投稿したユーザー : motegi
最近は「在宅勤務」「テレワーク」など聞くこと増え、興味を持っている就活生も多いのではないでしょうか。
近年の働き方改革や情報技術の向上やインターネット環境の促進、コロナ禍の影響もあり、働き方は多様化しています。
「在宅勤務」はその中の1つで、会社に出勤せず、自宅で仕事ができるというメリットがあります。
また、正社員雇用で在宅勤務することは新卒の就活生でも可能でしょう。
この記事では、在宅勤務のおすすめの職種、メリットデメリットを解説していきます。
在宅勤務に興味のある人、「自分は在宅勤務に向いてるのか?」と思っている人はぜひ参考にしてみてください。
多くの就活生が正社員雇用の進路を希望していると思います。
そのなかで、自宅にいながら業務ができる「在宅勤務」を希望している人もいるはずです。
結論から言うと、正社員で在宅勤務はできます。
働き方改革によりテレワークの導入を推奨する企業も増加傾向にあります。
国土交通省の令和4年度の「テレワーク人口実態調査」で雇用型テレワーカーの割合は全国で26.1%です。
地域でいえば、首都圏の導入率が高い傾向にあります。
また、企業規模が大きいほど在宅勤務における環境整備も整っているのが現状です。
ただ、在宅勤務ができるかどうかは職種によって変わってきます。
次項で在宅勤務が可能な職種について解説していきます。
在宅勤務は、すべての職種が対応できる訳ではありません。
人と直接対面せず、会社でなくても業務ができるということが条件なので、パソコンとインターネット環境があれば仕事ができる、デスクワーク中心の職種が向いています。
業界で言うと主に、IT系・クリエイティブ系・事務職・コンサルタント系の職種が在宅勤務の普及が進んでいるようです。
ここでは、在宅勤務ができるおすすめの職種を6つ紹介します。
システムの開発や設計などの工程を担当する仕事です。
基本的に1人でパソコンに向かう業務になるため、場所を問わず仕事が可能になります。
プログラミングのスキルは必須ですが、知識やスキルを持っていて、パソコン環境が整っていれば在宅で行える職種です。
Webサイトのデザインを手掛ける仕事です。
基本的なプログラミング言語にくわえて、illustratorやPhotoshop等の専用のソフトを使用して作成する仕事が中心になります。
専門知識が必要になるため、大学等で勉強をしている・個人の実績があるなど一定スキルが必要です。
ただし、新卒の場合は入社してから研修などで育成しようとする企業もあり、未経験でも狙える可能性はあるでしょう。
オウンドメディアやコーポレートサイトのブログなど、Web上に存在する記事を書く仕事です。
企業のWebサイトやネット広告等、記事の内容やジャンルはさまざまになります。
パソコンがあればどこでもできる職種で、完全に在宅勤務可能な職種です。
また、仕事の成果も「原稿を書き上げる」という明確でわかりやすい指標があるので会社側も評価がしやすい職種です。
ただし、正社員雇用で勤務する場合はWebライター専属で業務するというよりもメディアの運営全般、外注ライターの管理など幅広い分野の業務に携わることになるでしょう。
自社内の書類作成業務を行う職種です。
仕事内容はデータの入力や書類の管理など、基本的に個人で行うことできる内容なので、在宅勤務に向いている職種といえます。
自宅にパソコン、インターネット環境が揃っており、セキュリティ対策の問題をクリアしておけば、多くの人が在宅で業務可能です。
企業が抱える課題や問題をヒアリングして、解決に向けてサポート・アドバイスする職種です。
企業の情報収集や資料作成もパソコンとインターネット環境があれば出来ます。
今はZoom等を使ったコミュニケーション手段もあるので、企業との連絡や相談も在宅勤務で十分対応できる職種です。
ただし、対面で打ち合わせやサポートするケースもあり、定期的に在宅以外の業務が発生する可能性はあるでしょう。
顧客からの電話やメールでの問い合わせに対応する仕事です。
顧客とは実際に顔を合わせることはなく、基本的に在宅勤務が可能です。
ただし電話応対が必要な場合は、途中で邪魔が入らない静かな環境が必須になるため、在宅勤務の環境を整える必要があるでしょう。
メールだけのサポートでもあれば、場所を問わず業務が可能となります。
会社に出勤せず、自宅で仕事をする「在宅勤務」にはどんなメリットがあるのでしょうか。
会社勤めのなかでも大きな負担となるのが通勤にかかるストレスです。
都会であれば満員電車のストレス、田舎であれば車社会による渋滞のストレスなど、毎日負担を感じやすい項目でしょう。
さらに、職場と自宅の距離が離れていれば、通勤時間で何時間も取られてしまうことになり、疲れを感じている人も多いと思います。
在宅勤務になれば、通勤に関わる負担が無くなるので、毎日のストレスを軽減し時間を有効に使えるでしょう。
会社には上司や部下、同僚など必ず周りに人がいる状況になるため、コミュニケーションを取る必要性やイレギュラーな対応に追われることがあります。
電話対応や急な仕事を頼まれてしまい、やっている作業を中断しなければならないこともあるでしょう。
在宅勤務では自分の決めた場所で、滅多に邪魔が入らず集中して仕事ができるので、仕事の効率性が上がりパフォーマンスを最大限発揮できるはずです。
では反対にデメリットはあるのでしょうか。
詳しく解説していきます。
在宅勤務は生活している環境のなかで仕事することになるので、「やる気スイッチが入りづらい」人も多く切り替えに苦戦する可能性があります。
仕事モードになれない人はたとえ時間が増えてもダラダラしてしまい、無駄な時間を過ごしてしまうことも多いでしょう。
特に、部屋が狭く仕事スペースの確保ができない場合や家族・子供がいる環境では、仕事に集中できず効率が下がることもあります。
切り替えが苦手な人はコワーキングスペースなど、強制的にでも切り替えができる環境を用意するなど工夫必要です。
仕事をするうえで、上司からの指示を受ける時や打ち合わせの時などコミュニケーションが必要になる場面が発生します。
出社していれば顔を合わせたコミュニケーションが取れるので、相手の表情や雰囲気で内容を理解しやすく、質問もしやすいでしょう。
しかし在宅勤務の場合は、Zoomなどオンライン上でコミュニケーションを取るため、スムーズに話しが進まず不便だったり、内容が理解できなかったりとマイナス要素も発生します。
表情も読み取りづらいので、お互い円滑なコミュニケーションが取れないなど、オンラインならではの悩みは覚悟しておく必要があります。
在宅勤務(テレワーク)には特にどのようなスキルが必要でしょうか。
必須となる資格はないものの、パソコンによる業務がほとんどになるため、最低限PCスキルを持っている人でなければ在宅勤務ができる職種に就職は難しいと考えてください。
在宅勤務で代表とされる職種といえば事務職ですが、基礎的なパソコンスキルは必須です。
パソコンを使って営業資料や経理作業をするため、PCスキルがなければそもそも仕事になりません。
スムーズなタイピング能力に加え、ワード・エクセル・パワーポイントの基礎スキルも重要です。
連絡手段もメールやチャット機能等が多いため、これらの機能を使いこなせる必要があります。
大学でPCスキルを磨いている学生は多いので、PCに関してはクリアできている人も多いと思われます。
在宅勤務は主に1人で仕事をするからコミュニケーションスキルは必要ないと思っている人もいるのではないでしょうか。
在宅勤務は電話や文面、文章上でのやり取りが多くなるため、言葉の使い方やニュアンス次第で相手へ要件が伝わりにくく、誤解が生まれてしまうことがあります。
相手の言いたいことや気持ちを理解する能力、伝える力、話を聞く力を中心としたコミュニケーションスキルが意外と重要です。
くわえて言葉遣いやメールの送り方・マナーなど、最低限のビジネスマナーも持ち合わせておかないと思わぬトラブルにつながる可能性もあるため必要でしょう。
「社会人未経験だと、教えてもらうことも多いので、在宅勤務はできないのかな?」と疑問を感じている人も多いと思います。
現状、求人についてはどうなっているのでしょうか。
結論からいえば、まだまだ求人は少ないのが現状です。
その理由として大きいのが、在宅勤務になってしまうと細い部分まで指導がしづらく教育が難しいとされています。
ただ最近は在宅勤務によるノウハウを多くの企業が持つようになってきたため、独自の教育制度や管理システムを構築している企業が増加しています。
在宅勤務でも円滑に育成を進められる仕組みが整ってきているので、求人も増加しているといえるでしょう。
資格がなくても在宅勤務は可能です。
ただ必須ではありませんが、資格を持っていると応募できる企業の幅が増え、給与面や待遇などのメリットを得ることができます。
可能であれば、事前に下記の資格を持っておけば在宅勤務に活かせるでしょう。
今から資格を取ろうと考えている人は、希望とする職種にはどんな資格が有利か調べてみるとよいでしょう。
在宅勤務は自己マネジメントをしなければ、思うように力を発揮できない可能性があります。
ここでは、在宅勤務に向いている人の特徴を紹介します。
1人でも着実に仕事を進めることができ、計画を立て・管理ができる人が向いています。
在宅勤務は周りの視線もなく普段の生活環境の中で仕事を行います。
「つい休憩してしまう」「誘惑に勝てない」といった特徴がある人は少し難しいかもしれません。
どんな環境でも自分をマネジメントして最大限のパフォーマンスを出せる人が向いているでしょう。
在宅勤務ではオンライン上での対応が主になるため、直接顔を合わすことなく文面や声でのやり取りが中心となります。
一見オンラインの方が楽にコミュニケーションを取れると感じるでしょう。
しかし相手の表情や顔色、リアクションが見えづらいため、実はオンラインを利用したコミュニケーションの方が難しい形です。
パソコン越しでも相手の思いを汲み取れる・自分の意思をわかりやすく伝えられる人の方がスムーズに仕事をすることができます。
メールやチャットを頻繁に利用するのであれば文章能力も必要になるでしょう。
会社で仕事をする場合は、必然的に会社がさまざまな環境を整えてくれます。
しかし在宅勤務の場合、環境設置・整備は自分でやらなくてはなりません。
特にパソコンの環境設定においてはセキュリティが重要で、ウイルス感染した場合、社内のデータ流出や消去に繋がってしまいます。
事務やコンサルタントのように個人情報を扱う仕事の場合、その意識が欠けていると後々信用問題にも関わります。
リスク軽減のためにも、安全対策を十分に整えられる人が在宅勤務に向いているといえます。
働き方の多様化で在宅勤務に興味を持っている就活生も多いのではないでしょうか。
在宅勤務できる職種に就きたいと考えている人は、メリット・デメリットをよく把握し、在宅勤務は自分に向いているかを見極め、希望とする職種について研究をすすめてみてください。
全ての職種で在宅勤務ができるわけではないので、今回紹介した職種をベースに考えてみてください。