履歴書に短所を書くコツは?短所をアピールに変換して就活を突破しよう

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2022.01.28
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投稿したユーザー : agentgate

弱点と言える短所を履歴書に書くことに抵抗を感じるかもしれませんが、短所は書き方によって高評価を受けることができます。

この記事では、企業が短所を確認する目的や短所の考え方、注意点について解説していきます。

短所を書く際の参考にしてみましょう。
履歴書 短所

企業が履歴書の短所で見ているポイント

企業は履歴書の短所から何を見ようとしているのでしょうか。

自己分析ができているか

企業は履歴書の短所から、就活生が自分自身を客観視できているかを確認します。

短所を正確に理解できるということは自己分析ができている証拠です。

客観的に自分を見ることができる能力は社会人にとって重要です。

長所と短所を正確に理解できれば、長所を活かして成果を上げることができて、短所を意識することでミスを回避することができます。

問題解決能力が備わっているか

誰にでも短所はありますが、それを克服する意志があるかどうかは別です。

短所があるのはしょうがないと放置する人は克服する気がない・問題を解決しようとする意志や能力がないことになります。

企業は就活生がどんな短所を持っていて、それにどう向き合っているのか確認することで問題解決能力の有無を判断します。

問題解決能力も、社会人に必要不可欠な能力です。

仕事は助け合いながら行うものですが、問題解決能力がなければトラブルに対応できず周囲に負担をかけて全体の業務効率に影響を与えてしまいます。

そのようなことにならないように短所から問題解決能力の有無が確認されます。

自社に適した人材か

企業は自社の社風に合い、募集職種への適性を持った人材像とマッチした人材を採用したいと考えます。

どんなに優秀な人材であっても、企業風土や職種への適性がなければ早期退職のリスクがあります。

ミスマッチをなくし、適性を持つ人材に長く働いてもらえるよう就活生が自分の短所と、どのように向き合って克服しようとしているのかを確認することで自社に最適な人材であるかを判断します。

短所というネガティブな部分を確認されることに疑問を持つ就活生は多いかもしれません。

しかし、企業は履歴書の短所から、この3つについて確認しています。

短所だけを書くと、質問の意図を理解していないとマイナス評価になります。

短所と向き合う姿勢を伝えることで、アピールにつなげましょう。

また、短所を知ることは人柄を知ることにもなるため、正直に書くことも時には大切です。

「就活 自己分析」についてもっと詳しい記事はこちら

履歴書で短所を考える際のポイントは?

自分の短所が分からないこともあれば、逆に多すぎて悩むこともあります。

短所を考える際のポイントについて説明します。

自分の特徴から考える

自分の特徴だと思えるものを思いつく限り考えてみましょう。

自分の特徴から考えると短所につながるようなものが見えてきます。

このため、思いつくものが多ければ多いほど短所につなげられるものも多くなります。

苦手としていることでもかまいません。

思いつく限り自分の特徴を考えてみましょう。

長所から考える

長所から短所を考えてみるのも効果的です。

長所と短所は表裏一体で、表現次第でどちらにでもなります。

例えば、「計画性」が長所だとします。

これを短所として言い換えると「積極性に欠ける」になります。

しかし、長所が「柔軟性」で、短所が「頑固」だと明らかに矛盾しています。

一目見て分かる矛盾を面接官は見逃しません。

面接に進んだら指摘される可能性があります。

どちらかに裏返した時に矛盾しないよう言葉選びには注意しましょう。

過去の失敗から考える

過去の失敗から短所を考えてみましょう。

大きな失敗でも小さな失敗でも構いません。

失敗するということは、短所と言えるような弱みや苦手なことがその中にあることが多いため、失敗した原因、失敗せずに済むためには何が必要だったのかを考えてみましょう。

失敗した原因が分かれば、何をすれば失敗しなかったのか、必要だったことも見えてきます。

1つ1つを紐解いて考えていけば、自分の短所だけではなくそれを補うまたは改善する方法も見えてくるため、短所と解決策の両方が見えてきます。

他己分析から考える

自分の短所はどこか親しい友人や家族に聞いてみるのも良いでしょう。

人それぞれ、様々な角度から短所について教えてもらうことができます。

複数人の他己分析と自己分析の結果が一致すれば、それが自分の短所と考えて間違いないでしょう。

他己分析をする際は、長所など他のことについても聞いてみましょう。

短所だけ聞くと、相手は本当のことを言い出しにくくなります。

長所なども聞いて、それを自己分析の結果と照らし合わせて自分自身の正確な人物像の確認をすることもできます。

浅い考えで出た短所は、担当者を納得させることはできません。

様々な角度から短所を考えることで説得力を持たせましょう。

「就活 短所」についてもっと詳しい記事はこちら

履歴書に短所を書く際の注意点

短所はネガティブな部分ですが、書き方で面接官の印象は変わります。

履歴書に短所を書く際の注意点について解説します。

結論を最初に書く

短所は何か結論から先に書きましょう。

自分の短所を理解していても面接官に読んでもらえなければ意味がありません。

面接官が読んですぐに短所は何か理解できるよう結論を最初に書きましょう。

ポジティブな言葉に置き換える

短所はネガティブな部分ですが、言葉までネガティブにする必要はありません。

「おおざっぱ」が短所なら「おおらか・寛容」と言い換えることができます。

ポジティブな言葉に置き換えましょう。

改善策についても書く

先ほども説明したように企業が履歴書の短所を確認する理由の1つは、就活生が問題解決能力を持っているか見極めるためです。

短所と共に改善策として、行っていることも伝えて問題解決能力をアピールしましょう。

具体性を持たせる

短所が原因で失敗したことを詳細に書いて文章に具体性を持たせましょう。

具体的な文章は内容に説得力を持たせることができるため、面接官が納得しやすい・理解しやすい文章になります。

仕事と関係しない内容は書かない

履歴書に書く短所とは性格や思考などを指します。

「背が低い」といった身体的特徴だと、仕事との関連性が薄いことも多く、企業が本当に知りたいことを伝えられない可能性があります。

質問の意図が理解できていないと、マイナス評価になるでしょう。

仕事と関連する短所をチョイスしましょう。

マイナス評価を受ける短所は書かない

「遅刻癖がある」など社会人としての常識・適性を疑われる短所を持った就活生を好んで採用する企業はありません。

確実にマイナス評価を受けることになる短所を書いてはいけません。

短所はありませんはタブー

「短所はありません」は書いてはいけません。

短所がないとは自分を客観視できていない、もしくは不誠実な対応と判断され、間違いなくマイナス評価になるので短所を必ず書きましょう。

短所の部分は面接官に読まれなければ意味がないため、読みやすい文章であることも重要です。

常識的に考えて、社会人としての適性を疑われる短所は書いてはいけません。

短所の例文

解説した内容を踏まえた例文を2つ、紹介します。

短所を考える際の参考にしてみましょう。

例文1

私の短所は優柔不断なところです。

サークル活動で代表になった際、今後の活動方針について考えをまとめることができず、重要なことや緊急性の高いことを順序だてて計算できずに、惰性で動いてしまうことがありました。

このような失敗を繰り返さないよう何かを行う際は、優先順位をつけて行動するようにしました。

優先順位に従って1つずつ解決していくことで、今までのように迷うことが減り効率よく物事を行えるようになりました。

御社でも重要度の高いものから行動し、円滑に業務を行うことで貢献していきたいと考えております。

例文2

私の短所は心配性なところです。

学生時代、清掃のアルバイトをした際に掃除をし忘れてないか心配になり、2度3度と同じ場所を掃除して無駄に時間がかかってしまうことがありました。

無駄な作業を何度も行わないようメモ帳に担当箇所を書き出し、掃除を終えたらチェックをつけて確認できるようにすることで効率よく仕事が行えるよう工夫しました。

御社でも、仕事でミスをしないよう確認を怠らず、効率よく働くにはどうすべきか常に意識して活躍していきたいと考えております。

短所を伝えるときに長々と述べても読みにくいだけです。

読みやすく分かりやすい文章量でまとめましょう。

最後に短所の克服策が仕事でどう活かせるのかを伝えましょう。

「履歴書 アピールポイント」についてもっと詳しい記事はこちら

短所をアピールポイントに!

履歴書に短所を書く理由、短所の考え方、履歴書に書く際の注意点について紹介してきました。

短所はネガティブな部分なので、書きづらく感じるかもしれませんが履歴書に嘘を書くことはしてはいけません。

仮に内定をもらっても就職後に、その嘘が自分を苦しめることになるかもしれないからです。

このようなことが起こらないよう正直に自分の短所を伝え、どのように向き合い克服しようとしているのか表現に注意して履歴書に書きましょう。

説得力を持って、伝えることができれば短所というネガティブな部分がアピールポイントになります。

「自分の短所が分からない」「言葉が思い付かない」と悩むことがあれば、ヒトテクノロジーにご相談ください。

短所の見つけ方や短所を効果的に伝える方法をアドバイスします。

また、短所のこと以外にも自己PRやガクチカなどの書き方についても的確なアドバイスをしてもらうことができます。

就活の悩みを一人で抱えず、ヒトテクノロジーのサービスを活用した後悔のない就活を行いましょう。

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