投稿したユーザー : masumin01
「SESとして働くメリットって何?」
このような疑問をお持ちの就活生は多いのではないでしょうか。
IT業界に就職を考えている際に、“SES”という言葉を耳にすることがあると思います。
最近では働き方の多様化が進み、企業に正社員として採用されるだけでなく派遣社員やフリーランスなど様々な働き方があります。
こちらでは、IT業界に就職を考えている方へSESとして働く際の特徴やメリットについて解説します。
「そもそもSES契約とはなんなのか?」
まずはこのような疑問をクリアにするために、SES契約の特徴と派遣社員・業務委託契約の違いについて解説します。
SESは「システム・エンジニアリング・サービス」の略で、クライアント企業にエンジニアとして派遣されエンジニアの仕事を提供することを言います。
SES事業者はクライアント企業が希望するエンジニアを紹介し、エンジニアはクライアント企業で働きますが、雇用元はエンジニアを派遣するSES事業者にあります。
主な内容としては、システム開発を行う一部の業務などを委託するものであり、準委任契約の一種となります。
準委任契約とは完成を目的としない業務を行うことを指し、業務を行ったことに対しての報酬を支払う形態を指します。
SES契約は、主にIT業界のみで使われている契約形態です。
SES契約と派遣社員は似た部分がありますが、大きな違いは指揮権がどこにあるかということです。
派遣社員の雇用主は派遣会社にありますが、派遣された社員に業務に関しての指示を行うのは派遣先の企業です。
一方で、SESとして働く場合業務に関しての指示をクライアント企業が行うことはできず、エンジニアを提供しているSES事業者に指揮権があります。
派遣会社の場合人材を提供するために行っているのに対して、SES事業者はエンジニアの技術力を提供していることになります。
では、業務委託契約とSES契約の違いについてはどのようなものがあるのでしょうか。
そもそも業務委託契約とは、「請負契約・準委任契約・SES契約」の総称を表します。
このことから、SES契約は業務委託契約の一種ということになります。
SESとして働くメリットについてご紹介します。
SESとして働くメリットは、いろいろな職場で仕事を経験できることです。
SESとして働くなら、一つの仕事が契約満了を迎えたらまた次の企業での仕事が始まります。
新しい環境で新しい仕事を行うので、常に新鮮な気持ちで仕事ができるメリットがあります。
また、いろいろな職場を経験することで柔軟性も身につきます。
先に述べたようにSES契約は一つの企業に縛られることなく、いろいろな企業と関わりながら仕事をします。
一般的な正社員は、一つの企業で長く働きながらスキルアップを目指しますが、他の企業へ移った際に「自分のスキルが通用しない」なんてことがあるかもしれません。
しかし、企業ごとに自分が経験したことのない業務や知識を得ることができるため、幅広いスキルを身につけられるメリットがあります。
仕事をしながらスキルアップできるので、対応できる業務を増やすことができるメリットがあります。
SESとして働く場合エンジニアの仕事なので、近年ではどの企業も人材不足があり業務内容は激務で残業は当たり前という印象がありますよね。
しかし、SES契約の場合派遣されている労働者に対しての業務命令を出すのは雇用元であるため、業務時間に関する指示も行うことはできません。
契約内容に労働時間が記載されている場合は残業をさせることはできないため、自分の時間を確保しやすいメリットがあります。
SESとして働く場合いろいろな企業で仕事をする機会が多く、企業での仕事ぶりや技術スキルの高さから、新しい案件がもらえたり正社員として勧誘される可能性もあります。
いろいろは企業へ派遣されるため、人脈を増やすことができます。
慣れた頃に他の企業に行くことになるので長い付き合いはできませんが、新しい環境で新しい仕事ができ、さらに人脈を増やせるというメリットがあります。
将来フリーランスで働くことを検討されている方にもおすすめの働き方です。
SESとして働く場合は、未経験でも正社員として採用されやすいというメリットがあります。
近年IT業界は人気が高まっていますが、企業全般で人手不足が深刻化していることも事実です。
そのため、SESとして働くためにスキルアップを目的とした未経験者を採用する傾向にあるのです。
しかし、エンジニアの仕事は専門性が高いため未経験からスキルを習得するまでが難しく、仕事の範囲が狭まることもあります。
1人前のエンジニアとして働けるまでには、かなりの努力が必要です。
SESとして働くと、上場企業へ派遣されることもあります。
雇用元が上場企業とのコネクションを持っている場合は、エンジニアとしての技術を派遣するために有名企業や大手企業などに派遣されることもあるので、大きなプロジェクトに関われる機会があるかもしれません。
大きな仕事に関われるチャンスは、自分の中で大きな財産となるでしょう。
SESとして働く際は決まった企業で働くことがないので、人により向き不向きがあります。
こちらでは、SESとしての働き方が合っている人の特徴について解説します。
SESとして働く場合、未経験でも働けるメリットがあります。
エンジニアの仕事に興味がある人・エンジニアになりたい人にとっては、経験を積んで手に職を付けるチャンスを掴めます。
しかし、未経験でもいきなり企業へ派遣される場合もありますので、就職の際はしっかりと見極める必要があります。
先に述べたように、SESとして働く際は将来フリーランスとして活躍したい人にとって、とても最適な環境です。
いろいろな職場でたくさんの人脈をつくり、SESとしての経験を活かすことができます。
SESとして働く場合一つの職場で働くことはなく、いろいろな企業へ派遣されます。
一つの職場に収まりたくない人・いろいろな職場で働きたい人にとっても向いている環境といえます。
職場環境だけでなく大きなプロジェクトや細かい案件など、いろいろな業務に携わることができます。
この経験は自分の中で大きな財産となり、将来設計の中でいろいろな選択肢を作ることができるでしょう。
SES契約の特徴やメリットについて解説しました。
SES事業者はエンジニアの技術を派遣するサービスを提供しており、労働者はいろいろな企業で働くことができます。
また、スキルアップや人脈を広げることも可能なので、将来フリーランスとして働きたい方にとってもおすすめです。
未経験者でもOKな企業もありますので、ITに興味がある・スキルを身につけたいという人にも最適な環境で働くことができるでしょう。
働き方が多様している中で自分にあった働き方を見つけ、将来設計を立ててみてくださいね。