、会話を邪魔しないように耳元で通訳を行います。
通訳を必要とする人が少人数の場面でよく使用される手法で、商談や少人数の会議などではウィスパリング通訳の方が効率よく進めることができます。
通訳の仕事内容は、「聞き手にわかる言語で分かりやすく伝えること」のみと思いがちですよね。
しかし、実際に通訳の現場にいく前に、仕事の内容や流れを把握することが大切です。
通訳は様々なビジネスにおいて必要とされていますが、主に以下のような職種があります。
このように通訳と一括りにされていますが、こんなにも多くの種類があることはあまり知られていないでしょう。
国際会議や学会、サミットなどで活躍する会議通訳。
社内ミーティングや外国人との商談・会議など、ビジネスのあらゆるシーンで役に立つものがビジネス通訳です。
その他にも俳優・ミュージシャン・スポーツ選手などのエンターテイメントの場で活躍するエスコート通訳や、福祉や行政・教育の現場で在日外国人を支えるコミュニティ通訳など、豊富な種類があります。
近年では日本に外国人人口が増えていることもあり、コミュニティ通訳は活躍の場をさらに広げ、需要が高まると予想されます。
通訳者になるための資格やスキルは必要なく、語学の実力さえあれば誰でもなれる仕事です。
しかし、国家資格のように「これがなければ働くことができない」というような公的な資格は必要ありませんが、高い語学力や表現力はとても重要なスキルです。
ビジネスシーンなどの専門的な知識が必要になる場面や、人間らしい表現力など、高いスキルが求められるます。
では、実際どのようなスキルや資格が必要なのでしょうか。
スキルや資格は相手に信用してもらうための証明であり、客観的にレベルを測ることもできます。
まずは、必要なスキルについてご紹介します。
これらのスキルが重要です。
理解力や表現力は、外国語だけに限らず日本語を使用する際も求められるスキルです。
相手の話している内容を瞬時に判断し、理解することで、言語が伝わらない相手に趣旨や要点をまとめて変換する能力はとても重要です。
また通訳は相手の言葉を伝えるだけでなく、ビジネスなどの様々なシーンにおいて予期せぬ出来事は想定しておかなければいけませんよね。
トラブルが起きた際には瞬時に状況を判断し、その場にあった柔軟な対応ができる通訳者が求められます。
ビジネスやエンターテイメントなど仕事内容により必要なスキルは異なりますが、その業界の知識だけでなく、あらゆる場面を想定した情報収集を行い、瞬時に判断し、行動するスキルがある通訳者を必要としています。
通訳の仕事に必要な資格は、
などが挙げられます。
TOIECは、英語のビジネスにおいて必要なスキルであり、世界共通の資格となっています。
英語の能力が必要な現場や企業において、英語スキルを表す指標としても必要な資格です。
TOIECのテストは英語のレベル別に3種類あり、通訳者として求められるTOIECのスコアは900点程度と難易度は高いです。
しかし、より高いスコアを獲得することで、語学力がどの程度できるのか、どれくらいのスキルを持っているかを証明することができます。
また、実用英語技能検定は「読む・書く・話す・聞く」の4技能を測定する検定です。
ビジネス英会話や日常英会話など、様々な題材で技能が試される検定でレベルは7段階で分けられます。
通訳の場合は、最もレベルが高い1級が必要になります。
TOBISは、長期派遣や企業で通訳として働く人に必要とされるスキルです。
通訳はの仕事は様々な種類があり、各種類ごとに向いている人ということは難しいですが、通訳の職種において共通して求められる人材は以下のような人です。
このような人材が求められています。
通訳者は、様々な人の話を聞き相手にわかりやすい言語で伝えます。
人と人とを繋ぐ仕事だからこそ、コミュニケーション能力が高い人材が選ばれ、通訳という職種に向いていると言えます。
また言語だけでなく、国の文化の違いにより生活習慣や表現方法が異なります。
それぞれの国の言語に合わせた対応力や単語の使い方など、積極的に学ぶ姿勢が大切です。
常に向上心と向学心を貪欲に求めている人、勉強し続けることが好きな人は通訳の仕事に向いていると言えるでしょう。
通訳の仕事についてご紹介しました。
通訳は、異なる言語を話す者同士が相手の話しを理解できる言葉に翻訳し、相手に伝えるという重要な仕事です。
主に国会会議や国際的なニュース、学会など、様々なシーンで使われており、人と人を繋げる大切な橋渡しとなっています。
通訳には様々な種類があり、会議や学会など専門的なシーンの他に、プライベート通訳やエンターテイメント通訳、コミュニティ通訳など、短かな場面でも必要とされていますよね。
近年では外国人が増えていることもあり、これからさらに需要が高まる職業になるでしょう。