面接やエントリーシートで就活の軸が聞かれる理由とは?例文を紹介

就活準備
2022.06.28
508

投稿したユーザー : agentgate

就職活動を行っていると、耳にする機会が増える「就活の軸」。

就活の軸は企業側に自分の重視するポイントを知ってもらうためにも重要ですし、自分が企業を選ぶ際の基準になります。

面接やエントリーシートで就活の軸を聞かれた際にしっかりと回答できないと、企業は就活生の持っている価値観や考え方を理解することができません。

そのような事態を避けるためにも、就活の軸について事前に考えることが大切です。

今回の記事では、就活の軸の例文を紹介します。

自分が就活を進める上で何を重視するか考えて、納得のいく就活を進めましょう。

​​就活の軸とは?

就活の軸とは、応募する企業や職種を選ぶ上で重視するポイントのことです。

就活の軸は、応募する企業を選んだり、エントリーシートの文章を作成したりする際に役立ちます。

例えば、「海外で活躍したい」「地域を活性化する事業に取り組みたい」といったように、自分の働き方や仕事内容など、様々な観点から就活の軸を考えることができます。

なお、就活の軸は面接で聞かれることもあるので、事前に考えておくことが大切です。

面接官は就活生の価値観や考え方を知ることで、自社とマッチするか判断しています。

​​就活の軸を設定する理由

それでは就活の軸はどうして設定するべきなのでしょうか?ここでは、​​就活の軸を設定する理由を改めて紹介します。

企業を選びやすくなる

就活の軸を設定することで、企業を選びやすくなります。

就活情報サイトなどで企業情報を調べていると、数多くの企業が表示され、どのように絞ればいいかがわからなくなることがあります。

しかし、企業を選ぶ基準である就活の軸があれば、このように数多くの企業がある中でも自分にあった企業を選択できるのです。

また、内定を複数企業からもらった場合、入社する企業を選択する必要がありますが、そのような場面でも就活の軸は役に立ちます。

エントリーシートや面接対策になる

エントリーシートや面接では、就活の軸を聞かれることがあります。

実際に就職活動を進めていると「あなたが就職活動で重視していることは何ですか?」「企業を選ぶときの基準は何ですか?」など、就活の軸に関連した質問を見ることも増えるのではないでしょうか。

就活の軸が定まっていれば、このような質問に困ることなく、スムーズに回答できます。

また、回答の中で企業と関連しているポイントを言及すれば、説得力のある回答を目指せます。

キャリアプランにつなげられる

キャリアプランについても、エントリーシートや面接で聞かれることが多いです。

就活の軸はキャリアプランを考える際にも役立ちます。

例えば、「海外事業に携わりたい」という就活の軸を設定している場合、「入社してから〜年で〇〇をする」、「〜年までに海外で就労経験を積む」など、キャリアプランをイメージすることが可能です。

実現可能性の高いキャリアプランを設定できていれば、面接やエントリーシートの評価を高めることができます。

​​企業が就活の軸を聞く理由

​​企業はどうして就活生に就活の軸について質問するのでしょうか?ここでは、企業が就活の軸を聞く理由を紹介します。

就活生の志望度を知りたい

​​企業側は就活生の志望度がどれくらい高いかを知りたいと考えています。

自社を志望する理由と就活の軸に整合性があれば、説得力のある志望動機となります。

しかし、就活の軸と矛盾している内容である場合、就活生がどうして自社に応募したかわかりづらくなってしまいます。

また、就活の軸に沿った志望動機になっていれば、就活生のモチベーションの高さを伺うことができます。

企業は志望度の高い就活生に長く働いてもらいたいと考えているため、就活の軸はモチベーションを判断するためにも重要な質問なのです。

ミスマッチでないか判断したい

就活の軸は、自社と就活生がミスマッチでないかを判断するのに効果的です。

企業が掲げるビジョンや理念と、就活生の価値観が大きく異なっている場合、ミスマッチの可能性があります。

また、就活生が就活の軸に基づいたキャリアプランを自社で実現できるかについても判断できます。

ミスマッチは早期退職やモチベーションの低下につながってしまうため、企業側はなるべく採用段階で判断したいと考えており、就活の軸について聞くことが多いのです。

​​就活の軸を見つける方法

それでは、就活の軸はどのように探せばいいのでしょうか?ここでは、​​就活の軸を見つける方法を紹介します。

自己分析

就活の軸を見つけるために自己分析を行うとよいでしょう。

自己分析を実施することで自分が何を重視しているかを理解することが可能です。

これまでの人生経験を振り返ることで自分がどのような軸を持って行動してきたかを客観視できますし、自分の課題を見つけることで新たな軸を設定することもできます。

自分の記憶に残っている人生のイベントを振り返り、自分が幸せに感じる瞬間や成長したタイミングなどを抽出していきます。

それらの中から一貫している考え方や価値観を導き出すのです。

他己分析

自己分析で就活の軸を見つけられなかった場合、他己分析も実践してみましょう。

他己分析とは、自己分析とは異なり友人や家族に自分について聞く分析方法です。

他己分析は自分では気づきにくい客観的な視点から、自分が重視していることを見つめ直すことができます。

もしくは自分が考えた就活の軸について相談してみるとよいでしょう。

第三者に意見をもらうことで回答の印象を確認してもらうことができます。

インターンシップ・説明会

インターンシップ・説明会は、企業が求めている人物像について理解を深められる絶好の機会です。

企業がどのような人材を探しているか把握して、逆算的に就活の軸を考えるのもよいでしょう。

強く共感できる考え方があれば、どうしてそれに共感するのか、どのような時にそれを感じたのかなど、詳しく説明できるようにしておくことが大切です。

なお、会社説明会では座談会形式で若手社員の話を聞けることがあります。

そこで就活の軸は何にしていたか質問し、参考にするとよいでしょう。

​​【例文】就活の軸はどう答えるべき?

それでは、就活の軸はどのように回答すればいいのでしょうか?ここでは面接時の例文を確認しましょう。

例文1

私は「国際的な環境で働くこと」を就活の軸に設定しています。

大学二年生の時に参加したアメリカでの交換留学プログラムでは、多種多様な人々が集まる国際的な環境で、国際関係学について勉強する機会がありました。

授業のディスカッションにおいて初めは価値観やバックグラウンドが異なる学生とコミュニケーションを取る際に、難しさを感じることがありました。

しかし、自分が当たり前と捉えていたことは必ずしもそうでないと意識するようにしてから相手の立場に立って物事を考えられるようになりました。

また、理解できなかった部分は遠慮せずにもう一度聞き直すなどして工夫しました。

このような経験からあらゆる背景をもつ人々と関わることに喜びを感じ、相互理解できたときに達成感を覚えるようになり、「国際的な環境で働くこと」を就活の軸としています。

御社においては、社内公用語を英語にしていたり、国際的なメンバーが活躍していたりしていることを知り、自分が理想とする職場環境であると感じています。

例文2

私は「若いうちから活躍できること」を就活の軸に掲げています。

大学一年生の頃から現在に至るまでの3年間、私はレストランでアルバイトを続けています。

アルバイト先では、新人アルバイトのオーダーミスが課題として挙げられていました。

混雑時は特に混乱が起きやすく、料理を運ぶテーブルを間違うなどのミスも頻発していました。

私は人手不足により新人教育に時間をかけられていないことが原因と考え、人手不足を補うソリューションとしてセルフオーダーシステムの導入を提案しました。

店長にアイデアが採用され実際に導入してから2ヶ月でオーダーミスの発生率を80%減らすことに成功しました。

店長がアルバイトの立場である私の意見を柔軟に取り入れてくれたことで、自分のアイデアを活かすことができたと感じています。

以上の経験から私は「若いうちから活躍できること」を重視しています。

御社は多くの若い世代の社員が活躍しており、インターンシップに参加した際に若手社員の意見を積極的に取り入れる社風であることを実感し、魅力を感じました。

まとめ

今回の記事では、面接やエントリーシートで聞かれる就活の軸の例文を紹介しました。

就活の軸とは、自分が就職活動を進める上で重視するポイントです。

就活の軸をあらかじめ設定しておくことで、スムーズに回答できますし、会社を選ぶ際も基準が明確になります。

企業側もミスマッチが起きないかなどを事前に判断することができます。

自己分析や他己分析を実施したり、説明会・インターンシップなどに参加したりして、自分なりの就活の軸を考えましょう。

この記事を友達におしえる!

タイトルとURLをコピーする