投稿したユーザー : agentgate
就職活動をして希望のところに入れなかったら就職浪人すべきなのか、就職留年の方が良いのかと悩む就活生もいるのではないでしょうか。
就職浪人を選ぶ場合は、現役時代とは違う気持ちで就職活動をする必要があります。
今回は就職浪人のメリット・デメリットから、就職浪人が内定を得るための大事なポイントまで伝えていきます。
就職浪人するか迷っている就活生は必見です。
就職浪人とは、希望する企業から内定を得られない等の理由により、大学卒業後も就職活動を継続する人のことです。
就職浪人と似たような言葉で、「就職留年」がありますが両者は全く違います。
就職浪人と就活留年の違いを説明していきます。
「就職浪人」とは大学卒業後も就職活動を続けている人のことを言います。
これに対し「就職留年」とは就職活動のため、意図的に留年する人のことです。
就職留年は大学を留年することになるため、余分な学費を用意しなくてはなりません。
このため就職浪人をしている人のほとんどは金銭的な余裕がなく、就職留年を選べないため就職浪人を選んでいます。
就職浪人は時間が経つごとに条件が不利になり、精神的に余裕がなくなります。
しかし、就職留年は一年間の猶予があり、就職浪人より精神的に有利です。
金銭的な余裕があれば、就職留年を選択する方が良いでしょう。
「令和2年度学校基本調査(確定値)の公表」によると就職浪人は「就職も進学もしていない者」に該当します。
大学卒業後の状況 | |
就職者(正規・非正規含む) | 77.7% |
進学者 | 11.3% |
就職も進学もしていない者 | 7.1% |
その他 | 3.9% |
つまり、大学卒業後に就職浪人の立場を選ぶ人は7%で、就職者や進学者と比較すると、少ないでしょう。
就職浪人は新卒として扱われないため、新卒気分で就職活動すると失敗します。
就職浪人は早く就職活動を終了しないと時間が経つうちに益々不利になるでしょう。
就職浪人のメリット・デメリットを紹介します。
時間が経つ分不利になってしまうと考えてしまう人が多いですが、捉え方によってはもちろんメリットもあります。
就職浪人は就職活動を一度経験しているため、マナー・スケジュール・コミュニケーション能力など、現役生よりスムーズなやり取りが可能です。
自己分析や履歴書、面接など現役時代に失敗したことを見直し改善することができるため、現役生よりも余裕のある就職活動ができます。
現役の時は自分が何をやりたいのかわからないまま就職活動することが多いです。
しかし就職浪人は既に自己分析に時間をかけ自分を客観視することができているため、エントリーシートの内容を見直し、面接の準備に時間を割くことができます。
自己分析で自分のやりたいことが見えてくると就職活動を有利に進められるでしょう。
さらに学生時代の友達が既に就職活動を終えているためアドバイスを受けることができ、場合によっては採用のポイントなども教えてもらえるかもしれません。
就職浪人は現役生に比べて、時間がたくさんあるため就活に専念できることもメリットです。
現役時代はテスト・ゼミ・必修科目など、限られた時間の中で就職活動をしなくてはいけません。
しかし時間に余裕がある就職浪人は、説明会や面接の時間なども調整でき他のことを気にせずに就活ができます。
就職浪人は就職活動に慣れが出ると企業側に良いイメージを与えません。
自己分析をしっかり行わないと面接官に見抜かれ再び就職活動に失敗するでしょう。
就職浪人は新卒扱いではなく既卒扱いとなり、新卒採用枠で選考が受けられない場合があります。
中途採用枠の応募になる可能性が高いですが、中途採用枠は転職者が応募するため社会人未経験の就職浪人は不利になるでしょう。
このため希望する企業の新卒枠については、自分が応募できるかどうか企業に確認することをおすすめします。
もちろん、年齢や就業経験によっては、新卒と同じ扱いで面接をしてくれるケースもあるので、それは企業によって異なります。
大学在学中は大学からビジネスマナー講座や面接講座、起業説明会などの手厚い就職活動のサポートを受けられますが、卒業後はこうしたサポートを受けることができません。
就職浪人は自力で準備する必要があります。
就職浪人が面接時に必ず聞かれる質問は「新卒で就職が決まらなかった理由」です。
企業の中には就職浪人について厳しい目を持っている所もあります。
このような質問に対しても明確な理由を言えるようにしておかなくてはいけません。
また、「浪人している間にどんなことをしてきたか」も問われる可能性があるため、選考の難易度は現役時代よりも高くなるでしょう。
就職浪人中は学生時代の友人達が既に就職活動を終えているため、孤独な戦いになります。
また、不安や焦りに繋がるのが「何が何でも一流企業に入る」など就職浪人ならではのプレッシャーです。
プレッシャーや不安を感じたら誰かに相談することも必要でしょう。
就職浪人は中途採用枠で応募する可能性が高いため、就職活動では苦戦するでしょう。
「今度こそ一流企業に入る!」に固執すると失敗します。
就職浪人は1人で就職活動しているため、自分を客観視できません。
面接で上手く話したつもりでも、面接官に伝わっていない場合があります。
第三者に面接で話す内容を見てもらい、客観的なアドバイスをもらうことが大切です。
「一流企業に絶対に入りたい」「年収がいいから受けたい」などの基準で企業を選ぶと、その企業は本当に自分と合っているのか判断できません。
企業研究だけではなく「自分が本当にやりたい仕事は何なのか」など自己分析をすることが重要です。
自己分析をしっかり行うことで、希望していた企業とは違っていても満足度が高い就職活動ができるでしょう。
特に、大学生と違い、就職浪人の人は、時間がある分有意義な自己分析ができます。
「自分は偏差値の高い大学を出ているから絶対に一流企業に入れるだろう」などという発想は危険です。
高い技術やスキルを持っていてもそれを企業に上手く伝えることができなければ就職活動は失敗するでしょう。
自分を客観視し、視野を広げて興味のある分野の企業も受けることをおすすめします。
就職浪人は現役時代より内定を取る難易度が確実に上がるため、就職浪人中は専門的な資格やスキルを身に付けた方が良いでしょう。
資格やスキルの取得は履歴書に書けるだけでなく、「就職浪人中に打ち込んだこと」として企業にアピールできます。
特に英語やプログラミング系の資格は、取得すると有利になるため積極的に取得しておきましょう。
自分を客観視せず独りよがりになると就職活動に失敗します。
一流大学卒だからといって一流企業に入れるわけではありません。
仮に就活に失敗した場合、一般企業への就職だけではなく、進学・公務員・起業を目指す選択肢もあります。
就活に失敗した場合、大学院に進み、就職を先延ばしする方法もあります。
就活浪人をしてしまうと履歴書に穴があいてしまい、就業していない期間は何をしていたのか質問されてしまいます。
「勤労」は国民の義務でもあるため、働かないわけにはいきません。
しかし、進学すれば、就活に失敗したことを履歴書上は隠すことができる上に、「教育」の義務を全うして、勉学に励んでいると評価されます。
大企業を受ける場合既卒は不利になりますが、公務員試験では既卒だからといって不利になることはありません。
公務員試験は浪人者が多く、例え浪人していても影響は小さいでしょう。
また、公務員試験は受験制限年齢に達していなければ受験できるため、新卒・既卒に関係なく受験できます。
ビジネスモデルを創り上げ、起業する方法もあります。
学生起業家支援に力を入れている大学もあります。
他にも支援制度がある大学はいくつかあるため、興味があれば調べてみると良いでしょう。
一般企業に入ることが全てと思うのは間違いです。
一般企業への就職だけに固執してしまうのも、長い人生を考えると勿体ないでしょう。
企業は面接で必ず就職浪人になった理由を聞いてきます。
この質問について面接官は就職浪人全てを否定的に捉えているわけではありません。
しかし、言い訳や誤魔化すような答え方には敏感です。
面接官に良い印象を持ってもらえるような答え方をする必要があります。
就職活動中の面接では、就職浪人になった理由は素直に伝えましょう。
「就活の準備に早く取りかかれなかった」「就活に対しての認識が甘かった」「少数の企業しか受けなかった」など、素直に理由を伝え、同じ失敗を繰り返さないために努力していることを伝えます。
ただし、「ギャンブルにハマっていた」など、明らかに面接官の印象を悪くするような答え方はNGです。
部活動やアルバイトなど学生時代に頑張っていたことをアピールしましょう。
また就職浪人中に頑張っていたことも併せて聞かれるため、資格やスキル取得など頑張っていたことなどを面接官にアピールできるとベストです。
面接官が納得できないような回答は不利になり、その点について面接官はとことん追求してくるでしょう。
面接官が納得できない答え方は「内定をもらっていたが、納得できず就職浪人しています」などです。
「なぜそこで働かなかったのか?」と次々と追及されてしまいます。
事実であればすぐに回答できるはずですが本当ではない場合、面接官はそれを見抜き不利になってしまうでしょう。
就職浪人した理由を誤魔化そうとすると面接では悪い印象を持たれます。
就職浪人した理由が「ギャンブルにハマっていた」など必要のないことを伝えるのはNGです。
就職浪人は一般的に不利だと言われています。
もし希望の企業に入れず就職浪人するならば徹底した自己分析が必要です。
時間がある就職浪人だからこそ、「自分が本当にやりたいことは何か」と考えることが必要です。
自分を客観視し、見つめなおすことで本当に入りたい企業がどのようなところであるのかが見えてくるでしょう。
就職浪人するか悩んでいる就活生はプロに相談してみると良いでしょう。
弊社は既卒、就活浪人の人でも安心できるサポートです。
就職浪人しても心配なく就活に専念できるようにするためにぜひヒトテクノロジーにご相談ください。