投稿したユーザー : motegi
「IT業界の企業研究をしたいけど、やり方が分からない・・・」
「そもそも、IT業界って将来性がある仕事なの?」
「エンジニアを今から目指して大丈夫?」
といった悩み・疑問を抱えている人は多いでしょう。
結論から言うと、IT業界やエンジニアの将来性はかなり高いといえます。とはいえ、「今後は衰退していくんじゃないの?」と不安に思いますよね?
本記事では、IT業界やエンジニアの将来性について徹底解説!さらには、IT業界の魅力や企業研究のおすすめ方法についても紹介していきます。
約3分で読めて、「IT業界の就活はバッチリ!」と思える内容になっています。
気になる人は最後までご覧いただき、企業研究の参考にしてみてください。
先ほども説明した通り、IT業界の将来性は高いといえます。具体的な理由について、以下で解説していきます。
DXとは「デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)」の略です。DXを一言でいうと、「デジタル技術で生活の質や価値をより良くすること」になります。
「IT業界の将来性と何が関係あるの?」と思った人も多いでしょう。DXとIT化の関連性は以下のようになります。
IT化(デジタイゼーション・デジタライゼーション)が、特定の業務・プロセスに限ったデジタル化なのに対し、DXはデジタル技術で会社全体の価値創出を目指します。つまり、IT化はDXの手段であり、「IT化のその先にあるのがDX」といったイメージでしょうか。
経済産業省によると、今後日本でDXを広く推進していく上で、人材不足が顕著であると報告しています。
DX化が進むにつれて、最新のIT技術が求められます。当然、IT人材の必要性も高まるため、IT業界は将来性のある仕事として続いていくでしょう。
クラウドサービスとは、データやソフトウェアをネットワーク経由で、手元のパソコン・スマホで利用できるようにしたものです。
クラウドサービスの移行が進むことから、IT人材(クラウドエンジニア)の需要が高まると考えられます。
これまでは各企業の自社サーバーでデータを扱っていました。しかし、クラウドサービスに移行することで、どこにいても業務に必要な情報にアクセスできるようになります。
現代ではクラウドサービスが主流になりつつあり、クラウドエンジニアが活躍する場は増えていくでしょう。
AIの台頭により、IT業界の需要が高まると考えられます。というのも、AIエンジニアの需要は2030年には24万人以上増加すると予想されているからです。
例えば、一般企業においてAIを導入するには以下のような目的があります。
業務を機械化するメリットは大きく、今後もAIの台頭は進んでいくでしょう。AI化が推進される世の中において、AIエンジニアは将来性豊かな職業といえますね。
将来性豊かなIT業界ですが、「やめとけ」という声もチラホラ聞こえてきます。
具体的にIT業界はなぜやめとけと言われるのか、以下で解説していきます。
IT業界はやめとけと言われる理由の1つめは、人材不足が顕著であることです。政府の発表によると、日本のIT人材不足は2018年の時点で22万人、2030年には45万人に達すると見込まれています。
人材不足のIT業界では何が起きているかというと、「残業時間の増加」です。厚生労働省のデータによると、情報通信業の時間外労働時間は平均15.4時間(2022年1月時点)。全8産業中2位という結果になっています。
人手が足りず業務時間が増える現状があることから、IT業界はやめとけと言われるのでしょう。
未経験には厳しい職種も多いため、IT業界はやめとけという意見もあります。というのも、ITの技術は日々急速に進化しており、未経験からでは知識・技術を得るのに相当の努力が必要だからです。
つまり、職場で仕事をしつつも継続的なスキルアップが必要になります。どのエンジニアになるかによって異なりますが、未経験の場合はスキルアップの負担が大きくなってしまうでしょう。
IT業界はやめとけという声もありますが、将来性が高い業界なのは紛れもない事実です。
IT業界の市場規模は上昇トレンドにあり、DXの活発化もあり今後もIT需要が高まると考えられます。また、IT関連の従事者数は順調に伸びており、平均年収も一般的な職業と比べて高い傾向にあります。
確かにIT業界にはマイナスな意見もありますが、将来性あふれる魅力的な業界であることは間違いないでしょう。
IT業界で働く場合の魅力や強みについて解説します。今回紹介する職種は以下の通りです。
職種別の魅力・やりがいについて詳しく紹介していきます。
エンジニアとは、専門的な知識・スキルを持つ技術者のことです。一口にエンジニアといっても様々な職種があります。例えば、IT関連でいうと以下の通りです。
エンジニアの種類 | 仕事内容 |
システムエンジニア | コンピュータシステムの設計・開発など |
Webエンジニア | Webサイトやアプリケーションの設計・開発 |
AIエンジニア | AI(人工知能)の開発 |
エンジニアの魅力は、最新の技術に携われること。IT業界は日々急速な進化を遂げているため、常に世の中の最先端テクノロジーを感じながら仕事ができます。
「最新のデジタル技術に触れてみたい!」という人におすすめですね。
プログラマーとは、システムエンジニアが作った仕様書に基づき、システムが正常に動くようにプログラミングする職業です。
魅力は何といっても「モノづくり」に携われることでしょう。最先端のモノ作りで人の役に立てるため、製品が完成した時のやりがいや達成感を感じられる仕事です。
「世の中の役に立つモノを作りたい!」という人に向いている職業といえますね。
ITコンサルタントを一言でいうと、「ITの問題を抱えている企業にアドバイスする」仕事です。企業の業績を良くするために、システム開発の提案・最適化などを担当します。
ITコンサルタントは、困っている人(企業)を助けることに大きなやりがいがあります。例えるなら、病気の人(企業)を医者(ITコンサルタント)が治すようなイメージでしょうか。
「ITノウハウで人助けがしたい!」という人には、ITコンサルタントがおすすめです。
プロジェクトマネージャーとは、企業内のプロジェクトを総合的に任される職業です。チーム全体をまとめる仕事であり、まさに「なんでも屋」というイメージです。
また、プロジェクトマネージャーの魅力は、システムができる全ての過程に関われる点も魅力となります。
部分的に任されるエンジニアとは違い、製品の全てに携われるのがプロジェクトマネージャーの特権といえるでしょう。
チーム全体を指揮する仕事のため、リーダーシップのある人が向いている仕事といえます。
SIer(エスアイヤー)とはシステム開発会社のことを指し、企業のシステム開発に関連する全てのプロジェクトを統括する仕事です。コンサルからシステムの企画・立案・導入など、さまざまな場面で活躍します。
魅力としては、幅広いビジネス領域を持っていることがあげられます。というのも、業界・業種・事業規模に関係なく需要があるからです。
また、SIerはプロジェクトで多くの人と接する機会があります。プロジェクト全体を管理する能力も求められるため、「ビジネススキルを磨きたい!」という人に向いているといえるでしょう。
IT業界の営業では、主に以下の商品・サービスに関する営業活動を行います。
IT営業の魅力は、クライアントの喜びを肌で感じられるということ。営業職は相手先と直接関わる仕事のため、誠実に対応ができれば「ありがとう」と感謝されることもあるでしょう。
直接的に感謝を伝えられるのは営業職だけであり、大きな醍醐味といえます。
IT業界における企業研究を行うには、以下の3つの方法がおすすめです。
具体的な方法について、以下で解説していきます。
企業研究のおすすめ方法1つめは、IT企業の概要を調査することです。概要は企業研究の基礎となるため、確実におさえておく必要があります。
企業概要はホームページの会社案内などから簡単に確認可能です。一通りの基本情報は確認しておきましょう。
企業研究のおすすめ方法2つめは、IT企業の強みを知ることです。企業の強みを理解することは、志望動機を考えるうえで重要なポイントとなります。
例えば、企業の主力商品や、サービスの特徴について調べてみましょう。「同業他社と何がちがうのか」「この企業じゃないとダメな理由は何か」がイメージできますよ。
企業研究のおすすめ方法3つめは、IT企業で働く社員の声を聞いてみることです。というのも、職場環境や社風などはホームページや会社説明会だけでは判断できないからです。
お目当ての企業にOB訪問し、実際に働いている社員のリアルな声を聞いてみるのも一つの手段といえるでしょう。
企業選びの軸として大切なことは、「自分がどのような貢献をしていきたいか」を考えて選ぶことでしょう。例としては以下の通りです。
例えば、「IT機器の知識を活かしたい!」という人はインフラエンジニアとして貢献できますよね。
エンジニア関連の企業を選ぶにあたり、就活の軸をキッチリ決めておくことが大切です。
結論、IT業界やエンジニアに求められる人物像は以下の2点です。
以下で説明していきます。
地道な作業でも努力できる人は、IT業界やエンジニアに求められる人材でしょう。なぜなら、システム開発の途中で起こるエラーを解決する必要があるからです。
エラーを解決するには試行錯誤を重ねなければならず、地道な作業を根気強く続ける必要があります。
コツコツと努力できる人が向いているといえるでしょう。
常に新しいことに適応できる人も、IT業界やエンジニアに向いています。というのも、IT技術は日々急速に進んでいるからです。
つまり、仕事の中でIT知識を常にアップデートする必要があるということ。IT業界やエンジニアには、新しいことにも進んで立ち向かえる人が重宝されます。
IT業界はこれから伸び代のある業界で、興味がある人も多いはずです。自分にはどんな企業が適正なのか判断するためにも、業界研究だけでなく企業研究が欠かせません。
もし、就活がなかなか進まない場合は転職エージェントに頼ってみるのも一つの方法です。
ぜひ、今回解説した記事内容を参考に就活を進めてみてください。