【職種研究】配送業・物流業界のお仕事研究!業務内容・適性について紹介

就活準備, 就職活動, 企業研究
2022.10.30
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投稿したユーザー : agentgate

この記事では物流業界の「職種」について紹介します。物流業界には多数の職種があります。物流業界全体をしっかり把握し、それぞれの職種内容を把握することで、就職活動をスムーズに進められることでしょう。配送業・物流業界に興味のある方、参考にしてみてください。

物流業界とは?  配送・物流業のお仕事とは?

コロナ禍で店舗ではなくインターネットでお買い物をする人が多くなり、今後ますます物流業界に対して高い需要が見込まれます。社会インフラとしても重要な配送・物流業界。そもそもどんなお仕事なのでしょうか?種類や特徴などを解説します。配送、物流業は原材料の調達からエンドユーザーの手に届くまでの一連の流れを管理するシステム(=ロジスティクス) を構築する業務が多く、関連する職種が複数あります。

物流業界のお仕事①・・輸送・配送業務

物流業界で皆さんが一番イメージしやすい業務がこの「輸送」「配送業務」でしょう。倉庫などから、出荷の準備・手配ができた荷物をトラックや船・航空機などの各種輸送機関を使って顧客の元へ運び、届ける業務です。全国各地に存在する物流拠点・物流基地まで運ぶ工程を「輸送」といい、各物流拠点から最終目的地(顧客)のもとに届けることを「配送」といいます。

物流業界のお仕事②・・情報管理(物流管理)業務

通信技術を活用して、輸送・配送中の荷物がどこにあるのかをリアルタイムで追跡、確認したり輸送・配送の経路や環境などを記録、管理するお仕事です。最適な配送ルートを構築し、コストを抑えたり、輸送・配送の品質の向上をはかる業務です。(IT・DXを駆使した業務)

物流業界のお仕事③・・保管業務

物流というと「運ぶ」ことがメインですが、まずはお客さんから預かった「荷物」などを適切な条件で配送するために倉庫に保管をすることが必要です。それぞれの荷物に適切な条件にあった倉庫を用意し、届ける日まで大切に保管をします。

物流業界のお仕事④・・荷役業務

トラックや船など荷物を運ぶ輸送機関へ荷物を積み込みや積み下ろしを行う業務を、荷役(にえき・にやく)と呼びます。海外との取引の場合は通関の手続きもこの業務に含まれます。

物流業界のお仕事⑤・・流通加工・包装業務

顧客の要望に合わせて、荷物に対して「ラベル貼り」「商品のセット組」「商品の箱詰め作業」を行う業務です。顧客の細かな作業指示に応えます。関連して梱包材を使って荷物を包んで保護する、包装業務もあります。

 

職種研究をすすめよう  物流業界の職種紹介

配送・物流業の様々なお仕事内容をみてきました。

続いては「職種」についてのご紹介です。「職種」とは職業の種類のことを指します。

主なものとして販売・営業・事務・総務・広報・・など。

配送・物流業においてもさまざまな職種があります。

以下、主な職種をいくつか紹介します。

配送・物流業特有の業種:セールスドライバー・宅配員

顧客の荷物を送り先に届ける役割が宅配員です。担当エリアの顧客に対して商品の配達を行います。宅配系の業務を中心に担う企業に多くいる職種です。商品の配達以外にも顧客への営業提案活動なども担います。

配送・物流業特有の業種:法人営業

小売業などを営む、法人に対して物流全般の仕組みやシステムなどの提案を行います。物流拠点から地域ごとの効率的な物流システムを構築し顧客からの要望や問題点を解消する提案を行います。

 

配送・物流業特有の業種:管理

物流管理、配送管理、在庫管理など業務全般の管理を担当する職種です。顧客の要望に応じた配送手配やスケジュールなどが予定通り行われているかのチェックも行います。適正な人員配置、運行計画などを構築する司令塔です。

 

その他の業界と共通の職種:経営企画

企業経営の中核を担う職種です。中長期的な経営戦略を企画、立案し執行します。ヒト・モノ・カネといった経営資源を最適に配分する役割を担います。

 

その他の業界と共通の職種:人事

人事の採用計画、新卒者や中途採用、各種人事制度の策定、実行、人事評価、人材育成のための研修などの分野を担当します。

 

その他の業界と共通の職種:総務・庶務・経理・財務

従業員の福利厚生や、勤怠管理、給与面、職場環境の整備など、幅広く一般事務全般を担当する職種です。会社を支える縁の下の力持ち的な存在。
会社の経理業務全般、資金調達や投資など財務業務を担当します。取引先への支払い、運転資金の管理などとても重要な役割を担います。
※総務・経理・庶務・人事は職種としては関連するものが多く、企業によっては同一の部署が担当している場合もあります。

配送業・物流業界が抱える問題点

配送業・物流業の職種、業界研究をするうえで、業界が抱える問題点や課題を把握することが重要です。ここでは、現在の配送・物流業界が抱える問題点・課題について紹介します。

 

①深刻な人手不足

現在の物流業界はネット通販を中心とした消費が急拡大をしているため、需要が伸びています。今後も需要は拡大する傾向にあり、物流を担う人材が圧倒的に足りないという状況です。大型トラックドライバーの高齢化も問題となっており、人手不足を解消するための効率的な物流システムの構築などが早急に求められています。

 

②物流コストの増加

ウクライナ情勢や円安の影響でエネルギー価格が高騰し、物流にかかるコストが増加しており、企業の経営を圧迫しています。人手不足による人件費の高騰とあわせ、低コストを実現できる輸送モデル・ロジスティックの構築が急がれます。

配送業・物流業に向いている人はこんな人

配送業・物流業の職種は配送・運送以外にも多々あります。この業界のさまざまな職種はどんな人が向いているのでしょうか?いくつか、特徴を紹介します。

配送業・物流業に向いている人の特徴

IT・DXなど情報テクノロジー(最新技術)に明るい人・興味のある人

配送・物流業界はIT技術を駆使して荷物の追跡やビッグデータを活用し最適な物流システムを構築するなど最新のIT技術の導入がすすんでいます。人手不足や物流コストの高騰をデジタル技術でカバーするなど、柔軟な発想で新しいものを取り入れられる人が配送・物流業に向いていると言えます。

「人の役に立ちたい」、「社会を変えたい」という使命感をもっている人

配送・物流業は社会のインフラを担うとても重要な業務です。社会で必要不可欠な仕事を担う、エッセンシャルワーカーとして社会基盤をさせたいという強い使命感をもった人は、物流業の仕事は適職と言えるでしょう。

丁寧で几帳面な人

配送・物流業では、会社や個人など顧客の「荷物」を扱います。業務全体の効率化や自動化を進めている業界ですが、「荷物」を大切に丁寧に扱うことを忘れてはいけません。顧客から預かった荷物を丁寧に扱い、また倉庫や配送中の輸送機関の中をきれいに整えるという几帳面さもこの業界には必要な素養です。細かな配慮が出来る人が向いている業界と言えます。

まとめ:職種研究を深めて理想の仕事をみつけよう (配送業・物流業)

配送・物流業界はインターネット通販が主流になった現在、社会のインフラの一つと言える生活に欠かせない重要なお仕事です。荷物を運ぶ・届けるという業務が滞ってしまったら、社会生活がストップしてしまいます。

配送・物流業界はハードで大変なイメージをもたれる人も多いかもしれません。今の配送・物流業界はIT技術などを駆使した新しいロジスティクスの構築を推進しています。

新しいテクノロジーを活用して社会のインフラを支えてみたいという人は、配送・物流業界に挑戦してはいかがでしょう。

この業界で働きたいなと思っている方、ぜひ多く幅広く職種研究をすすめてください。そうすることで、自分にとってよりよい仕事を見つける機会も増えることでしょう。

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