投稿したユーザー : agentgate
面接の際に、尊敬する人はいますか?と質問されることがあります。
好きな人はたくさんいるけれど、尊敬する人はと聞かれたとき即答できるでしょうか。
尊敬している人と好きな人の違いを考えると、すぐに答えが出てこなくて結論を出せずに頭を抱えてしまうこともあるでしょう。
尊敬する人はいますか?と聞かれたときに、どのように答えると良いのでしょうか。
そして、面接官は面接の際、尊敬している人を質問するのはなぜなのでしょうか。
この記事では、面接官がなぜ、尊敬する人について面接の際に尋ねるのか解説します。
就活生は、質問の意図を理解して、質問されたときにすぐに答えられるように、この記事を参考にしてみましょう。
尊敬する人を企業が学生に質問をする理由は、大きく分けて4つ挙げられます。
1つずつ説明していきましょう。
尊敬とは尊敬する人の人格を尊いものと考えて敬うことです。
人格や行為もしくは業績に対して尊敬することを意味します。
尊敬する人は、自分自身が望むことを成し遂げた人である場合や、自分に似ている人を挙げる傾向があります。
尊敬する人に対し、何かしらの自己投影をしている場合が多いため、尊敬する人についてしっかりと回答することで、自己分析力が身に付いていることを判断できるでしょう。
尊敬する人は、自分が将来成し遂げたいと思っていることをすでに実現し、成功している人を選択することが多いでしょう。
このため、尊敬する人を質問することで、将来どのようなことを成し遂げたいと思っているのか将来像を把握できます。
面接時に尊敬する人を質問するのは、就活生の価値観を知るためです。
企業とマッチするのか判断し、採用のミスマッチを防ぐため、価値観がマッチングするのか、知りたいと考えています。
面接時に尊敬する人を質問する理由の4つ目は、説明するスキルがどれくらいあるのか測るためです。
尊敬する人について質問された際、企業側はその人物を知っているわけではありません。
どのようにしてその人物を尊敬するのに至ったのか、理由などがまとまっていると説明スキルが高いと判断されるでしょう。
また、尊敬する理由を論理的に伝えられることで、コミュニケーション能力のある人として判断されます。
尊敬する人を答える時に、企業は説明スキルがあるかを見ています。
このため、テキトウに答えたり、質問の答え方を考えていなかったりすると、説明スキルがないとみなされます。
面接で尊敬する人を質問された際、どのように回答すれば良いでしょうか。
好きであることと尊敬していることは、別の意味になります。
好きな人は、美貌や才能に憧れの気持ちがあるので好きという気持ちを持ちます。
尊敬する人は、自分が将来なりたいと思う人には当てはまらないため、好きと尊敬を間違えないように気を付けましょう。
好きと尊敬は違うと言われて、混乱する人も多いでしょう。
尊敬する人の質問をされた際の、回答の流れを紹介します。
尊敬する人の質問を受けたら、まずは名前と簡潔に紹介します。
簡単に紹介を終えたら、尊敬するようになったエピソードを話します。
そして、エピソードを踏まえてなぜ尊敬するようになったのかを答えましょう。
尊敬している人を見て、自分がどうなりたいと考えているか答えます。
尊敬している人を参考にして、自分が将来どうなりたいのか答えましょう。
好きと尊敬は全く別物です。
好きと尊敬は同じだと考えていると面接で尊敬する人を答える時に全く違うことを回答することになります。
尊敬する人と聞かれても、すぐに思い浮かばない人もいるでしょう。
そのような場合は、自分のターニングポイントを参考にしたり、自分の考えを逆算したりと自分を基点にして考えてみましょう。
自分の人生において、すでに何回かターニングポイントを経験しているはずです。
そのターニングポイントを探して参考にしましょう。
自分の人生において、方向性が変わるタイミングで、誰かの影響を受けることが考えられます。
そのとき、影響を受けた人について調べてみると、尊敬できるポイントが見つかるかもしれません。
尊敬する人を見るける場合の探し方として、自分の考えから逆算して考えるのも1つの方法です。
自分が実践したいと思っていることがあっても、なかなか実践できないときもあるでしょう。
自分ができていないことを実践している人を探して目標にするのは、尊敬する人を見つける近道かもしれません。
尊敬する人がいないからといって何もせずにいると面接で失敗するでしょう。
尊敬する人の見つけ方を解説してきました。
実際に尊敬する人を決めたとき、相手と自分の関係性によって回答も少し変わります。
尊敬する人として、身内、学校の先生、著名人の回答例を紹介します。
ぜひ参考にしてみましょう。
尊敬している人が身内の場合は、尊敬できるエピソードやその人の性格も理解しているため、追加で質問されても答えやすいでしょう。
ただ、身近な人物を企業側に説明をする際は、尊敬できるポイントを具体的にイメージしやすいように回答することが重要です。
私が尊敬している人物は父親です。
尊敬している理由は、人の話を否定せずに肯定しながら会話をする対話力があるためです。
子どもの頃から父と会話をする際、私がいくら間違ったことを言っても、頭ごなしに否定をせずに聞いてくれました。
対話を通じて、正解を導き出す父のコミュニケーション力を身に着けて、相談したいと思ってもらえる人になりたいと考えています。
他の人の悩みを解決して明るい笑顔を見られるのが嬉しいと言っていた父のように、課題の解決を一緒に伴走できるようなサポートをしていきたいと思います。
尊敬している人を学校の先生にした場合は、尊敬したエピソードを伝えやすいでしょう。
身内と同様に、学校の先生の場合も企業側は人物を想定しづらいため、尊敬できるポイントを具体的にイメージしやすいように回答することが重要です。
私が敬している人は、中学校時代の担任教師です。
中学2~3年と英語を担当していました。
ただ授業をするのではなく、その時流行っていた映画や音楽について、セリフや歌詞を紹介して楽しませてくれます。
最初は英語が少し苦手だったけれど、先生が楽しいことを紹介しながら授業をしてくれたので、苦手意識もなくなり、楽しく学んだのが良い想い出です。
学生を飽きさせずに、さまざまな工夫をして喜ばせながら教えてくれる姿勢は、尊敬に値します。
私も先生のように人を楽しませ、質問してよかったと思ってもらえる人になりたいです。
尊敬している人で著名人を選択した場合、企業側も著名人に対し同じ認識を持っているでしょう。
尊敬している部分と自分がどうなりたいかを簡潔に伝えるだけで、企業はイメージを付けやすくなります。
私が尊敬する人は、元メジャーリーガーのイチロー選手です。
イチロー選手には数々の名言があります。
長年にわたって習慣化してきた努力と、常に持ち続けているプロ意識を尊敬しています。
社会人になるにあたり、イチロー選手のように、プロ意識を持ち、努力すること自体を習慣化し、最大限のパフォーマンスを発揮できるような人間になりたいと考えています。
回答例を紹介してきましたが、この回答例をそのまま真似して答えても意味がなく企業側に深掘りされた時にうまく答えられずに後悔することになるでしょう。
面接での質問で尊敬する人を聞かれた際、身内や恩師、著名人とさまざまな人を選んで良いと解説しました。
尊敬する人を回答するにあたり、注意しなくてはならないポイントがあります。
尊敬する人を著名人で回答するときは、人によって好き嫌いが分かれる人は避けた方が良いでしょう。
尊敬する人として答えた著名人に対し良い印象を持っていなかった場合、尊敬する人を答えることで、印象が悪くなってしまいます。
これは著名人に限らず、学校の先生など身内以外を選択した際に当てはまります。
尊敬する人とのエピソードに具体性がない場合、どんな人なのかを説明するのに時間がかかってしまいます。
尊敬している人を、どのように尊敬しているのかを説明することが大切です。
賛否の分かれやすい人や、具体的なエピソードがないような人は避けましょう。
尊敬する人を選ぶ際に注意するべきポイントを確認しておかないと企業側に印象を悪く持たれ、話をまとめられていないと思われるでしょう。
ここまで尊敬する人を質問されたときの選び方と回答方法を解説してきました。
さまざまな事例をもとに紹介しましたが、今後は、尊敬する人を聞かれる機会は減っていくでしょう。
なぜなら、尊敬する人を答えることは、その人の思想・信条に関わる内容を含んでおり、その内容で合否を決めるのは差別につながるとされているからです。
とはいえ現状では、まだ尊敬する人はと言う質問は、面接を受ける際にされる可能性はあります。
質問された際には、今回の記事を参考にして、スムーズに答えられるようになりましょう。
この記事を読んでもいまいち尊敬する人の答え方が分からないという場合はヒトテクノロジーに相談してみましょう。
尊敬する人の答え方を的確にアドバイスすることができます。
また、志望動機やガクチカなどの書き方が分からないという場合も就活生の魅力をアピールできるようにサポートします。
就活のことで相談したいことがあればヒトテクノロジーがおすすめです。