投稿したユーザー : agentgate
「GABテストとは一体何のこと?」「GABテストに向けてどのような対策をするべき?」という疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。
GABテストとは、企業が採用活動を効率的に実施するために開発されたテストのことです。
GABテストを初めて受けるという人は、概要をしっかりと理解して、対策を計画的に行う必要があります。
今回の記事では、GABテストの基本的な知識やGABテストと混同しやすいテスト、GABテストの例題などを説明します。
この記事を読むことで、GABテストに向けてどのような対策をすべきか理解できるようになるため、ぜひ参考にしてみましょう。
GABテストとは、日本エス・エイチ・エル社が提供している試験のことです。
日本エス・エイチ・エル社では、総合適性テストWeb-GABグローバル対応版に関して、以下のように説明しています。
「新卒総合職の採用を目的に開発された検査です。知的能力(言語・計数)とパーソナリティについての詳細な測定結果と同時に、入社時に見ておくべき『ヴァイタリティ』『チームワーク』などの9特性、将来のマネジメント適性、『営業』『研究開発』などの7つの職務適性について予測します。」
以前はマークシートテストのみに対応していましたが、現在はWeb版のGABテストが提供されています。
GABテストについて何も知らない状態で試験を受けると、思うように回答できずに後悔してしまう可能性があります。
まずは基本的な概要について理解を深めることが大切です。
参考:日本エス・エイチ・エル 日本エス・エイチ・エルの商品ページ
GABテストにはどのようなタイプがあるのでしょうか。
ここでは、GABテストのタイプを紹介していきます。
GABテストには筆記で受けられるタイプがあります。
所要時間合計は90分となっており、企業が指定した会場などで受験することが多いです。
テストは、言語理解、計数理解、パーソナリティ(OPQ)の3部構成になっています。
Web版と比較すると、問題冊子価格や採点処理価格が高いため、現在はWeb版を利用している企業が増加しています。
ただし、職務適性に関してはWeb版よりも多くの種類を検証することが可能です。
GABテストには、Webタイプも存在します。
所要時間合計は80分となっており、自宅(Web-GAB)やテストセンター(C-GAB)などで受験するのが一般的です。
テストは、筆記タイプと同じく、言語理解、計数理解、パーソナリティ(OPQ)の3部構成になっています。
Webタイプは、日本語だけでなく英語での受検、個人結果報告書の出力にも対応しており、グローバル人材の採用を検討している企業からも利用されています。
GABテストがどのような構成で、どのような場所で実施されるのかなどの基本的な部分を理解しておかないと、当日を想定した準備を進められません。
GABテストと混同しやすいテストには何が挙げられるのでしょうか。
ここでは、GABテストと混同しやすいテストの種類を紹介します。
CABとは、GABテストと同じく日本エス・エイチ・エル社が提供している試験で、「コンピュータ職適性テストCAB」と呼ばれています。
日本エス・エイチ・エル社は、CABについて以下のように説明しています。
「コンピュータ職としての適性を診断します。SE・プログラマーそれぞれについての職務適性だけでなく、入社時に見ておくべき『ヴァイタリティ』『チームワーク』などの9特性についても予測します。」
CABは大学を卒業する者を対象にしており、暗算、法則性、命令表、暗号、パーソナリティ(OPQ)の5部で構成されています。
参考:日本エス・エイチ・エル 日本エス・エイチ・エルの商品ページ
SPIとは、株式会社リクルートマネジメントソリューションズが開発した試験です。
GABテストと混同されることがありますが、別の会社が提供しているテストであるため、全くの別物です。
公式ページによると、2021年12月時点でSPIの年間利用社数は14,400社、受験者数は 受検者数215万人となっており、多くの企業が利用していることが分かります。
さらに、適性検査サービス導入社数No.1を誇っているため、就職活動を実施していると、一度は「SPI」という言葉を耳にしたことがあるでしょう。
基本的にSPIは性格検査と基礎能力検査で構成されており、テストセンターや自宅など、受験場所は企業によってさまざまです。
参考:株式会社リクルートマネジメントソリューションズ リクルートの適性検査 SPI3
就職活動を行っているのに、これらのテストの違いが分からないということは、情報収集が足りていない可能性があります。
それでは、GABテストにはどのような問題が出題されるのでしょうか。
ここでは、GABテストの例題を紹介します。
計数では、グラフなどの図表を読み取る問題が出題されます。
グラフから正しい情報を読み取って、回答を選択する流れです。
例えば、国ごとの穀物における輸出量を比較する棒グラフが表示されます。
それに対して、「A国の輸出量はB国の何倍か?」「「A国の輸出量が100の時、C国は何になるか?」などの問題が出題されます。
冷静にグラフを読みとれば解ける問題ですが、時間制限がある中で解いていくと焦りやすい傾向にあるようです。
言語は就活生の読解力や語彙力などを認識するための分野です。
長文が出題され、長文の内容にあった選択肢を選んでいくイメージになります。
例えば、長文の内容に関連したいくつかの文章が表示されます。
その問題文を「文脈の論理から明らかに正しい。」「文脈の論理から間違っている。」「本文の内容からだけでは回答できない。」といった内容のカテゴリーに分類していきます。
制限時間が短いため、長文読解を苦手とする人も少なくありません。
GABテストには基本的な能力を測る問題の他に、性格診断が設けられています。
就活生がどのようなパーソナリティを持っている人材であるかを判断するために、性格診断を設けている企業は多いです。
性格テストは特別な対策は必要ありません。
ただし、回答内容に矛盾がないように答えることが大切です。
回答に矛盾があるとテスト結果に対する信頼性が下がってしまいます。
自分を良く見せようとせずに素直に回答していきましょう。
計数や言語の問題は短い制限時間内で回答する必要があるため、事前に準備することをおすすめします。
十分な準備をしていないことが原因で、後悔する結果にならないように注意しましょう。
企業からGABテストが課された場合、どのように対策すればよいのでしょうか。
ここでは、GABテストの対策方法について紹介します。
いきなりGABテストを受験するのが不安という人は、模擬テストで自分の実力を試してみるとよいでしょう。
模擬テストを受けることで、問題がどのように出題されていくか、回答するのに十分な時間を確保できるかなどが理解できるようになります。
インターネットで公開されている模擬テストが見つからないという人は、玉手箱も視野に入れると良いでしょう。
GABテストと同じく日本エス・エイチ・エル社が提供している玉手箱の問題は、内容が被っていることが多いです。
玉手箱の問題をインターネットで公開しているサイトはいくつか見られるため、参考にしてみると良いでしょう。
試験対策のオーソドックスな方法は、参考書を買うことです。
現在は、就活生に向けてSPI対策本や、GABテストの練習用テキストブックなどが販売されています。
参考書では実践的な問題を解けるだけでなく、問題を解く時のポイントや時間配分なども抑えられるため、参考書を活用することをおすすめします。
アマゾンなどのECサイトや書店、古本屋などで購入することが可能です。
中には、就職活動を終えた先輩から参考書をもらう人も見受けられます。
実際にGABテストを受けてみるのも一つの手段でしょう。
練習として受けるという意味ではなく、実践的なシーンを多く経験することで、テストに慣れることができます。
GABテストの他にも、玉手箱やSPIを積極的に受けることで、テストに対する抵抗感や緊張感を薄めることが可能です。
実績的な場面を経験して、本命の企業に受かるように対策していきましょう。
対策ができていないと、GABテストやSPIなどで企業に落とされる可能性は十分にあります。
志望度の高い企業のテストで失敗しないためにも、対策を計画的に実施することが重要です。
今回の記事では、就職活動の準備を行っている人に向けて、GABテストの基本的な概要について解説しました。
GABテストとは、日本エス・エイチ・エル社が提供している採用活動用のテストです。
現在はSPIを導入する企業が増加していますが、GABテストが課されるケースも見受けられます。
テスト受験時に実力を100%発揮するためには、テストの基本的な知識や概要を身につけることが大切です。
また、模擬テストを受けたり、参考書を買ったりして、テスト本番に備えましょう。
ヒトテクノロジーは、新卒採用支援を実施しています。
この記事を読んでも対策の仕方が分からないという人はぜひ参考にしてみましょう