投稿したユーザー : agentgate
就職活動を行っていると、応募先を理解するために「企業研究」が必要になります。
しかし、企業研究についてあまり理解しておらず、どのように始めるべきか悩んでいる方も少なくありません。
企業研究のやり方を知るためには、まず企業研究がどのようなものか、何の目的で実施するかを把握しておくことが大切です。
今回の記事では、企業研究の基本的な概要を説明します。企業研究の8つのやり方もあわせて紹介しますので、自分にあった方法を見つけてみましょう。
企業研究のやり方にはどのようなものがあるのでしょうか?企業研究のやり方は、個人によって最適な方法が異なります。
ホームページで情報を集める、就活情報サイトを参考にするなど、さまざまな方法があるため、まずは自分にとってやりやすい方法を見つけることが大切です。
また、企業研究のやり方を探す前に、そもそも企業研究とは何か、どうして企業研究を実施するのかを理解する必要があります。
以下で、企業研究について理解を深めていきましょう。
就職活動をしていると、耳にすることが増える「企業研究」。何となくは理解しているものの、実際は何のことかわからないという方も少なくありません。
そもそも企業研究とは何のことでしょうか?企業研究とは、企業の事業内容や働き方、特徴などを調べて、応募先について理解を深めることです。
企業研究をしないとエントリーシートや面接の内容が薄くなってしまいますし、どの企業に応募すべきかを判断することができません。
それでは、企業研究を実施する目的を以下で改めて確認しましょう。
企業研究の目的には何が挙げられるでしょうか?
企業研究を実施する目的として、「志望企業を選ぶため」ということが挙げられます。
企業研究を実施していると、事業内容や働き方などの基本的な情報だけでなく、企業の成長度や将来性、仕事を通して得られるキャリア、経験などがわかるようになります。
基本情報だけで複数企業を比較しても、何を基準に選べばいいかわからなくなりますが、詳細情報を知っていれば、さまざまな観点から企業を選ぶことができます。
エントリーシートや面接では、ほとんどの企業で志望動機を聞かれます。企業研究は「志望動機」を考える際にも必要な作業です。
企業研究を行うことで、どうしてその会社に魅力を感じたか伝えられますし、そこの会社で実現可能なキャリアプランを考えることができます。
例えば、単に「〇〇事業に携わりたいから」と伝えるよりも、「貴社の〜という部分に他の企業にはない魅力を感じ、〇〇部署で〜のようなプロジェクトに関わりたいから」と回答する方がより具体的で、そこの企業で働く必然性が伝わります。
企業研究で会社について理解していないと、このような具体的な志望動機を考えるのは難しいでしょう。
企業研究を実施することで、会社の基本情報だけでなく「企業・業界の動向」について理解を深めることができます。
企業・業界の動向は、会社の将来性を判断するために重要です。企業・業界によっては今後衰退していくことが予想されているところもあります。
もちろん、特定の企業や業界にこだわりがある場合は、優先事項は変わってきますが、将来性の高い企業・業界を志望した方が継続的なキャリアを築ける可能性があります。
企業研究は「経営方針」を理解するために役立ちます。
経営方針は企業によってさまざまです。例えば、「持続性のある事業を展開します」、「働きがいのある環境を提供します」など、経営方針には企業が重視しているポイントがあらわれます。
就職活動を続ける上で、企業の考え方に共感できるかは重要になってくるので、経営方針をはじめ企業理念、ビジョン・ミッションなどを調べることが大切です。
企業研究を通して、「社員や働き方」について知ることができます。
社員の様子や、会社での働き方は、今後自分が働く場所を判断するために重要な要素です。風通しが悪かったり、残業をしなくてはいけなかったり、詳しく調べないとわからない事実も数多く存在します。
一方、リモートワークを推奨している、育児休暇の取得率が高いなど、働き方改革を推進している企業も多く存在するため、企業研究で社員や働き方について理解することが重要なのです。
それでは、具体的に企業研究はどのように進めればいいのでしょうか?ここでは、企業研究の8つのやり方を紹介します。
「企業についてどこから情報を集めるべきかわからない」という方は、まず企業のホームページにアクセスするとよいでしょう。
コーポレートサイトをはじめ、採用サイトや、就活生向けのオウンドメディアなど、企業が運営しているサイトを探してみてください。
公式が運営しているサイトには、事業や企業理念、募集している職種、部署、社員の働き方など、基本的な情報のほとんどが掲載されています。
このような情報は、応募先を選んだり、志望動機を考えたりする際に有効です。
「複数の企業を比較しながら企業研究をしたい」という方は、どのような企業があるか知るために就活情報サイトを参考にするとよいでしょう。
就活情報サイトは、複数企業の求人情報を集約しています。事業内容や職種などの条件から企業を探せるので、どのような企業が存在するか理解するのに効果的です。
ただ、就活情報サイトだけでは企業について十分理解するのは難しいので、あくまで企業を探す入り口として捉えるとよいでしょう。
他の方法を組み合わせて、企業についてしっかりと調べてください。
ニュースサイトや就活情報を発信しているメディアなどでは、企業研究に役立つ情報が掲載されていることが多いです。
ニュースサイトでは企業や業界の動向を調べられますし、就活情報サイトでは就活生に役立つ企業の情報(面接の傾向など)を知ることができます。
ただ、間違った情報や主観的な意見も多く掲載されているため、全ての情報を鵜呑みにしてしまうと、正しい判断をすることができません。
現在は数多くの就活本が販売されています。
このような就活本から情報を集めるのも一つの手段でしょう。就活本は就活生が理解しやすいように、わかりやすく説明されているものも多く、体系的な情報を集めるのに向いているかもしれません。
採用市場は日々著しく変化しています。そのため、古い情報が掲載されている就活本ではなく、新しい情報が掲載されているものを選びましょう。
「会社説明会」は、社員から直接情報を集められる場所です。サイトに掲載されている情報ではわからないところまで説明してくれるので、より理解を深められます。
座談会や質問コーナーを設けている企業の場合、自分が疑問に感じていることを直接質問することが可能です。
社員の雰囲気などを体感できるので、会社での働きやすさを判断する際にも役立つでしょう。
会社説明会のほかに、直接社員から話を聞く方法として「社員訪問」が挙げられるでしょう。
社員訪問とは、社員を実際に訪問して話を直接聞くことです。社員とより距離感の近い状態で話を聞けるので、ネガティブな側面についても説明してもらうことができます。
ちなみに、現在も「OB訪問」や「OG訪問」などと呼ばれることがあります。
同じ学校、ゼミ、サークル・部活の先輩から、企業について話を聞くとよいでしょう。
就職活動を経験している先輩であれば、企業についての知識をもっている可能性があります。特に同じ業界で就職活動を実施した先輩に聞くと、役立つ情報を入手できるかもしれません。
また、同期やインターンなどで知り合った学生などと話すことによっても、役立つ情報を集められる可能性があります。
インターンシップでは、実際に就労を通して会社での働き方や雰囲気を理解することができます。
インターンシップとは、企業で実際に業務を行う「職業体験」のことです。中には説明会に近いスタイルのものや、ワンデイインターンなどもあります。
特に関心度の高い企業は、インターンシップを行うことで志望動機に記載する内容にも結び付けられますし、モチベーションを高めることができます。また、インターンシップでミスマッチであると気づくこともできます。
今回の記事では、就職活動を行っている学生に向けて、企業研究のやり方について説明しました。
最適な企業研究のやり方は、個人によってさまざまです。ただ、企業研究を実施することで、応募先を選ぶ上で重要な情報を集められますし、面接対策にもつながります。
ホームページや就活サイトをはじめ、複数の媒体をあわせて見ることが大切です。視点が偏ってしまいますし、必要な情報を全て集めるのが難しくなります。
企業研究を実施して、就職活動を進めたり、自分の将来を考えたりする際に役立つ情報を集めましょう。