ガクチカでアルバイト経験を効果的に伝える秘訣と注意点を解説!

就活準備, 就職活動
2022.02.15
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投稿したユーザー : agentgate

ガクチカを聞かれた際に、アルバイトの経験を答えようと考えている人は多いのではないでしょうか。

しかし、アルバイトで何に力を入れたのか具体的に答えが出なくて困ったことがあるかもしれません。

ガクチカにアルバイトの経験を書く際は、書き方によっては面接官に良い印象を与えることができず失敗してしまいます。

今回はガクチカでアルバイトの経験を書くコツを紹介していくので、ぜひ参考にしてみましょう。
ガクチカ アルバイト

ガクチカでアルバイトをアピールする際の書き方

ガクチカでアルバイトの経験を書いても問題ないですが、書き方にはポイントがあるため、正しい書き方を知りましょう。

アルバイトで取り組んだことを述べる

ガクチカでアルバイトをアピールする際は、アルバイトで何に取り組んだのかを述べましょう。

仕事を覚えるためにどんなことを意識したのか、後輩に仕事をわかりやすく教えるために行ったことなど、具体的な内容をまとめます。

なぜ取り組んだのか述べる

1つ目に紹介したアルバイトで取り組んだことの理由を書き出します。

漠然と、「指示されたから実行した」ではなく、なぜ取り組もうと思ったのか、自ら考えて行動したことや自分のモチベーションを伝えましょう

取り組む際の目標を述べる

次にアルバイトで何を目標にして取り組んだのかを述べます。

その際には、何を根拠にその目標設定をしたのか、目標を達成するにあたってどのような困難や苦労があったのか、それをどのように乗り越えたのかを述べましょう。

取り組んだ結果どうだったのか簡潔に述べる

アルバイトで目標を立てて取り組んだことは、どのような結果を生み出したのでしょうか。

自ら考えて行動したことで、自分が変化したことや、どのような結果が伴ったのかを簡潔にまとめます。

その際に、数字を使って述べると信ぴょう性が高くなります。

何を学べたのか述べる

最後に、アルバイトで取り組んだことに対して、何を経験し学べたのかをまとめます。

企業はアルバイトを通じて得られた経験や学んだことが就職後、どのように活かされるのかを見ています。

このため、アルバイトでの経験で学んだことを企業でどのように活かすのかを伝えると良いでしょう。

〈辛口コメント〉
ガクチカでアルバイト経験を述べる際に、仕事内容を長く説明してしまうと面接官に悪い印象を持たれます。

企業は、アルバイト経験をしたことでの気付きやどのような学びを得ているかを知りたいため、仕事内容は必要ありません。

「ガクチカ 学業」についてもっと詳しい記事はこちら

ガクチカでアルバイトの経験を書く際の注意点

ガクチカでアルバイト経験を書く際に、気を付けなくてはならないことがあります。

他の就活生と差別化する

ガクチカでは、他の就活生と同じようなエピソードや学んだことを述べてしまうことがよくあります。

接客の仕事の場合、「お客様に笑顔で接するようにした」という内容は接客の仕事なら当たり前のことなので、説得力がありません。

なぜお客様に笑顔で接する必要があったのか、自分の意見を交えながら述べると良いでしょう。

曖昧な表現に気を付ける

ガクチカを書く際の注意点2つ目は、曖昧な表現にしないことです。

アルバイトの経験を述べる際に、一生懸命さを表現してアピールするケースは多々あります。

しかし一生懸命仕事をするのは当然の話で、それをガクチカで伝えられても面接官の印象には残りません。

このためどのような状況で、どのように一所懸命仕事をしたのかを述べる必要があります。

数字を使って説明するのも、伝わりやすくなるポイントです。

考え・価値観を書く

ガクチカでアルバイトの経験を書く際は、自分の考えや価値観を含めて書きましょう。

ただアルバイトで経験したことを述べても意味がありません。

アルバイトを経験したことで、自分の考え方の変化や成長、どのような価値観を持つようになったのかなどを説明できると経験したことから自分で考えて行動できる判断材料となるでしょう。

<辛口コメント>
ありきたりなエピソードや仕事の内容を説明するだけでは、ガクチカとして面接官の印象に残りません。

また、アルバイトをたくさん経験したというアピールしてしまうと、仕事を長く続けられないと判断され、印象が悪くなってしまいます。

面接官がガクチカで判断する内容とは

続いて、面接官がガクチカで判断する内容を見ていきましょう。

面接官がガクチカを質問したとき、学生の回答内容によって、次の4種類の事柄について判断しています。

1つずつ解説していくためぜひ参考にしてみましょう。

結果をどのように導き出すのか

学生にガクチカを質問したとき、面接官は学生が結果をどのように導き出して回答するのかをチェックします。

アルバイトの経験で取り組んだことに対し、取り組んだ理由や目標設定、課題解決が明確に答えられるか、過程を確認するでしょう。

目標を立てて課題を解決し、結論を導き出せるかを知ることで、仕事に対する姿勢をチェックしています。

就活生がどのように考えているか

ガクチカを知ることで、就活生がどのように考えているのかを判断します。

アルバイトで何を目標になぜ取り組もうと思ったのか、結果はどうだったのかを聞くことによって、どのような考えで行動しているのかを見ています。

業務に活用できるか

面接官は結果を導き出す手順や、仕事に取り組むスタンスを説明できているかを確認します。

ガクチカの回答を得ることで、それがどのように業務に活用できるのか評価します。

社風と合うのか

面接官は企業の社風と就活生がマッチするのかを判断します。

ガクチカから垣間見える人柄を見て、入社した後に、成果を出せるのか、力を発揮してくれるのかチェックしていると言えるでしょう。

〈辛口コメント〉
面接官がガクチカで知りたいのは、アルバイトの業務内容ではありません。

面接官がガクチカで判断する内容を把握しておかないと後悔することになるでしょう。

アルバイトの経験から考えるガクチカの例文

面接官がガクチカで判断する内容は上記で解説した通りです。

それを踏まえて、アルバイトの経験から考えるガクチカの例文を紹介します。

文章をそのまま使うのではなく、自分の経験に置き換えて考えましょう。

スーパーの場合

・取り組んだこと
アルバイト勤務をしていたスーパーで、商品の品出しの業務効率化に力を入れました。

・なぜ取り組んだのか
お客様の来客が多い夕方頃になると忙しくなり陳列棚に商品を補充できなくなることがよくありました。

品出しを効率よく実行すれば売上をアップできるのではと考えたため品出しの業務効率化に力を入れました。

・取り組むときの目標
夕方の一番混み始める頃に1番人気の商品の陳列棚がガラ空きになるということがないようにするのを目標としました。

そのために、売り場を覚えて商品のカテゴリーと商品を一緒に記憶することで、品出しをする際に場所探しの時間を短縮したいと考えました。

・取り組んだ結果どうだったのか
取り組み始める前と比べると品出しのスピードが1.5~2倍になり、時間を書けてですが、陳列棚がガラ空きになる状態をなくすことができました。

その結果、スーパーの売上も30%ほど伸び、店長からお褒めの言葉をいただきました。

・何を学べたのか
課題を1つずつ解決し、効率の良い仕事をすることで、会社にも良い結果をもたらすことを学びました。

この経験をもとに、課題を見つけて1つずつ解決し、御社に貢献できるよう努めます。

カフェの場合

・取り組んだこと
アルバイト勤務をしていたカフェでは、コーヒー以外の商品の売上向上に力を入れました。

・なぜ取り組んだのか
コーヒー以外の商品の売れ行きが悪かったためそれを改善することで、1人あたりの売上単価が上がり、カフェ全体の売上向上につながると考えたからです。

・取り組むときの目標
お菓子を手に取ってもらえる場所に移すことを目標としました。

どこに設置するとお客様にお菓子を手に取ってもらえるのかを考えて、お菓子はレジ横に移動しました。

・取り組んだ結果どうだったのか
お菓子をレジ横で手に取りやすい位置に設置したことで、お客様がお菓子を手に取る機会が増えて売上を20%程上げることができました。

・何を学べたのか
商品を販売して売上をアップするためには、お客様の目線に沿った導線を考えることが重要だと学びました。

飲食店の場合

・取り組んだこと
アルバイトで勤務した居酒屋で売上を伸ばすことに力を入れました。

・なぜ取り組んだのか
勤務していた居酒屋は、立地は駅周辺で良いものの競合店が多いことから競争が激しく、集客するのに苦労している状況だったため取り組みました。

・取り組むときの目標
競合店との差別化を図るということを目標にしました。

飲み物を1人3杯以上注文されたお客様にプラスで1品料理を提供しようと考えて実行しました。

・取り組んだ結果どうだったのか
今までは平均で1人2杯の注文でしたが1品料理の提供に取り組んだ結果、注文数は3杯以上に引き上げられ売上増加につながりました。

・何を学べたのか
課題解決する際、効果の高い方に目を向けてしまいますが、多角的に捉えて、一歩ずつ着実に課題を解決することが重要であることを学びました。

アルバイトの業種に関わらず、アルバイトの仕事をした経験や内容を面接官に伝えても意味がありません。

自分で課題をどのように解決し、成長したのかを説明して仕事に役立てるのかをアピールしましょう。

「ガクチカ 例文」についてもっと詳しい記事はこちら

アルバイトの経験をガクチカで伝えて面接を通過しよう

ここまでアルバイトの経験をガクチカで伝える秘訣や注意点を解説し、例文も紹介しました。

ガクチカでアルバイトの経験を伝えるのは効果的ですが、経験があることだけ伝えても、面接官の評価にはつながりません。

アルバイトを経験したことで、課題を見つけて、解決するための目標を立てて実行し、成果を得て、そこから何を学んだのかまでセットにして伝えることが重要です。

アルバイトの経験はあるけれど、ガクチカの文章が書けず悩んでいる就活生はヒトテクノロジーに相談してみると良いでしょう。

就活生の魅力を最大限に引き出すサポートを行います。

また、ガクチカ以外にも就活で不安に思っていることがあれば的確にアドバイスをすることができます。

ヒトテクノロジーでは、就職活動や面接時の悩み相談に気軽に応じます。

面接の練習サポートもできるため、ぜひご相談ください。

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