投稿したユーザー : agentgate
大切な志望動機だからこそ、魅力的な伝え方をして採用担当者の目に留まる文章を作り出したいものです。
今回は志望動機の書き方を説明していきます。
志望動機を書くときのポイントや考えるときのコツ、企業が見ているポイントを説明します。
また、志望動機がイメージしやすくなるような例文やNG集もあるので、合わせて確認してみましょう。
効果的な志望動機を書くためにも、ある程度決まった形というものがあります。
志望動機を書くときのポイントを説明するので、自分の志望動機がポイントに当てはまっているか確かめてみましょう。
最初に目にする書き出しは、結論である「志望する理由」を書く必要があります。
採用担当者は様々な志望動機を読んでおり、書き出しを見るだけである程度の志望度を判断することもあります。
このため、簡潔で分かりやすい書き出しにすることで、大きなアピールになると言えるでしょう。
また、志望動機では論理的な伝え方かどうかも判断材料の1つであるため、結論が分かりにくいと、当然印象は良くありません。
志望動機の書き出しは「結論(志望する理由)」からという原則を守り、伝わりやすい構成にするようにしましょう。
志望動機の大枠の構成としては、「結論」「根拠」「必然性」の順序で書くのがおすすめです。
冒頭の「結論」だけでは伝えきれなかった部分を、「根拠」として明記します。
結論のすぐ後に根拠を示すことで説得力が増し、分かりやすい文章になります。
そして、これらを補完し、その企業でなければならない理由を伝えるものが、「必然性」です。
具体的な構成としては、「志望する理由は〇〇です (結論)」「それは〇〇というエピソードにあります(根拠)」「また、〇〇の理由から御社であれば実力を発揮できます/〇〇の理由から自分の目標が達成できます など(必然性)」となります。
書き終わってすぐ完成にせず、最後に最初から通して読んでみて、セルフチェックを行いましょう。
夢中で書いている間は良い文章に思えるかもしれません。
しかし、後で読み返してみたら伝わりにくい文章だったということは珍しくありません。
誤字脱字はもちろん、ポイントの内容が含まれているか、単語の選択は適切かなど、詳しい部分まで確認しましょう。
読み手に優しい文章を心がけないことには、どんなにエピソードが良くても面接官には伝わりません。
日本には400万社以上の企業があります。
企業としても、その中の一社として選ばれている明確な根拠・必然性を求めてくるでしょう。
なので、そこを答えられないと就活生としては内定をもらえません。
論理的に伝える力は社会人にとって必須スキルです。
志望動機のような短い文で失敗していると、就職した後の仕事にも響いてくるはずです。
最低限、決められた構成を使って論理的な文章を組み立てられるレベルになるまでは、練習をしておきましょう。
いざ志望動機を書こうとしても、何も思いつかないという方もいるでしょう。
志望動機を考えるときのコツを把握し、より魅力的な文章が書けるように尽力しましょう。
志望動機はその名の通り、その企業を志望する理由を提示するものです。
なぜその企業に入りたいのかは、根底にある価値観や得意なもの・好きなものなど、自分が持っているもので構成されています。
このため、自己分析を行い自分への理解を深めることが、志望動機を考える際には必要不可欠となります。
過去の経験を振り返ったり、将来の目標を設定したりして、就活の軸を明確にしていきましょう。
ただし、「自分」視点だけで完結するのではなく、「企業」視点ではどう思われるのかなども合わせて考えることで、企業に受け入れられる志望動機になります。
企業に出す志望動機では、企業への理解が不可欠です。
業界の中での企業の立ち位置や、強み・弱みなど企業に対するあらゆる情報を手に入れましょう。
項目は人によって異なりますが、基本的なものは以下の内容があります。
自己分析と企業研究ができたからといって、これらに繋がりがなければ、的外れな志望動機になるおそれがあります。
自分と企業の接点が何かを探し、落とし込むことで説得力のある志望動機を生み出すことができます。
「なぜその企業でなければならないのか」を言葉で明確にし、他の企業と比較して考えてみましょう。
自己分析や企業研究の甘さは志望動機に直結します。
時間をかけずに適当にすれば良いという考えは捨て、本気で志望動機に向き合いましょう。
また、志望動機の使い回しは採用担当者にはバレてしまう可能性もあります。
自分でしっかりと考えて行動することが重要です。
多くの企業で求められる志望動機ですが、どのような点を評価されているのか知りたい方もいるでしょう。
ここでは、企業が見ているポイントをご説明していきます。
志望動機は企業に入りたい意思を示すものであり、採用担当者は他の企業ではなく、「なぜその企業を選んだのか」を知りたいと考えています。
具体的な要素としては以下の項目がありますので、目安として把握しておきましょう。
採用担当者はやる気を持って、前向きに働けそうな人材を採用したいと考えています。
志望動機の理由が企業とマッチすればするほど、企業で働くモチベーションは高いと言えるので、文面から読み取ろうとしています。
志望動機の中には自分の興味関心や、将来のビジョンなどが含まれており、就活生の価値観を垣間見ることができます。
採用担当者はこれらを元に、自社の社風や企業理念などと相性が良いかも判断しています。
志望動機を通じて、これらの基準を元に学生をふるいにかけています。
限られた文字数の中でも、モチベーションの高さや企業への適性の高さをアピールできるように、戦略的に行わなければなりません。
実際に、志望動機を書くイメージをつけるためにも、例文やまとめ方を確認していきましょう。
それでは、職業別の志望動機の例文を見ていきましょう。
私が貴社を志望する理由は、アレルギーのある方がより自由に食を楽しめる社会にしたいと思っているからです。
私は小麦粉アレルギーを持っており、他の方のようにパンを食べられませんでした。
しかし、中学時代に貴社の米粉パンに衝撃を受け、食の可能性は幅広いことを知り、自分もこのような仕事に就きたいと考えるようになりました。
貴社ではアレルギーに配慮した製品を多く扱っているだけでなく、大学と提携してより詳しい研究を進めていると伺っております。
入社後は今学んでいる成分分析の範囲を活かして、私と同じようにアレルギーで悩む方でも食べられる商品を企画していきたいと考えています。
私は「企業と顧客をクリエイティブな力で繋ぐ」という理念に共感し、貴社を志望致します。
学生時代、広告系のベンチャー企業でインターンシップを行っており、商品やサービスの魅力を反映した広告を数多く見てきました。
その中で、クリエイティブな作品には人を惹きつける力があることを知り、商品やサービスのアピールには不可欠であると感じました。
貴社では高いクリエイティブ力を保持するだけでなく、企業と顧客を結ぶ手段が豊富であるため、魅力的な広告をより多くの方に広められると考えています。
入社後は営業職として、貴社の質の高い広告を多くの方に届けられるように、強みであるコミュニケーション力を活かして貢献します。
私は様々な企業の課題を解決するシステムを開発したく、エンジニア職で貴社を志望致します。
学生時代、フリーランスの友人に業務を効率化させるシステムを依頼され、自作でアプリケーションを開発しました。
この経験から課題解決ができるツールを作成して、多くの人に喜んでもらえるシステム開発に興味を持っています。
貴社では幅広い業界と繋がりを持ち、様々な課題を持った企業の方から依頼があると聞いています。
私は常に専門知識を学び経験を積みながら、クライアントの役に立てるエンジニアに成長していきたいです。
私が貴院を志望するのは、患者様と家族を継続的にサポートし続けるという方針に共感したからです。
貴院には祖父が病気を患ってからお世話になっており、手厚いサポート体制があることを強く実感しております。
私はこの体制を維持しより良くするためにも、事務職として業務を行うことで医療従事者と患者様を手助けしたいです。
私はアルバイトで事務処理の効率化に貢献したことがあり、貴院でもその力を発揮したいと考えています。
志望動機は自己分析や企業研究を踏まえて、「なぜ志望するのか」を明記していきます。
振り返った過去の経験や価値観から、どうしてその企業が良いのかが伝わるように、まとめていきましょう。
ただし、志望動機には文字数制限があることが多く、言いたいことを全て入れられるとは限りません。
その辺りも踏まえて、戦略的な志望動機にできるかどうかが、成功の鍵を握ります。
志望動機の例文やまとめ方を参考にするのは一向に構いませんが、ただ真似するだけでは就活では通用しません。
就活生よりも多くの経験がある採用担当者は、就活生の浅い思考回路はお見通しです。
面倒くさいからと手を抜いていると、就職できない、もしくは自分の望まない就職になりますので、手を抜かないようにしましょう。
アピールに必要な志望動機ですが、内容によっては評価されないこともあります。
紹介する志望動機の注意点とNG集を抑えた上で、質の高い文章を書けるように準備が必要です。
就活で志望動機を書く際には「その企業でなければならない理由」と「伝わりやすさ」を重視する必要があります。
構成をしっかりと守り、字数を考えながら志望動機を練っていきましょう。
特にエピソードは字数を圧迫しやすいので、取捨選択をして分かりやすい文面を心掛ける必要があります。
志望動機の中には、好ましくない内容のものもあります。
それでは、やってはいけない志望動機のパターンを見ていきましょう。
抽象的な表現が多い志望動機は、採用担当者に伝わらないだけでなく、業界への理解が浅いとみなされます。
また、志望する理由を裏付けしてこそ説得力のある内容に仕上がるため、根拠がない曖昧な志望動機も、評価されにくいでしょう。
給料や福利厚生など、働く際の待遇だけを志望動機にすると、条件が良ければこの企業でなくても良いと思われます。
ビジネスでは時に本音を隠すことも求められますので、表面上の待遇だけを押し出すのはやめましょう。
一見向上心があるように聞こえる「学びたい」という言葉ですが、実は志望動機においてはあまり適していません。
会社は学校とは違い働く場ですので、企業側から働きかけてもらう気満々の受け身の態度は心証が悪いです。
例文やマニュアルを参考にしすぎた結果、ありふれた志望動機になった方も珍しくありません。
このような文章を書いてしまうと、採用担当者にしっかりと目を通してもらえなくなります。
企業側は基本的に長く貢献してくれる人材を求めており、辞めること前提の志望動機は印象が悪くなります。
ただし、一部の企業では独立を向上心の表れだと捉えることもあるため、例外があることは頭に入れておき、企業の特徴を見て構成を行いましょう。
企業の採用は慈善事業ではなく、自社に有益な就活生だけを引き入れたいと考えています。
このため、ファーストインプレッションになる志望動機で、悪印象を与えると無情にも切られることになるでしょう。
厳しいことを言えば、企業の事を考えられない利己的な人間は、企業においては不要になってしまうのです。
志望動機を書くには自己分析、企業研究が重要となります。
「よりよい志望動機を書きたい」「完璧な志望動機にしたい」「志望動機を書ける自信がない」
という方は当社のキャリアコンサルタントに相談すればより的確な志望動機が書けるでしょう。
就活での不安や志望動機についての相談、自己分析など様々なアドバイスが受けられるのでぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
今回は志望動機の書き方を、例文やNG集などとともにお伝えしてきました。
志望動機はほとんどの企業が質問する内容であり、モチベーションの高さや企業への適性を見ています。
伝える際には「結論」「根拠」「必然性」を入れて、採用担当者に分かりやすい文章を心掛けましょう。
また、NGな志望動機も合わせて説明しているので、その内容は避けて構成することをおすすめします。