投稿したユーザー : agentgate
グループディスカッションという名前からどんなことをするのか何となく分かっていても、具体的に何をするのか、準備や対策は何をすれば良いのか分からないという就活生も少なくないでしょう。
今回は、グループディスカッションの事前対策や注意点、グループディスカッションの練習方法などを紹介していきます。
まず、グループディスカッションとは、どのようなことをするのでしょうか。
グループディスカッションは就活生同士でグループに分かれ、指定されたテーマについて議論を行い、制限時間内に結論まで導く選考方式です。
グループの人数は2~10人前後と幅広く、制限時間は20~40分が一般的です。
テーマは誰でも知っているような一般常識のようなものから時事ニュース、ビジネスに関することなどさまざまです。
導き出した結論を発表する場が最後に設けられますが、担当者だけでなく他のグループの就活生の前で発表する場合もあります。
グループディスカッションでは、結論まで導いた過程にどのように貢献できたかが評価されます。
就活生同士で指定されたテーマに沿って結論を導き出しますが、他人任せにして何も意見を出さないなどグループディスカッションを甘く見ていると失敗に終わるでしょう。
グループディスカッションで見られているポイントは論理的思考・積極性・協調性・リーダーシップ・相手への気配りなどですが、どのポイントを重視するかは企業によって異なります。
組織として働くにはチームワークが必要不可欠ですが、それを面接で確認することは困難です。
しかし、グループディスカッションを行うことで協調性やチーム内でどんな動きができるのか、その企業の適性やニーズに合った人材かも確認することができます。
意見が対立したり、議論が停滞したりする場合にどんな対応をするかで就活生の本来の姿が出ることがあります。
議論の中で垣間見る姿でどんな人物であるかも企業が見ているポイントです。
グループディスカッションで企業が見ているポイントを確認しておかなければ自分をアピールすることはできないでしょう。
グループディスカッションを有利に進めるには下記の2点に注意が必要です。
グループディスカッションは議論の場のため、意見を言えば言うほど目立って評価も上がると考えるかもしれませんが目立つことと評価されることは別です。
グループディスカッションで評価されるポイント・見られているポイントは先ほど紹介した論理的思考・積極性・協調性・リーダーシップ・相手への気配りなどで、この他に議論を円滑に進めるための役割分担があり、自分の役割を果たせたかも評価されます。
グループディスカッションはチームの一員として働くための適性を持っているかが最大の評価ポイントです。
評価されるポイントが理解できれば今は自分の意見を言うべきか、人の意見を聞くべきなのか、他のことをすべきなのかが見えてくるでしょう。
グループディスカッションで議論する際には必ず論点があります。
メンバー全員が同じ場所に論点を置いて議論することができればスムーズに話は進みますが、議論が進むと論点がずれてしまい議論が拡散し収拾がつかなくなる場合があります。
グループディスカッションは制限時間内に結論まで導き、発表を行う必要があるため、結論まで辿り着けずに終わることは絶対に回避しなければいけません。
議論が拡散していると感じたら一度、議論を止めて論点がどこにあるのか理解することが重要です。
論点がどこにあるのか全員が理解・共有できれば同じ方向に向かった議論を行うことができます。
自分の意見を押し通して無理に軌道修正しようとすると反発を招き、協調性に難ありと評価されてしまいます。
「自分が皆を引っ張る」ではなく「皆に耳を傾けてもらう」よう発言し、結論まで導くと良いでしょう。
グループディスカッションでの評価ポイントも大事ですが指定されたテーマの論点を理解していなければ話になりません。
「面接 質問」についてもっと詳しい記事はこちら
グループディスカッションでの注意点は何があるのでしょうか。
グループディスカッションは就活生が組織の一員として、チームプレーができるかどうかを確認する必要があります。
他の就活生の意見を聞かずに自分の意見を押し通す・頭ごなしに否定するような行為は協調性がないと判断されてしまいます。
企業で働いていくにはさまざまな人の意見を聞き、協力し合わなければいけません。
グループディスカッションの時点で協調性も他者への配慮もない人物では採用される可能性は低いでしょう。
自分と同じ意見を他の就活生に言われてしまった・テーマに関する知識がない・意見を否定されたからと何も話さないでいるとやる気がない・積極性に欠けると判断されてしまいます。
グループディスカッションで何も言わないのは避けなければなりません。
他の就活生と意見が同じ場合は、どのように考えた結果同じ意見になったのか簡潔に説明し、その意見に厚みを持たせるようにします。
また議論が停滞した場合は、誰かに話を振って流れを作るなどすると良いでしょう。
何かに集中すると、他のことへの意識が薄れるということはよくあることです。
議論に集中しすぎてしまい、腕や足を組んでしまったり話し方が雑になったり、人によっては指でペンを回すといった癖が出る人もいます。
意見が優れていても、態度が悪いとマナー・常識に難ありと判断されてしまいます。
議論に集中するのは良いことですが、見られていることを意識した上で態度にも注意を払いましょう。
グループディスカッションにおいて人の話を聞かない、自分の意見を聞かないなどはありえません。
いつもの癖が出てしまうということも緊張感が足りていない証拠です。
面接官に見られているということを意識して取り組みましょう。
グループディスカッションの事前対策として二つ紹介していきます。
ニュースチェックは非常に重要です。
時事ネタがテーマになることもあれば、時事ネタの中にグループディスカッションを受ける企業の事業や業界に直結するようなニュースもあります。
このようなニュースがテーマとなって意見が言えないと、「そんなことも知らないのか」など入社意欲を疑われてしまいます。
しかしニュースを知った上で企業の特徴などを踏まえ、自分の意見をいうことができれば入社意欲があり、企業研究ができていると評価されます。
ニュースをチェックして知見が広がればさまざまな角度から意見を出せるようになり、グループディスカッションだけでなく、面接での質疑応答にも活かすことができます。
このため、ニュースチェックを習慣づけるようにしましょう。
日常生活の中で議論する場は少ないのではないでしょうか。
会話は答えが出ないまま話すこともあれば、そもそも答えのない内容の会話もあります。
しかし、グループディスカッションで行われる議論は必ず結論まで導かなければいけません。
議論では自分の意見を人に伝え、人の意見を聞き、意見を引き出すことが重要ですが、これを本番でいきなりやろうとしてもうまくいかないでしょう。
考えを言葉にできないことはよくありますが、日常生活の中で意識して自分の考えを言葉にするよう心掛け、人の意見を求める・聞くということを意識してみると良いです。
ニュースをチェックすることは就活生にとって当たり前です。
面接などで時事問題について聞かれることは良くあります。
また、日常生活の中でも意識していないと本番になって後悔することになります。
議論に慣れるためにも練習は大切です。
グループディスカッションの練習方法について紹介します。
グループディスカッションの練習をする前にどの立場になって練習するか決める必要があります。
グループディスカッションの主な役割を紹介していきます。
リーダーとは議論の方向性を決める進行役です。
全員が意見を言うように促すことと配慮も必要です。
リーダーだからと意見を押し通すのは協調性が欠けていると判断されてしまうため、バランス感覚が重要です。
タイムキーパーは、時間内に結論まで導くよう時間の管理を行います。
タイムキーパーは時間を読み上げるのではなく、議論の状況に応じて時間配分を変える臨機応変さが求められる重要な役割です。
発表者は結論を発表する役割ですが、論理的に分かりやすく説明するだけでなく話し方や声のトーン、立ち居振る舞いなど議論には直接関係ない部分にも意識する必要があります。
これらの役割を抑えた上で、就活生同士で役割に分かれ本番を意識した練習を行いましょう。
反復練習をしてコツを掴むことができればどんなテーマにも対応できる能力が身に付きます。
役割も練習ごとに変えて、役割ごとのコツも掴みましょう。
練習する人を毎回変えて行うと議論の方向性も変わるため、より本番に近い練習ができます。
グループディスカッションの練習は就活生なら誰にでもメリットがあるため、多くの就活生を巻き込んで練習してみしてみましょう。
また、スマホなどで自分の姿を録画して確認するのも大切です。
自分のことを客観的に見ることで今まで気付かなかった改善点に気づくことができます。
反復して練習をすれば、コツだけでなく自信を持つこともできます。
自信が持てれば、本番も緊張せずに挑めるでしょう。
グループディスカッションでの役割を理解していないまま行うと失敗するだけでなく自分が恥をかくことになるでしょう。
また、本当にグループディスカッションを成功させたいならば反復して練習することは当たり前でしょう。
グループディスカッションを取り入れている企業は増えています。
高評価を得て就活を勝ち抜くには対策を練る必要があります。
グループディスカッションは結論に導くために、グループにどのように貢献するかが重要です。
今まで紹介してきた事前対策や練習方法を実践して、本番で結果を残せるようにしましょう。
しかし今回紹介した事前対策や練習を行っても不安があるようなら就活のプロに相談してみるのも良いです。
ヒトテクノロジーは、グループディスカッションで勝ち抜くためのアドバイスをします。
また、それ以外にも就活に関する悩みや不安、自分が希望する企業のことなども的確なアドバイスをします。
グループディスカッションで就活を勝ち抜きたいと考えている就活生はぜひヒトテクノロジーに相談してみてください。