エンジニアの「自己PR」はどのように書いたら良いか? 作成のポイントを解説!

就活準備, 就職活動, エントリーシート, 面接対策
2023.03.27
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投稿したユーザー : agentgate

就職活動の面接やエントリーシートの定番の質問項目として「自己PR」があります。自分の特徴・強みをしっかり把握し、志望する企業で活躍できる人材であるということを表現することが求められます。今回の記事では新卒採用におけるエンジニアを目指す方向けの「自己PR」の作成について解説をします。ぜひ、エンジニアを目指されている方、魅力的な自己PR作成の参考にしてください。

エンジニアにおけるES・面接試験の自己PR作成手順

まずは、自己PR作成についての作成ステップを紹介します。自分の目指す企業のエンジニアとしての業務内容をしっかり把握し、求められる人物像やスキルをしっかり把握することが重要です。

手順1:企業研究・職種研究を進めよう

自己P Rを作成する上で、自分が目指す会社とエンジニアとしてのどんな業務に携わるのかということをしっかり調べて把握することが重要です。どんなスキルが求められるのか?そもそもの事業内容や扱っているサービスや商品内容を理解することから取り組みましょう。

手順2:自己分析を進めよう

自己PR作成において、重要なことは、まずは自分の特徴・強みが何なのかをしっかり把握することです。今までの自分の経験、体験を細かく振り返り、自己分析を進めます。大学時代から始まり、高校、中学校、小学校と自分が取り組んだこと、熱中したこと、力を入れて進めたことなど具体的な出来事とその時の感情などを細かく、書き出して、まとめます。具体的エピソードから自分の特徴や、強みなどを抽出して、言語化しましょう。

手順3:志望先が求める人物像を把握しよう

自己分析で自分の強み・特徴を把握する上で、志望企業がどんな人材を求めているかをちゃんと捉えることが重要です。自分が志望企業で活躍できる人材ということをPRする上でも、企業が求める人物像を意識しながら、自己分析を進め、強みを発見することがポイントです。

手順4:志望理由をまとめよう

自己PRを作成するに当たって、志望理由も明確にしておく必要があります。なぜ、エンジニアとして働きたいのか?なぜ、その業種なのか?その企業なのかといった、明確な理由を言語化、文章化する必要があります。この志望理由にも自分の特徴や、強み、過去の経験や価値観などが反映されると、その人ならではのオリジナリティある志望理由となり、魅力的な自己PR作りにも直結します。

手順5:志望先でどのように自分の強みを活かすかをまとめよう

企業研究・職種研究を進め、自己分析で自分の強みを把握、発見し、会社の求める人物像を考慮して、自分の強みを志望企業で、活かす具体的なイメージを文章化しましょう。企業にとって、自分を採用するメリットを具体的に表現することを意識しましょう。

エンジニアとして求められる素養

自己PRを作成する上で、志望する会社がどのような人物を求めているかを把握する必要があります。エンジニアとして活躍したい人がPRすべき求められる一般的な素養について、以下、解説していきます。

探求心・学習意欲

エンジニアが活躍するIT業界は変化がとても激しい業界です。数年前のモノがあっという間に古くなってしまうこともあるので、常に最新の技術を学び続ける必要があります。新しい知識を貪欲に、抵抗なく取り込める学習意欲、高い探求心を求められます。

チームワーク・協調性

エンジニアは個人で作業をすすめるというイメージが強いかもしれませんが、仕事では多くはプロジェクトが組まれ、一人で完結することは稀です。周りと協力して仕事を進めることが必須です。プロジェクトメンバー同士、コミュニケーションを図り、他のメンバーをサポートしたり、牽引したりと、チームの中での自分の役割を担って成果をあげる力が必要です。

ロジカルシンキング

エンジニアの必要な素養として、筋道を立てて、論理的に思考でき、かつ分かりやすく表現できる力があげられます。実際のプログラムを組むうえでも必要ですし、システム全体を構築するうえでも、必要な能力です。

プログラミング経験

必須ではないですが、エンジニアとして、プログラミング経験は自己PRの材料として使えます。既に経験がある方は、自身のプログラムスキルがどの程度のものか、分かりやすく相手に伝える準備をしておきましょう。

エンジニアの自己PRを作成する上で気をつけること

次に実際にESや面接で魅力的な自己PRを伝えるうえで気をつけること、留意点について解説します。自己PRの「型」を身に着けるとESでも面接でも端的に自分のことを伝えることが可能になります。

結論から伝える

論理的な表現をするために、最初に結論を伝えます。自己PRであれば、自分の一番の強みや特徴を最初に伝え、その後、結論を補完する説明、具体的なエピソードと続けます。自分の強みといえるものはどんな場面でも発揮されてこそ、強みと言えるので、具体的に強みが発揮されたエピソードを数多く用意しておきましょう。

エピソードは分かりやすく具体的に

自己PRで強みを補完する、エピソードは分かりやすく具体的に表現します。ESを読んだ人が、エピソードを読んで、そのシーンがしっかり浮かぶように端的で具体的に伝えることを意識しましょう。例えば、数量を表すときも「多くの~」というより、「250人」というように具体的な数字を示すことで、エピソードが具体的で分かりやすいものになります。

エンジニアの自己PRの具体例を紹介

エンジニアの自己PRで使える例文をいくつか紹介します。志望する会社の求められる人物像を意識したうえで、ご自身の自己PRつくりの参考にしてみてください。ポイントは具体的なエピソードを分かりやすく表現することです。

例1:高い探求心(興味・関心があることはとことん調べる)

私の強みは探求心があることです。気になったことがあると、とことん調べることが多いです。大学のゼミナールの研究で実施した調査では、過去の同様の調査サンプルの5倍を集め、さらに対象も広げ、より深い研究を進めることができました。考察時には、先行研究の論文や文献も参考にしたことで、新しい発見も多く得られました。この経験から、私の強みは高い探求心であると考えております。御社で働く上でも、常に探求心をもって、エンジニアとして活躍したいと思います。

例2:チームを引っ張るリーダーシップ

私の強みはチームを牽引することができるリーダーシップがあることです。チームのメンバーを巻き込んで、一体感を作り出すことが得意です。私は学習塾のアルバイトで、教室のアルバイトリーダーをしていました。塾内での課題として、生徒の成績が伸び悩んでいるということがあげられました。この課題を解決するために、私は、アルバイトメンバー10名と定期的にミーティングを開催しそれぞれの指導方法を共有し、改善点を皆で出し合い、高いレベルの共通の指導方法を確立し、生徒への指導に活かすことを実施しました。今までよりも生徒の学習意欲もあがり、成績も向上させることができました。塾の生徒の様子もミーティングで共有して、アルバイトそれぞれの指導方法に関しての不安点も共有し、お互いサポートしあうことで、チームワークも深まり、アルバイトメンバーのモチベーションアップにもつながりました。この経験を活かし、御社でもメンバーと協力し、自分の役割を果たし成果をあげていきたいと考えます。

例3:課題解決力(客観的なデータから課題を発見し、適切な対応ができる)

私の強みは課題解決力があることです。客観的なデータから本質的な課題を発見し、適切な解決策を用意することができます。私はスーパーでアルバイトをしており、飲料コーナーを担当しています。ある月に特定の商品の売り上げが下がっており、その原因を探るべく、時間帯の売り上げ実績や、客数、天候など、様々なデータを分析し、発注量の調整や、商品陳列を変更する工夫を行いました。売り上げが落ちていた商品は、類似の新製品の影響で、売り上げが下がっていたことが分かり、商品の特徴を伝えるポップを作成したことで、売上が回復をしました。この経験をいかし、御社においても顧客の本質的な課題を発見して、解決できるエンジニアとして、活躍していきたいと考えます。

IT業界の企業研究・職種研究・自己分析をすすめ、魅力的な自己PRを準備し志望企業のエンジニアとして内定を獲得しよう!

今回の記事ではエンジニアとしての自己PR作成のポイントについて解説をしてきました。自分の志望する会社のことをしっかり調べて、自分のことを振り返る自己分析をすすめることで、志望企業の求める人物像に沿った自己PRを準備してください。今回の記事を参考に、自分のことをしっかり売り込みできる自己PRを作成して志望企業の内定を獲得しましょう。

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