【職種研究】公共サービスの仕事(職種・業界・なり方)を詳しく理解しよう

就活準備, 就職活動, 企業研究
2022.10.30
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投稿したユーザー : agentgate

「公共サービス」と聞いて皆さんどんなイメージを想像しますか。「人の役に立つお仕事」「公務員」「安定してそう」など様々だと思います。

今回の記事では、「公共サービス」の様々な職種について解説していきます。

公務員、民間、各種団体などしっかり研究することで自分に合った企業・団体・職種が見つけることができます。

公共サービスのお仕事に興味ある方、ぜひ参考にしてください。

【職種研究】 公共サービスとは? まずは種類を紹介

まずは公共サービス業界について、どんなお仕事があるか紹介していきます。

公共サービスのお仕事

「公共サービス」に関わるお仕事は多岐にわたります。国や地方自治体などの公務員は代表的な存在ですが、広くとらえれば、「教育・保育」業界も含まれます。主なお仕事を以下、紹介します。

1:公務員

 

内閣府、外務省、財務省、国土交通省などの行政府、裁判所などの司法府、衆議院、参議院などの立法府で働く国家公務員や、都道府県や政令指定都市、各自治体で勤務する地方公務員、など国や自治体に所属して国民、県民、市民のために様々な分野の「公共サービス」を提供する役割を担っています。警察官や、消防士も地方公務員に含まれます。

2:独立行政法人、各種団体

公務員ではないですが、公共性の高い業務を扱う独立行政法人やN G O・N P Oなどの団体も「公共サービス」のお仕事です。団体には社団法人、学校法人、医療法人、財団法人、社会福祉法人など多岐にわたります。仕事の内容によっては、みなし公務員、準公務員と呼ばれ、公務員とも連携しながら業務にあたります。

3:教師(教員)

小学校・中学校・高等学校などで児童・生徒へ勉強と社会ルールや生活指導などを行い、少年の成長を促す役割を担います。

4:保育士・幼稚園教員

保育士は保育園などの児相福祉施設で児童の保育を行います。幼稚園は文科省管轄の学校にあたるので、幼稚園教育要領に基づいたカリキュラムに沿っての教育が行われます。児童・園児、一人一人に寄り添ったきめ細かやか保育・教育が求められます。
ます。

5:学芸員・司書

学芸員は博物館、美術館などの文化施設で展示品などの資料の収集、整理、保管、保存業務等に携わります。司書は本の専門家として、図書館施設において図書、資料の収集・整理・保管・貸出・返却、情報提供などを担います。

「公共サービス」の職種

公共サービスを扱うお仕事は専門的な知識や技術が必要なものが多く、資格などが必要なものも多いです。主な「職種」について以下、紹介しましょう。

●資格が必要な職種

・保育士

・幼稚園教諭

・教師

・学芸員

・司書

・公務員

・警察官

・消防士

公務員は試験を受けて合格したものでないと採用されません。

公務員になるためには?

公共サービスを扱うお仕事に就くためには、資格や試験を突破しないとなれません。
公共サービスを扱う代表的な公務員になるための流れを、解説します。

国家公務員になるためには

国家公務員になるためには、人事院が実施する国家公務員試験を受験し、合格する必要があります。国家公務員には、総合職・一般職・専門職と種類があり、総合職・一般職は、試験に合格したあと、各省庁での採用面接があり、そこで最終的に内定が決定します。

国家公務員試験に合格しても、省庁による採用面接で採用されないということもあり得ます。専門職試験は職種別に試験が行われます。代表的なものとして、税金のスペシャリストである国税専門官試験や、労働基準監督官試験などがあげられます。

地方公務員になるためには

地方公務員になるためには、各自治体が実施する地方公務員採用試験を受験し、合格する必要があります。難易度によって「上級」「中級」「初級」に分けられます。

地方上級試験は、都道府県庁や政令指定都市の職員採用試験で、大学卒業程度のレベルが要求される試験です。

自治体によって試験内容が異なりますが、多くは教養試験、専門試験、論文、面接試験という構成となっています。

出願~試験受験

各採用試験のおおよそ2~3か月前に受験要項が公表され、出願が始まります。インターネットでの申し込みが多く、出願時にエントリーシート(面接カード)の提出を求める自治体もあります。試験は国家総合職が採用前年の4月下旬~専門職・一般職が6月上旬~中旬。地方上級試験が6月中旬に一次試験が実施されます。

公共サービス業の魅力・やりがいとは?

研修制度が充実している

公共サービスを扱う職種は、専門的な業務内容が多いので、専門知識やスキルを得るために、研修制度が充実しています。学べる機会も多く用意されており、働きながら、スキルアップ、キャリアアップできる環境といえます。

スペシャリストとして働くことができる

公務員が中心ですが、一定の条件を満たした職員は、国家資格を取得することができたり、試験の一部免除などの制度があります。スペシャリストとして業務に就くため、働きながら能力を磨ける研修能力開発の場が数多く提供されてるのも大きな魅力です。

利益重視ではなく人のために働くことができる

公共サービスを扱う業界(公益公人や、公務員など)は利益を追求する民間企業よりも社会への貢献をより強く実感することができます。利益を重視する民間企業が扱わない、困難を抱えた人への救済など直接的に支援する場面も多くあり、社会に貢献してるとう実感を強く持つことができます。

公共サービス業界に向いてる人の特徴は?

コミュニケーション能力がある人

公共サービスを提供する対象は幅広い年代の方となります。また、様々な境遇や立場の人と接する機会も多いので、コミュニケーション能力は必須です。対象者が何を求めているのか、相手に寄り添った対応も常に求められます。

正義感が強い人

公共サービスは住民・市民のため広く平等にルールにそっての提供が求められます。ルールをしっかり守り、正義感、使命感をもった仕事への態度が必要です。ルールを守らない人への毅然とした態度をとることも必要です。

状況を的確に判断する能力

公共サービスの範囲はとても広く、課題も多岐にわたります。状況を的確に捉え、適切な判断を行う機会もたくさんあります。情報分析力と、実行力が求められます。

チームで行動できる協調性

公共サービスの提供は一人ではできません。多くの人とチームとして取り組むことがほとんどです。場合によっては別の組織と連携することもあります。チームワークがとても重要で、周りとしっかり協調できる能力が必要です。

まとめ 「公共サービス業」で自分にあった職種をみつけよう

今回は公共サービスを扱う業界についての解説と職種やなり方について紹介しました。

公共サービス業は公務員以外にも各種団体など多岐に渡ります。利益を重視する民間企業ではない公共サービスを扱う業界を目指す場合は、民間・公務員・団体と広く、細かく調べるようにしてください。

それぞれの分野についての詳細をしっかり調べた上で、自分がどこで働きたいのか、具体的にイメージしてみるといいでしょう。

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