【例文付き】面接後のお礼メールは必要?書き方・注意点を解説

就職活動, 面接対策
2021.11.12
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投稿したユーザー : agentgate

面接が終わった後は、お礼メールを送った方が良いのでしょうか。

いざ送るとなっても、ビジネスメールの基本が分かっていないと、書く内容が分からず不安になってしまうという方も多いのではないでしょうか。

今回は、面接後のお礼メールが必要かを考えるとともに、書くべき内容や注意するポイントなどを解説していきます。

また、例文なども紹介するので、就活生はぜひチェックしてみましょう。
就活 お礼メール

就活生は面接後にお礼メールを送るべき?

そもそも、就活生は面接後にお礼メールを送るべきなのでしょうか?結論は、必須ではないけれど送った方が良いです。

採用担当者は、就活シーズンになると非常に多くの就活生と面接を行うため、お礼メールを送ったからといって必ず選考が有利に進むわけではありません。

しかし、面接メールを送ることで、わざわざ面接の時間を割いてくれた企業へのお礼を伝えられる他、志望度の高さを改めてアピールできるのです。

社会人になると商談後にお礼メールを送ることは一般的な為、面接に訪れた学生がお礼メールを送ってくることは、採用担当者に「マナーがある学生」だと好印象を持ってもらえるでしょう。

また、社会人になる前にビジネスメールの基本を学べる良い機会にもなる為、面接後のお礼メールはなるべく送るようにしましょう。

「就活 面接」についてもっと詳しい記事はこちら

面接後のお礼メールに書くべき内容

それでは、面接後のお礼メールに書くべき内容について詳しく見ていきましょう。

件名

メールの件名は、一目見て面接のお礼メールだと分かるようにするべきです。

【NG例】

  • 〇〇大学の山田です
  • 本日はありがとうございました
  • 面接お礼の件
  • このような件名だと、「誰からどんな内容で送られてきたメールなのか」が分かりにくく、意味の無いメールとなります。

    お礼メールに限らずビジネスメール全体のルールですが、本文を読まないと分からないような件名は基本的にNGです。

    【OK例】

  • 【○○大学 山田一郎】本日の面接のお礼について
  • 【〇月〇日の▲次面接の御礼】総務部希望・山田一郎
  • このように面接日や名前、所属大学、希望部署などを明記しておくと、件名だけで「誰から来た、どんなメールなのか」が分かります。

    お礼メールを書く際はこのポイントを意識すべきでしょう。

    宛名・挨拶

    メールの本文には宛名と挨拶を記載します。

    宛名は、「企業名」「部署名」「担当者名」の順に書くのがルールです。

    名前や部署名に間違いがないか、あらかじめ確認しておきましょう。

    もし担当者名が分からない場合は、「人事部ご担当者様」と書いてもOKです。

    また、株式会社を㈱と略して書くのは失礼です。

    きちんと「株式会社○○」と記載しましょう。

    担当者が個人名の場合は「様」で問題ありませんが、企業名のみ場合は「御中」と付けます。

    挨拶は、ビジネスメールでは「お世話になっております」などの文言で書き始めるのがスタンダードです。

    このあとに、氏名(フルネーム)、大学名・学部名を記載し、誰から来たメールなのか一目で分かるようにします。

    面接の感想と感謝の言葉

    面接をしていただいたことへのお礼を述べます。

    「本日はお忙しいところ貴重なお時間をいただきまして、誠にありがとうございます」などが一般的です。

    この際に面接の感想などを追記すると、志望度の高さをアピールできます。

    実際に面接で聞いた印象的な言葉や新たな気付き、面接後にどう感じているかなど自分の気持ちを上手に表すことが大事です。

    結びの言葉

    面接の感想や感謝の言葉を記載したら、結びの言葉を加えます。

    返信不要の旨を伝え、「末筆ながら本日の御礼とともに、貴社のますますの発展をお祈り申し上げます」など書くと良いでしょう。

    署名

    連絡が取れるように署名は必ず記載します。

    大学名・学部名、氏名、メールアドレス、電話番号、必要であれば住所なども記載しておきましょう。

    社会人になったらビジネスメールは必ず書けるようにしなければなりません。

    その前段階として、お礼メールは書けるようにしておいた方が良いでしょう。

    お礼メールは必須ではありませんが、送らなければ常識が無いと思われる可能性もあります。

    「面接 言葉遣い」についてもっと詳しい記事はこちら

    就活面接後のお礼メール例文

    面接後のお礼メールの例文を紹介していきます。

    【例文1】面接日当日に送る場合

    「件名:【〇〇大学山田一郎】本日の面接のお礼について」

    株式会社〇〇 総務人事部 〇〇様

    お世話になっております。

    〇〇大学〇〇学部の山田一郎と申します。

    本日はお忙しい中、面接のお時間をいただきまして誠にありがとうございました。

    〇〇様のお話を伺い、貴社のサービスや成長に必要なスキルについて深く理解ができました。

    特に「▲▲」というお話が非常に共感でき、心に残っております。

    もともと貴社が第一志望でしたが、本日の面接を経て、ますます貴社で働きたい気持ちが高まりました。

    面接のお礼を申し上げたく連絡した次第ですので、ご返信には及びません。

    末筆ながら本日の御礼とともに、貴社のますますの発展を心よりお祈り申し上げます。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    ○○大学○○学部○○学科4年

    山田 一郎

    メールアドレス:▲▲▲@▲▲▲ac.jp

    自宅電話番号:03-0000-0000

    携帯電話番号:080-0000-0000

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    【例文2】面接日以降に送る場合

    「件名:【〇月〇日の▲次面接の御礼】総務部希望・山田一郎

    〇〇株式会社 総務部 ご担当者様

    大変お世話になっております。

    〇月〇日に▲次面接を行っていただいた、〇〇大学〇〇学部の山田一郎です。

    お忙しい中、面接の機会を頂戴しましたこと、心より感謝申し上げます。

    面接を経て、貴社の取り組みや社風などを詳しく知ることができ、ますます貴社で働きたい気持ちが高まりました。

    もし採用していただけたならば、貴社のモットーである「▲▲」を実践し、貴社のさらなる発展に尽力する所存です。

    ご多忙かとは存じますので、ご返信には及びません。

    この度は誠にありがとうございました。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    ○○大学○○学部○○学科4年

    山田 一郎

    Mail:▲▲▲@▲▲▲ac.jp

    Tell(自宅):03-0000-0000

    Tell(携帯):080-0000-0000

    Address:〒000-0000

    東京都中央区〇〇〇1-1 ▲▲ハイツ203

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    面接後のお礼メールの例文を紹介しましたが、これはあくまで参考にしていただきたいものなので、これをコピペするような学生は社会にでて自分でメールを作成することはできないでしょう。

    面接後のお礼メールで注意するポイントは?

    せっかくお礼メールを送っても、ビジネスマナーを守れていないと逆効果です。

    ここからは、面接後のお礼メールで注意するべきポイントについて解説します。

    お礼メールを送るタイミング

    まず注意しておきたいのは、お礼メールを送るタイミングです。

    お礼メールは、なるべく面接当日に送るようにしましょう。

    企業は、たくさんの学生と面接を行っています。

    規模が大きな会社になると、同時に何十人もの学生と話すことがあります。

    面接を行ってから日数が立ってしまうと、いくら氏名や大学名を明記していても、どの学生だったのか印象が薄くなってしまいます。

    熱意が伝わりやすいうちにお礼や志望動機の高さをアピールするのが良いでしょう。

    どうしても面接当日中に送れない場合であっても、翌日中(なるべく午前中)には送るようにしましょう。

    また、メールを送る時間帯にも注意が必要です。

    就業時間内に送るのがマナーですが、事情により就業時間を過ぎた夜間に送らなければならない場合は、「夜分遅くに失礼いたします」など、一言添えるようにしましょう。

    敬語表現に注意し、読みやすい文章に

    ビジネスメールの基本は「正しい敬語表現を使い、読みやすい文章を心がける」ことにあります。

    自信のない表現は辞書やインターネットで調べるなどして、正しい表現を使用しましょう。

    間違いやすい敬語表現は、「~になります」→「~です」、「ご連絡いたしました」→「ご連絡しました」、「すいませんでした」→「申し訳ございません」などがあります。

    その他、謙譲語の表現なども間違えが起こりがちです。

    ここで得た知識は、社会人になってからも確実に役立ちます。

    しっかり意識しましょう。

    読みやすい文章を作るコツは、漢字とひらがなのバランスに気を付けるのも手です。

    メールは目から情報が入るので、漢字が多すぎると読みにくく、硬すぎる印象になります。

    適度に漢字とひらがなを使用し、目で見ても分かりやすい構成を心掛けるべきです。

    また、一文を長くしないことや適切な改行を意識すると、さらに読みやすい文章になります。

    絵文字や色文字は使わない

    これは基本中の基本ですが、ビジネスメールに絵文字や色文字は厳禁です。

    面接後のお礼メールに絵文字を使う就活生は居ないとは思いますが、例えくだけた雰囲気で行われたアットホームな面接であっても、ルールを守ったメールを送りましょう。

    「!」や「!?」なども控えるべきです。

    面接後のメールで注意するポイントを伝えてきましたが、これらはビジネスマナーの基本ですので注意するポイントを守れていなければビジネスマナーが無く、常識の無い人間だと思われてしまいます。

    企業からお礼メールの返信が来た場合は?

    企業からお礼メールの返信が来た場合、どのようにすれば良いのか伝えていきます。

    お礼メールを送る前に届いた場合

    お礼メールを送る前にメールが届いた場合は、選考について確認事項があったり、次回の選考についての内容だったりするケースが大半です。

    次回面接日の日程調整についてのメールなど、質問があった場合はすぐに回答を書き、返信するように心掛けましょう。

    お礼メールを送った後に届いた場合

    自分がお礼メールを送った後にメールが届いた場合は、行き違いでない限り面接お礼メールへの返信と共に質問・確認事項がある場合が多いです。

    お礼メールを送っていただいたことへのお礼を述べるとともに、質問・確認事項に回答しましょう。

    お礼メールの返信が来た際には必ず、そのメールに返信するようにしましょう。

    次回の選考についての内容だった場合、それに返信しなければ今回の面接を蹴ることになり、自分自身が後悔することになります。

    「面接 断り方」についてもっと詳しい記事はこちら

    面接後のお礼メールを送る場合はプロに相談してみる

    「面接後のお礼メールの書き方が分からない」「お礼メールを送るべきか迷う」

    という方は当社のキャリアコンサルタントに相談すれば、より的確な自己分析や自分に合った企業を見つけられるでしょう。

    また、就活はさまざまな悩みを抱えてしまうものです。

    「そもそもどうやって企業を探すのか」などアドバイスが受けられるので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

    まとめ

    面接後にお礼メールを送るべきか、送る場合はどのような書き方をするべきか、について解説してきました。

    お礼メールを送ることで選考が有利に進むとは限りませんが、心証が悪くなることはありません。

    面接の機会を設けてもらったお礼や志望度の高さを伝える良い機会にもなる為、志望する企業であればあるほど、お礼メールは送った方が無難でしょう。

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